NPOで働く人ってどんな想いで働いてるんだろう?~現役女子大生がインタビューしてみた~

はじめまして。認定NPO法人まちづくりスポットでインターンシップをしている平井真琴と申します。富山市に住んでいて、富山大学都市デザイン学部に通う3年生です。

私は、将来NPOで働くことに関心をもっていて、現在「歩みだすその一歩を応援します」をビジョンに掲げてNPOを応援するNPO団体「まちづくりスポット」のとやま事務所(通称、まちスポとやま)でインターンシップに臨んでいます。

今回は、まちづくりスポットの本部がある岐阜県高山市で、保護猫シェルター「にゃんliving」を立ち上げた五十嵐さんにNPOで働くことのインタビューを行いましたので、記事にしてみました。
五十嵐さんがNPOの活動に参加するようになった経緯や、にゃんlivingを立ち上げたきっかけ、今後の目標などを聞かせていただきました。

1.五十嵐さんが活動に至るまで

元々福島県に住んでいた五十嵐さんですが、東日本大震災で被災し、その後高山に避難し、暮らし始めたそうです。

その際に地元のために自分にできることをしたいということで、高山の野菜を福島に届ける活動を始めたものの、個人の活動では限界が…そんなときに友人からまちスポの存在を教えてもらいまちスポと出会いました。

そんな五十嵐さんは高山に来てから動物愛護ボランティアに参加していましたが猫を保護してほしいという人の割合と保護ねこの里親になりたいという人の割合の不一致、すなわち需要と供給の不一致やボランティアの負担の大きさに疑問を感じ、次世代にこのまま引き継いでいくわけにはいかないと考えていました。
いろんな人が動物愛護に気軽に取り組めるようにと始まったのがにゃんlivingです。


2.にゃんlivingとは
にゃんlivingは開放型保護猫シェルターです。ここでは猫カフェとは違い猫とのふれあいがメインとなっています。
にゃんlivingの運営はお店に遊びに来てくださるお客様の入店料を原資としており、そのほか市民からの猫用品の寄付、猫のごはんの寄付などで成り立っています。また動物愛護団体と連携しており、動物愛護団体が保護している猫を預かり育てる施設として多くの猫の飼養管理を担い、里親さんとの出会いの場として情報発信やイベント開催の手伝いをおこなっています。預かりボランティアの大規模版というイメージです。
また、にゃんlivingにいる猫たちは飼い主さんを募集しています。保護猫譲渡会ではケージに入っているため一人の時の様子や見た目を見て家族になるか決めてもらいますが、ここでは普段のねこの様子や性格を見て家族になるかどうか決めることができます。
にゃんlivingでは小さい子供のいる家庭に譲渡される可能性を考慮して、訪れる人に対して年齢制限を設けていないので小さいお子さんのいる家庭でも家族みんなで猫を見に行くことができます。

3.五十嵐さんの目指すところ
五十嵐さんは自分の地域のねこは自分の地域の動物愛護団体で保護し命を守る、動物愛護の地産地消を支援したいと考えています。
これは一朝一夕では実現できないことなので持続性を持たせる必要があります。そこで、自分がいなくても仕組みが回っていくように気持ちの共有をしていくことが大切だと話していました。

4.さいごに
実は私の母も保護猫活動を富山でやっていて、身近でそんな母を見ながらNPO活動に少しずつ触れてきました。だから将来はNPOで働いてみたいという思いを持って今インターンシップをしています。
これからも私のインタビューに協力いただけるNPO関係者の方がいらっしゃいましたら是非、直接インタビューをさせていただけたらうれしいです。

お問い合わせは、
「まちスポとやま」まで
toyama@machispo.org