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三国志後伝の挿絵と人物紹介8

三国志後伝にかかる、挿絵一枚につき、該当する人物の人物紹介にいきます。これは20枚ある口絵の8枚目です。
【注意事項】
 1回目を参照

口絵8

馬寧(ばねい)

年齢:25歳ぐらい
血縁:馬謖の子
所属勢力:蜀漢→北漢
智:6
武:5

槊(さく)の使い手です。諸葛宣于と行動をともにします。機転がききました。斉万年の名を聞いても、即座に赴くことに対して慎重な意見を述べています。戦場では号砲を起こして合図の役割を行っています。劉淵の即位時には、揚威将軍を任じられました。劉欽とともに徐光を北漢に迎え入れる使者となっています。その後、劉曜・諸葛宣于とともに、劉聡たちへの援軍に加わり、晋漢大会戦において従軍しています。その後の事績は不明です。

魏晏(ぎあん) 字:伯寧(はくねい)

年齢:40歳ぐらい
血縁:魏延の長子、魏攸・魏顥の兄
所属勢力:蜀漢→北漢
智:4
武:8

後に呼延晏(こえんあん)を名乗ります。戦闘を得意とした大刀の使い手です。名を変える時に、姓である「魏」を取り、魏延の「延」の字をつけ、胡(えびす)の地に入るため、まずは「胡延」姓を名乗り、後に「呼延」と姓を変えました。諸葛宣于とともに北漢に加わり、関中侵攻戦から活躍します。劉淵の即位時に、輔漢大将軍、護衛保駕使に任じられました。妹の呼延氏は、劉淵の皇后となっています。晋でも、北漢の要となる将軍とみなされていました。洛陽侵攻戦では大きな功績をあげています。劉淵の死後、劉聡を諫めて殺されます。


魏攸(ぎゆう) 字:叔達(しゅくたつ)

年齢:35歳ぐらい
血縁:魏延の子、魏晏の弟・魏顥の兄
所属勢力:蜀漢→北漢
智:4
武:7

後に呼延攸(こえんゆう)を名乗ります。大刀の使い手です。諸葛宣于とともに北漢に加わり、関中侵攻戦の時から活躍します。人質となった劉聡の返還を求める使者となり、成都王(司馬穎)の元に赴きます。結局、劉聡とともに洛陽を脱走して、左国城の劉淵の元へ戻りました。劉淵の即位時には、車騎大将軍に任じられました。晋漢大会戦の時には、劉霊・王弥・劉曜とともに講和の後、晋軍を奇襲して敗北しています。劉淵に大きな信任を受けて洛陽攻撃で大きな功績をあげますが、後に、呼延晏とともに劉聡に殺されます。

魏顥(ぎこう) 字:季達(きたつ)

年齢:35歳ぐらい
血縁::魏延の子、魏晏・魏攸の弟
所属勢力:蜀漢→北漢
智:3
武:7

後に呼延顥(こえんこう)を名乗ります。大刀の使い手です。兄たちとともに北漢に加わり、戦います。劉淵の即位時には、振威将軍に任じられました。兄たちが殺された後も、劉聡に仕え、太子の劉燦(りゅうさん)の配下における宿将として、殿中大将軍に任命されました。晋の韓豹が守る新豊を攻めて敗北し、出撃を諫めた参謀の魯徽を処刑しました。その後、長安陥落に手柄を立てて、大宗正に任命されますが、魯徽の呪いにより、血を流して死にます。

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