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スローモーション

 遅ればせながら初めまして。つれづれつづり会員番号22でございます。

恋愛観として、コラムを書く。第1回です。

恋多き人間と私は自負しています。
惚れてはふられ惚れてはふられ、自分の自信はポロポロと削り落ちてを繰り返し、今に至ります。すでに自信の角質は削れるところまで落ちました。これ以上は肉が直に見えてしまいます。

恋愛観なんて大仰なものは持ち合わせていません。いや、どうなんだろう。そんなこと言ったらこのコラムも第1回のこの短いセンテンスで終わってしまうな。
いい機会です。私はこのコラムを書くことで”自身の恋愛観”を見つけていくことにしましょう。


初めて、男性を好きになったのは、高校、否、中学3年生と高校の境目、高校の合格発表のときでした。
掲示板に羅列されてる数字の中から自分の数字を探していたそのとき
「よぉっしゃーーー!!!」という絶叫。
「こんなうるさいやつが同じ学校なのかよ」と思いつつ、声の主を探し当てると

”出会いはスローモーション
軽い眩暈、誘うほどに
出会いはスローモーション
瞳の中、映る人”

(今思うとめっちゃオカマだなーーーでも小さいころから聴いてたんですよね)
全然砂の上でもなんでもないし、口笛吹くあなたっていうか絶叫してるし。
そんなでも、しっかりと一目惚れしました。
学ランを着てガッツポーズをするあの人に。

中学3年から薄々と男性同性愛者という感覚はあったのですが、ここではっきりと自覚し、そこからのスピードは速かった。
夏が過ぎるころにはカミングアウトと告白をしていたような記憶があります。もちろん、と言ってしまうと寂しいものですが、フラれましたし、今では疎遠です。

この恋を皮切りに私の”スタイル”が確立されたような気もします。
大学の頃もそんな感じだし、社会人の今でもそんな感じ。

特攻が僕の特徴でしょう。
成就したことはありませんが。
これが第1回の結論でもいいでしょうか。
my恋愛観No.1「特攻して散っちゃう」

我慢できたためしはありません。


僕に近づいて火傷しないよう、ゆめゆめお気をつけくださいませ。

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