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盆踊りの効能

久しぶりの更新になります。

夏休みを頂いておりますが、本業の方は8月6日の休みを最後にずっと稼働しており、ようやく昨日から2連休となりました。

疲労困憊でハッキリ言って生ける屍です。

私は働きづめでしたが、皆さんのお盆休みは、どんな風に過ごされましたか?
実家に帰省して、夏祭りなどに参加された方も多いのではないでしょうか。

夏祭りと言えば、盆踊り。
今回は盆踊りの効能について書きます。

が、その前に、以前視聴したTV番組のお話をしたいと思います。


もう20年以上前だと思うので、記憶が曖昧ですが、確かTOKIOの国分太一さんが、禅宗(だったと思う)のお寺にいって修行をするという企画をやっていました。

座禅みたいなことをするのですが、普通の座禅ではなく、目を瞑り、座ったままゆっくり片手を肩の上まで上げていき、またゆっくり下げるという動作を、何度も何度も繰り返すという少し変わったものでした。

これを続けると、段々と頭の中が空っぽになっていき、瞑想状態に入りやすくなるそうです。それを実際にやってみた国分太一さんが、『うわー、ほんとだ。なんか頭の中がスッキリして気持ちいい。こんな快感は初めてかも』とコメントされてました。

僧侶が言うには、普通に座禅しても雑念がなかなか消えないが、この方法は、腕を上げ下げするということに集中しなければいけないので、余計な考えが浮かばなくなるということでした。

これを見ていてですね、私は「盆踊りと一緒だ!」と思ったのです。

実は、私の父の出身地は岐阜県郡上八幡市で、郡上と言えば『郡上踊り』。

私が小学校4年生くらいの夏休み、祖母の家に遊びに行き、浴衣を着せてもらって、親戚の皆と郡上踊りの会場に行きました。

最初は屋台で買い食いなどするだけだったのですが、皆が無心に踊ってる姿を見るうちに、自分も参加してみたくなり、思い切って踊りの輪に入ってみました。

初めて参加する私は、形なんて知らないので、周りの人の見よう見まねで踊り始めました。

最初の内こそ、

「私の動き、変じゃないかな。合ってるかな?なんか恥ずかしいな」

なんて思っていましたが、10分、20分と同じ動作を続けるうちに、そんなことどうでもよくなりました。そして、次第に何も考えられなくなって、ついに頭が空っぽになりました。それが、とても気持ち良いのです。今思えばトランス状態ですね。ランナーズハイとも言えます。

この、『同じ動作を繰り返す』ということが、実はとても重要なんですね。


人間というのは起きている間は、常に頭に何か浮かんで、何も考えないというのはとても難しいですよね。

この否応なしに考えてしまうという状態を阻止してくれるのが、体の動きです。

郡上踊りは、慣れないうちは『左手挙げて、右手上げて、前にフラフラ揺らして、次は足上げて手を叩く』と、いろいろ考えなければなりませんが、割とシンプルな振り付けなので、そのうち考えなくても体が動くようになります。考えなくても体は動きますが、延々とその動作は続けなければならないし、踊りながら少しづつ移動しなくてはいけません。そうすると、常に脳の一定の容量は使用し続けることになり、他の思考は一切入らなくなります。


パソコンで例えると、重いデータを長時間ダウンロードしているときは、他の作業が遅くなったり、フリーズしたりするのと同じです。

これが人間の脳で起こると、とても快感なんですよね。

マラソンする人なら、すぐに理解できると思います。(私は走るの嫌いですが…)

で、ここは算命学ブログなので、ちょっとだけ星に絡めた話をすると、これは天馳星持ちの人にピッタリのリフレッシュ方法です。

私には天馳星があります。

天馳星はあの世の星。

肉体がなく、魂だけの状態を表す星。


そうすると、瞑想とか得意なんじゃない?と思われるかもしれませんが、実はこれ、ダメなんですよ。

天馳星は動の中に静があるんです。

忙しく働いたり、激しく動いたりすると、精神が安定する。
じっとしてると、情緒不安定になってしまうんです。

だからじっと座禅を組んでいても、ちっとも瞑想できない。
あれこれ煩悩が溢れ出てきてしまい、反って脳が疲弊するんです。むしろ走ったり踊ったりしていたほうが、瞑想状態に入れ、無になれる。

きっと他の星の人は、座禅とかヨガとかでも瞑想状態に入れると思うんです。

でも天馳星には、断然、『盆踊り』をお薦めします。

天馳星じゃなくても、もし軽めの鬱状態の人が居たら、郡上に行って2~3日徹夜踊りすれば、すっかり治っちゃうんじゃないかな?

「あれ~、俺、何悩んでたんだっけ?思い出せないや~ハハハ」みたいな。(重症の鬱の人は、まず郡上まで辿りつけないので病院行ってください)


最後に、この方の歌声素晴らしいので聞いてみて。

この、〽郡上のな~、聞くと踊りたくなっちゃう。

何十年ぶりかに郡上に行きたくなっちゃったな。


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