ウォルマートが銃の弾丸の販売を停止
今回はとくに単なる感想ですが、米国最大のスーパーマーケットであるウォルマートが銃の弾丸の販売を停止したというニュースについて
そもそもウォルマートが銃や銃の弾丸の販売をしていたのか。ということの驚きと、アメリカはやっぱりすごい国だな。と改めて感じたことを図表に込めて
2017年度の世界の小売業売上高ランキング
(商業界オンラインより引用)
ウォルマートは世界最大の小売業者であるスーパーマーケットで、図ではスケールを切っていますが、2位の2倍以上、4850億ドル≒50兆円の売上を誇ります。日本のどこにでもあるイオンと比べるとその巨大さが分かるようにも思います。
弾丸の販売を取りやめたということよりも、そのような巨大なスーパーマーケットで銃の販売等をしてきていたということに率直に言って大変なしゃかいであることだと感じたものです。
全米ライフル協会の政治献金の推移(100万ドル単位)(BBC)
全米ライフル協会といえば、オバマ前大統領が涙ながらに銃規制を訴えた際に「感情的な説教はいらない」と言ったり、銃乱射事件の際に学校の側でもM4ライフルを持っていれば…とコメントしたりが印象的です。
銃による死者数と銃の保有率
縦軸が銃に関連する死者数(10万人あたり)で横軸が100人あたりの銃の数です。正の相関があると言えるとおもいます。アメリカは、そう、右上にその他を圧倒的に引き離してしています。
銃は安全性だけでなく経済的にもコストになることはあっても生産に役立つようなことは考えづらく、合理的なアメリカ人がなぜ放置しているのか
単純に全体としてみれば不思議な状況ですが、現在の状況を所与で考えると自衛力が必要になるという理屈はわからなくもありません。いわゆる「囚人のジレンマ」の状況にあると指摘されています。
感想としては、アメリカ社会は個人の集合で、個人としての判断を集団の空気のようなものに覆われて群集心理的によって流れていくことは相当ないのだろうなあともので、それはアイデア・発送が勝負の現代では有利に働いているのかも知れないと漠然と感じています。
しかし銃というものは第二次大戦の頃からおよそその仕組みは変わっていないと思われます。現代にあって、自衛目的としてはもう少しスマートに殺傷しないで目的を果たせるシステムは出来ないものでしょうか。
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