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【イノック.ガーデン】


年末だったか年明けだったかNHKFMでピアニスト・グレン・グールドの特集を聞いていたら、『イノック・ガーデン』という作品があり、驚いた。
テニスンの詩の朗読とR.シュトラウスのピアノ曲のコラボ作品。
ピアノは詩を支え、言葉と溶け合う形となり、ドラマチックな作品となっていた。
 ラジオではテニスンの原詩バージョンでの英語朗読と日本語翻訳.石丸幹二氏が朗読。
 さて、この『イノック.アーデン』、高校生時代、ベネッセがまだ福武書店と言われていた頃、福武書店の英語の長文読解にこの『イノック.アーデン』が掲載されていた。

 取り上げられている箇所はイノックが心が張り裂けんばかりになるクライマックスのシーンで、英語は苦手なのに、内容がわかりたいという好奇心から読む事が出来た。(まぁ、別冊で解答集もついていたが)
 まだ純粋無垢な高校生だったので、涙せんばかりに感動した事を覚えている。
 そして岩波文庫の
『イノック.アーデン』を購入したものだった。

 それから早幾年…
思いがけない再会(!)にかつての感動を思い出しCDを購入し聴いてみる。
グレン.グールド氏と石丸幹二氏の共演で聴く『イノック・ガーデン』、演劇鑑賞に行った気分。
 高校生時代、コタツで問題集を解いていた自分の姿も思い出すひととき…。 


#イノックアーデン #テニスン #グレングールド #石丸幹二

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