つぶやきでは収まらないことを。アクシア・クローネ活動休止の報告動画見て。

はじめに

つぶやきの延長で書いてるので、今回の件を援用して自分の論理を語るだけです。彼のファンの所見を望んでる方はブラウザバック推奨です。
僭越ながら語ります。

便宜上「特定の演者を支持する、愛好する人々」を「ファン」と呼びます。

にじさんじアクシア・クローネ活動休止

Twitter経由で大まかな動画の内容は知ってはいたのですが、たまたま見ていた配信者さんが言及されていたので元動画を見ることにしました。

「言わないほうがいい」けど「言うべき」だったこと

運営側が本人に対して「言わないほうがいい」と言ったのは、決して浅はかな数字至上主義によるものではなく、あくまでリスクマネジメントの一環によるものでしょう。そこは留意しておかなければなりません。

ただ実際に、熱狂的な層を締め出すことは(名目上の)ファンを多く取り込むことが是とされる配信業においては慎重を期す判断です。過激派だけを排除できるならそれに越したことはありませんが、ネット空間はそれほど都合よくできていません。他の健全なファンも静かに去ってしまうかもしれない。あるいはそれ以外のマイナスな影響が生じるかもしれない。
したがって「言わないほうがいい」というのは部分的には正しいですね。

しかし同時に、それは伝えるべき本音でもあるでしょう。「熱狂的な層、とりわけ過激派の伸長が結果的にVtuber本人の負担になりうる」というのは想像に難くありません。今回の件でも、本人がコラボ相手に謝罪すること(元動画 3:28~)が多々あったそうです。その後の再三にわたる本人の呼びかけや注意を経てもなお、根本は変わらず、過激派のファンは本人の負担となり続けた。
ネットで活動する以上、すべてが思い通りに行くわけではないでしょうし、大型事務所のVtuberとして我慢すべきところもあるでしょうが、さすがに限度があります。
したがってこれは「言うべき」本音でもあったんです。

「言わないほうがいい」けど「言うべき」ことを言ったんです。
あれだけ言えるのはすごいことです。

端的に言えば、現在をとるか将来をとるかという話なのかもしれません。時間の問題だったとも言えます。過激派のファンの危険性と将来的な成長や発展の重要性を天秤にかけたのでしょう。誰もが過激派を排除しようとしてできるわけではありません。精神面ではともかく、活動上過激派ないしは潜在的な過激派に支えられているVtuberだって大勢いるでしょう。今回の件は、そうしたVtuberが過激派や悪質なファンについて今一度考える契機となりうるかもしれません。

にじさんじやホロライブを筆頭とする大型Vtuber事務所なら、デビューしたばかりのVtuberだろうと、ターゲット層を絞る余裕もありそうな気はしますが……。実際どうなんでしょうか……。せめて大型事務所としてVtuber本人が伸び伸びと活動できる場を提供してほしいものです。

過激派の伸長を抑えつつも勢力を拡大していくというのは理想論かもしれませんが、「過激派の対処」ひいては「視聴者との距離感」に関する問題は今後もVtuber業界全体が取り組んでいく必要があるでしょう。

あとがき

長ったらしく語りましたが、もうVtuber見てますと名乗っていいのか分からないくらいVtuberから離れてます。周央サンゴとか蛾楽ガラ、大空スバルをマジでギリギリのペースで見てます。最近は蛾楽ガラが一番キてる。


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