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【京都】~今年で30周年の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーン。私の一番好きな写真とキャッチコピーは・・・~

JR東海の有名な「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンが始まったのは、1993年ということで、今年2023年はキャンペーンがスタートして30周年となる。下記ウェブサイト参照。

私は東京生まれ東京育ちだが、京都が好きで、これまでプライベートの旅行や、関西や四国などの仕事の出張の帰りに1泊して立ち寄ることなど合わせると、初めて行った中学生の時の修学旅行から現在に至るまで、おそらく40回くらいは京都へ行っていると思う。住んだことはないが。

京都の神社、仏閣や景勝地などは、有名な場所やあまり観光客の行かない場所も含めて、相当広範囲に足を運んでいるが、その中にはこのキャンペーンで知った場所も含まれている。
例えば「曼殊院」「善峯寺」「泉涌寺」「蓮華寺」「十輪寺」など。
四条河原町や祇園には、よく立ち寄る居酒屋、食堂、バーもある。

このキャンペーンが見れるのは、東京ではテレビCMとポスター。
テレビCMは、京都を含む関西圏では流れてはいないのだろうと推察するが、ポスターは京都駅などにも目立つように掲示されている。
過去の作品は、上述のウェブサイトの「キャンペーンギャラリー」を参照。

春夏秋冬の綺麗な写真や映像は、見ていて心が洗われる素晴らしいデザインなのだが、中心となる「キャッチコピー」について。

あくまで個人的な感想とお断りしておくが、これまでの30年の中で印象に残るキャッチコピーは少ない。
映画でいえば「少し長い説明的な台詞」のような言葉が多いような気がする。

その中で、私がキャンペーンの作品の中で「キャッチコピー」「写真」「デザイン」とも最高傑作と思っているのが下記である。上述のキャンペーンギャラリーからの引用写真。

現在の紅葉の季節からは少し外れるが、1995年夏のポスター。
東山の円山公園近くの「青蓮院門跡」。
キャッチコピーは、

「真夏です」と言っているのは温度計だけでした。

記憶では15年くらい前に「青蓮院門跡」を訪ねた時に、そこに貼られていたこのポスターを初めて見た。季節は夏ではなかったかもしれないが、とにかくまずはこのポスターをじっくりと鑑賞してしまった。
デザイン上の演出だと思われるが、右端の小さい文字のキャッチコピーも渋い。市川崑監督の映画のタイトルのようなセンス。

簡潔で力のある素晴らしいキャッチコピーだ。
そして光と影を強調した美しい構図の写真。
一つ残念なのはポスターの左下の「そうか、~」は説明的でくどい。
これが無ければもっと良かったかなと。個人的にはそう思う。

キャンペーンはこれからも続くのだと思うが、京都好きの私としては、感動した1995年夏の作品を超えるキャッチコピーと写真を今後期待したい。

素人写真だが、私が撮影した京都の紅葉写真を3枚ほど。
タイトル上の写真は京都の洛北・正伝寺への石段(2019年4月撮影)

2014年 11月 養源院
2004年12月  洛北・しょうざん附近「鏡石通」
2022年12月 建仁寺


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