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【快気祝レッスン】~音楽大使!”the LACK”


 「パパ、始めましょう!」
とティツィアーナ・ドゥカーティは永田道雄さんに呼びかけ、レッスンが始まる。

 さかのぼること6年前、
2017年9月7日、福岡市・あいれふホールのティツィアーナ・ドゥカーティのコンサートにて開催したオペラ『ノルマ』のハイライト。

 この公演で道雄さんは、ティツィアーナ演じる”ノルマ”の父親役「オロヴェーゾ」だった。
ノルマ役のティツィアーナにとって、当時、道雄さんは"パパ”だったので、そう呼びかけたのだろう。

 当時、道雄さんはティツィアーナに「習った先生によって、君はバスだ、バリトンだ、テノールだと言われ、自分の本当のパートは何かわからない」と言われ、ティツィアーナはその時、いつかちゃんとあなたの声を聴いてみようと約束していた。

が、その後、道雄さんは脳出血で倒れ、歌うことも危ぶまれ、それ以前に話すことさえ不自由な状況だった。

が、ティツィアーナはその不自由な時の道雄さんの話す様子を見て、
「私は医者ではない。しかし、彼の"口の動き"や"声の出し方"を見、声を聴くと、彼は回復するはずだ!」と”予言者”みたいなことを言っていたのである。

”予言者”ティツィアーナの言ったとおり、道雄さんは、回復していった。
道雄さんは、以前、病に倒れていたのが嘘のように見事、”歌手”として戻ってきた。
それは本人の努力はもちろん奥さまの早智代さんの献身的なサポートなくして、あり得ず、二人三脚で乗り越えていらしたに違いない。

現在、ご夫婦でのデュオ 「the LACK」で北九州市を中心に福岡市と大活躍で、今や福岡市では恒例、風物詩となった”クリスマスマーケット”では中心の人気のお二人である。

そして、2023年9月11日、2017年に約束していたレッスンが実現!
病に打ち勝ち、めでたい快気祝レッスンとなった事が本当に喜ばしい。

さてさて、早智代さん、あんなにスレンダーな身体から、こんなにボリュームのある声が出るなんて、本当にびっくり!(今まで隠していたに違いない)
道雄さん、長年歌ってきたバリトンからポジション(!)はテノールへ!

 レッスンでそれぞれお二人、歌ったオペラ『トスカ』のアリア!

”the LACK”の活動の中で、オペラアリアも交えてもらったら、聴衆の皆様も日頃、なかなか聴く機会のないオペラアリアを聴く事が出来る。

 子どもたちのためのコンサート、小学校での公演も多いお二人!
未来の”聴衆”育成のための「音楽大使」としても、ますますご活躍いただきたい!

#theLACK #ティツィアーナドゥカーティ #声楽レッスン

2017年9月7日『ノルマ』ハイライト公演 

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