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2021/07/30 マーケットの現状報告

こんにちは!
『インカムゲインあらかると』の20.315です。

東京市場がいまいちパッとしない状態が続いています。
今年1月から2月にかけては、日経平均もTOPIXも近年の天井をうかがう展開でしたが、4月以降は月末ごとに下げが激しく、本日7月末も下げて、まるで「アベノミクス」(スガノミクス?)が完全に終焉を迎えたかに見えますね。苦笑。

考えてみれば、我が国は、オリンピックが開催されるも緊急事態宣言が何度も発出され、IMFの経済成長率予測も下げられ、G7の中でワクチン接種率が最低とかいわれ、踏んだり蹴ったりの状況下にあります。これでは、株式市場が上値を追う展開になるはずはないのかもしれません。

じゃあ、アメリカ株は絶好調かというと、そうでもありません。日本に比べればいいと言えますが、テーパリングが市場予想に反して早まれば、20~30%の調整が起きても不思議ではない状況と見ています。

20.315が保有しているアメリカ株のオキシデンタル・ペトロリアムですが、バイデン政権の脱・化石燃料政策の影響からか、行ったり来たりのレンジ相場で、あと5ドルでも上昇すれば即売却したい気持ちです。

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3月中旬と6月末~7月上旬にはプラテンしたので、「あん時、売っとけばなあ」と後悔しきりです。

日本の海運株は想定外の増収増益が続いていて、商船三井は7月末に10年来高値を更新、配当予想を年間150円→550円と3.6倍に増額すると発表。日本郵船も10年来高値更新して株価5880円となっています。

郵船の株については、20.315は4月に全て売却してしまったので「もうちょっと我慢してホールドしときゃ・・・」と思っていますが、もう後の祭り。

後の祭りといえば、デクセリアルズ(旧ソニーケミカル)や日立造船だって同じ。

デクセリアルズは株価が2年以上前、764円の時に買いました。7月末の株価は3.3倍の2515円になっています。日立造船は349円で購入、7月末は788円と2.3倍になっています。いずれも2年と待たず売却したので、キャピタルゲインはそれなりにありましたが、ホールドしていればもっと儲かった・・。

とはいえ、こうした例はいつものことです。

一時期、保有していたレオパレス21の件でいろいろと意見しましたが、瞬間的に株価が上昇した時に売却。現在、偽装問題と長引くコロナ禍の中、株価は上場来の安値に低迷、東証にて「継続前提に重要事象」状態となっています。20.315的な予想では上場廃止になるんでは?と見ています。

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ところで、JPXは来年4月4日に市場構造が刷新されますね。
プライム、スタンダード、グロースの3市場に集約されますが、各企業のIR担当者も大変です。経営層から「なんでうちがスタンダードなんだ!」「プライムじゃなきゃ意味がない!」とか息巻く社長なんかもいそうですね。

早速、ゆうちょ銀行がプライム市場の基準を満たしていない、ということでニュースになっています。政府系企業なので、そんなに気にする必要もないんちゃうか?、とも思いますがどうなんでしょう。

いずれにしても、コーポレートガバナンス・コードも改訂され、いわゆる「政策保有株」という日本的慣行にもメスが入ってきているので、経営層における透明性ある経営、そして株主を重視した経営手腕が重要になってくると思われます。

※日本の株式市場が今年に入ってからレンジ相場になってきているのは、生損保や金融機関など機関投資家が「政策保有株」の売却に動いているから、という面もあるでしょう。一方で個人投資家が増えてきているので、押し目買いも少なくない、という状況にあるのかもしれません。

市場構造の変化は、ある意味、企業が株主からの視線にさらされる状況を生むため、上場廃止を選ぶ企業も増えるでしょう。

さて、20.315自身のインカムゲイン状況をご報告します。

2021年の上半期の配当収入は税引き後で80万円。下半期もおそらく同程度ですが、未公開株の配当が約200万円ある予定なので、合計して360万円の配当収入。保有マンションの家賃収入が150万円ほどになる予定と、自販機と収納シェアからのインカムゲインが年間4万円、全てあわせて514万円、といったところでしょうか。

今後も株式の中長期投資にいそしんでまいります!

※投資は自己責任でお願いします。本文で示した銘柄は推奨でも何でもありません。
※写真は全て20.315が撮影。中段写真は沿線のマンション建設シーン。全国で空き家問題がクローズアップされていますが、マンションや住宅の開発は続いています!




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