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みんなのハロウィン

(ハロウィンか)
ってのを認識するのは、
以前だったらなんとかポリスとか、
今では区長さん自らが我が街には来るなってアピールしてみたり、
渋谷という象徴的な場を中心にしたニュースを耳にするからであって、
10月も末に近づいてきたぞってことで、
カボチャの中身をほじくり出して気味の悪い笑顔のカボチャにしちゃうとか、
子供に配るお菓子を準備するとか、
したことございませんというワタシには、
ハロウィンとやらはどっかで視点がナナメってて、
北千住で人気だという立ち飲み屋はスマホにメモまでする自分に対して、
渋谷で人気だというスタンディングバーは華麗にスルーする自分があるように、
生まれ変わっても縮まりそうもないくらいに、
三郷と渋谷は遠いし、
ワタシとハロウィンも計りずらいなにかの距離感があって
そのなにかは不明なわりに明らかに遠い。
ま、
ナナメってるからなんでしょうね。
マッツグなら近いのかもしれません。

斜めは遠くて、真っ直ぐなら近い。
(そりゃ、そうだよな。)
そんなことを思ったりで。

一昨日の金曜日の仕事終わりに
ワタシの弟が常連で何度かその弟と行ったことのある金町のスナックに
やっぱり弟と行ったんですね。
最近、弟と仲良しで。

コントで使う「カランコロン♪」としか聞こえようがない音をさせて
ドアをグイッと引いて開けると店内はガラガラ。

「ハッピーハロウィン!」
って数人の声が重なってお出迎え。
(あ、ハロウィンか)
と理解して、
(あ、仮装をツッこなきゃいけないんだわな)
とナナメった理解を深めながらで
奥へどうぞと案内する女子も単独で
「ハッピーハロウィン!」

「ウィン!」のところが長めで高めのやつのご挨拶。
さぁさぁ、奥へ徳へとさらに促されて、
奥で待ち受けた女子は
「ハッピーハロウィン!」

「ハッピー」のところの「ハ」が「ヘ」の感じな上に、
「ウィン!」のところは、
スタンハンセンの「Wiーーーー!」
って感じで、
「ヘピーヘロWiーーーーn!」
デカ目、長め、高めって家系ラーメンかって独特な金町ネイティブ。

(イテーー。。)
っていうか、
(ツレーー。。)
っていうか、

昔、軽くヤンチャしてて、
早めに子供授かって離婚して、
40過ぎでスナックで働きながら、
昼も弁当屋さんでチラッとバイトしたりしながらで、
1人で子育て奮闘してる背景とかありそうで、
めっちゃ美しくはないけど、
ところどころは美しくないこともないくらいで、
バカの応酬が楽しくて、
会計も優しい。
その店の常連である弟は、
その店の女子たちを「仲間みたいなもんだね」って言ってて
まさにそんな感じがぴったりで、
そうは言っても
艶かしさがないわけじゃなくて、
あるのはちゃんとあるけど、
そのスナックがカップラーメンなら、
艶かしさはあのナゾ肉みたいなもんで、
麺でもスープでもない
肉のようで肉ではないナゾ肉くらいしかない。
ないことはない。
あることはある。
ないよりあったほうがいい。
それくらいの感じが悪くないのです。

なので、
カランコロン♪の後に聞こえるのは
「やーー、いらっしゃーい。」
みたいなのが良くて、
「あ、どつも。」
くらいで返すくらいが良い。

でも、
そんな下町のスナックにだって、
「ヘピーヘロWiーーーn!」
な時があった。
金町はまだ、
Happy Halloween!」
って感じではなさそうだけど
「ハッピーハロウィン!」
という賑わいがあった。
(近いな。)
とも思えたんです。

ちょっと酔っ払ってきたら、
(イテー)
(ツレー)
を超えて、
(近いな。)
が楽しいを連れてきた(^^)

明日、1030日ですよね。
マッサージルームで仮装でもしちゃおうかなって。
ドップリやるのは恥ずかしいけど、
チラッとだったら。
なんてことを考える1029日。
斜めってるより真っ直ぐに。
ないよりあったほうがいい。
遠いようで近い。

朝からの雨が止んで陽が出てきました。
まずは走ろ。
行ってきまーす!


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