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帰路




道を照らす。

皆が迷わないように。

自分の向く道を歩く道を進む道を

間違わないようにして灯で照らす。




ろうそくの炎がゆらゆらと燃え盛る。

その場の道を歩く時には不安があるだろう。

「なぜわたしはこんな所…ろうそくの炎がたくさん並んで燃え盛る道の真ん中を歩いているのかしら…?」

そう思うこともあるだろう。

『助ける。』

そう決めて待っている仲間がいる場所へと続く道だ。

何の不安もない。

ただ歩いて行って着く場所まで向かうだけだ。

それ以外は何もない。



今は

ただ

ゆっくりと

休んでいればいい。



地上での大きなシゴトをご苦労さん。

おつかれさま、でしたな。




ゆっくり。

ゆっくり。

ゆっくり。

ゆっくりと。


今生での旅の垢を洗い流して

しばらく。

ゆっくりと。

地上での人生を生ききった自分を誉めて

ゆっくりと眠るがいい。休むがいい。





いつまでも眠っていてもいいのだぞ。

この場所は

起きてこないからと言って

起こしに行くことはない。

起こそうと何かを投げかけて

睡眠の邪魔をすることもない。



ただ自分ひとりだけの

その世界の中に入って

充分に休み続ける。



今は…

休んでいるだけでいいのだからだ。





 🪷🪷🪷 


そうして

充分に眠り

魂の栄養を受け取り

元気がよみがえったものたちは

動き出す。



誰かに何かを言われたのではなく

自ら動いていく。

そして

自分のすべき事を思い出していく。

そのすべき事は

何処からか、誰かから、に

命令されたものではない。

自ら志願して名乗りをあげたものなのだ。




「それをします。やります。」

魂が望み立候補したこと。

それをする時が来た。する時に入った。

魂は直感。

ストレート。

曲がらない。

変化球好まない。



いや…たまには、

変化球も面白い!と

設定に盛り込んで勇んで行く仲間もいる。





 🌈🌈🌈


癒やしの音色

聴き飽きたか?

まだたくさんの音色を聴いているといい。

奏者の音を

ダイナミックな波動を

受け取りながら

静かに。静かに。

眠るといい。



よく。よく。休んで。

眠りなさい。




ここは安心の場なの。

脅かすものも

怖がらせるものも

怒りを煽らすものも

恐怖。不安。心配。支配。執着。

どれもこれも存在しない処なの。

安らかな想いの場なの。




ゆっくり。

ゆっくり。

ゆっくりと。

休んでいなさい。

いずれは動き出す、その時まで。

ゆっくりとな。

魂を癒してあげて。

天にやっと、

帰宅出来たのだから。











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