見出し画像

夢で終わらせない【必要な時に必要な分だけ稼ぐ】シンプルFX実践編#8

前回の記事はこちらです↓↓↓

トレンドと抵抗帯

トレードにおいてまず判断しないといけないのが、その銘柄や通貨ペアを 「買う」のか「売る」のかどちらを選択することです。

それが決まらなければエントリー自体が出来ません。 ではどのように「売り」「買い」を見極めるのか。 その答えが「トレンド」を読むことになります。

上昇トレンドであれば買い、下落トレンドであれば売り、これが基本になります。 どちらでもなければステイ(待て)ということになります。

そして仮に上昇トレンドの場合、次はどのポイントで実際に買うのかが問題になります。 それを見極めるポイントとなるのが抵抗帯です。

つまりどこで、このチャートは一旦下げ止まることになるのかということです。そして実際にエントリーしポジションを持った場合、その後、決済(利益確定か損切り)する際に必要になってくるのも抵抗帯になります。

上げ止まる(レジスタンス)、下げ止まる(サポート)可能性が高い抵抗帯をあらかじめおさえておくことで、利益確定はレジスタンスの手前、損切りはサポートラインの外側に置くことが出来ます。

以下レジスタンスライン、サポートラインを入れてあるチャートになります。

ローソク足を観ると、上記チャートをご覧になるとおわかりの通り、過去同じような場所で高値、安値となっており、その後も抵抗帯として機能していることが分かります。

利益確定に関してはレジスタンスライン近辺でローソク足がもみあい状態でそこから上抜ける可能性が高いと考えれば、その次のレジスタンスラインに移動させ、最初のレジスタンスラインを抜けたところで買い増しをする(ピラミッディング)ことで大勝を狙っていくという方法もあります。

いずれにしましても抵抗帯は仕掛けをするポイントになるということです。 まとめるとトレンドと抵抗帯さえ分かればエントリーから決済まで、すべて決定出来るということです。

もっと言えば、世に出回っている全てのトレードの本に書いてあるテクニカルツ−ルや手法に関しましては、ほとんどがこの 2 つ、トレンドを読むか抵抗帯を探るかのどちらかに分類されることになります。

では、トレンドを読むにはどうしたらいいか? 今回の手法では、もっともシンプルで世界中で一番使われているツールを使っていきます。

移動平均線(10MA と 20MA)

○移動平均線(10MA,20MA)
僕の売買ルールにおいて最も大事なツ−ルがこの二つの移動平均線(Moving Average の略 でMAと呼ばれる)となります。 移動平均線は、ほぼ全世界のトレーダーたちが参考にしているものですので非常に重要なテクニカルツ−ルになります。

10MA とは 10 本分のロウソク足の終値の平均値を表したものです。
20MA とは 20 本分のロウソク足の終値の平均値を表したものです。

この 2 つの移動平均線をトレンド、抵抗帯として 2 つの用途で使います。

ロウソク足が10MA や 20MA よりも上側にあれば下側に 2 本の抵抗帯が存在しているということになり、10MA と 20MA にロウソク足が挟まれている場合には上下に抵抗帯が存在することになります。 それぞれ MA が上向きであれば上昇トレンドであり下値抵抗帯(サポート) 下向きであれば下落トレンドであり上値抵抗帯(レジスタンス)となります。 実際にチャートでみるとこのような感じです。

1 強い上昇パターン
10MA と 20MA がどちらも上昇し、それぞれよりも上側にロウソク足がある


2 通常の上昇トレンド
10MA と 20MA にロウソク足がはさまれており、10MA も 20MA も上側を向 いている


3 上昇トレンドの勢いが弱まる
10MA と 20MA にロウソク足がはさまれており、20MAは上側を向いているものの10MA は下落している


こちらは 20MA が上昇しているものの10MAが勢いを失い、ロウソク足が 10MAで頭をおさえられ、むしろ反落してしまい、20MAを割り込んでいるものです。通常10MAの方が20MAよりも早く動きます。

そこで20MAを10MA が下から上に抜くゴ−ルデンクロスや逆に20MAを 10MAが上から下に抜くデッドクロスが発生していることが分かります。

また 2 番と3 番はどちらも 10MA と 20MAの間にロウソク足が挟まれているものの、 2 番の方では 10MA、20MA 共に上向きであり強い上昇トレンドを示し更に上昇する可能性が高く、3 番の方では 20MA は上向きで上昇トレンドではあるものの、10MA は下向きとなっておりレジスタンスになってしまっています。

その関係で20MAの抵抗帯をロウソク足が割り込んで下落する可能性が2 番よりも 3 番の方がより高くなることを示しています。

2 番では 10MA、20MA 共に上昇しているため上昇トレンド継続であり、3 番では 20MA は上昇しているものの 10MA は下落しているため、同じ上昇トレンドでも 2 番よりはその上昇の勢いは弱く、むしろ 20MA を割り込み下落トレンドへと転換してしまうリスクがあることを示しています。

つまり基本的には 20MA の上下の傾きの方が 10MA の上下の傾きよりも大事ではあるものの、10MA の傾きが今後の動向を読む手掛かりになるということです。

次回は、いよいよ基本的な売買ルールについて説明していきます!

ではまた★

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?