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スクリーンがほしい

「マスタースクリーン」…テーブルトークRPGにおいて、ゲームマスター(レフリーでもキーパーでもいいのですが)が手元を隠すために使うものです。隠すだけではなく、裏側には判定に必要なチャートが印刷されているのが一般的です。

「TORG」マスタースクリーン
広げると4面あるのがありがたい
「Advanced Dungeons & Dragons」(1st Ed.)のスクリーン3面×2枚
また厚く重さがあるので倒れにくい

ウォーゲームにおいても、対戦相手が知り得ない情報を隠すために、スクリーンが用意されているゲームもあります。ところが、ウォーゲームに用意されているスクリーンはイマイチのものが少なくありません。
まぁ、致し方無いのでしょう。テーブルトークRPGは、1つで何度も使える(同じシステムでシナリオがいくつもあるわけですから)のに対し、ウォーゲームでは1つのゲームに対応したものを同梱することになるので、コストの制約もあるのでしょうか…とにかく、薄く(倒れる)て低い(ほんとに隠せるの?)ものが目立ちます。

Amateur to Arms!(Clash of Arms)
画像上部が同梱のスクリーン。よく倒れる…
Plantagenet(GMT)のスクリーン
手前はヨーク家(表)・奥がランカスター家(裏)
低すぎる…
The Burning Blue(GMT)のプレイ中
TORG、Earrthdawn、Chillのスクリーンを利用
関ヶ原(Hexasim/コマンドマガジン)のプレイにて
右奥と手前がAD&Dのスクリーン
Napoleon1815(Shako/ボンサイ)
(メーカーサイトより)
赤、黒、左下裏面の3つのスクリーンがある
このスクリーンは十分実用に耐えた

かつて、テーブルトークRPGのゲームマスターをよくやっていた時に、自分用にカスタマイズできるスクリーンを自作しました。あいにく紛失してしまったので、今回あらためて作ってみました。

用意したのは、A4プラスチック製の透明なクリアカードケース3枚、製本テープ、A4の鉄板。下の図のように工作します。
折りたためるように、カードケースどうしは、すこし間を空けておくのがポイントでしょうか。

中央のカードケースの上に開けた開口部から鉄板を入れます。
鉄板はマグネットで(キャラクターや敵の)イニシアチブを管理するなど、随時変動する値を管理するのに使っていました。

マグネットをつける面の汎用トラックには
Viceroys(TFG)のものを利用
(左は、The Burning Blue(GMT)のチャートを差し込んでいる)

かつて制作したときは、鉄板は東急ハンズで購入しました(素材を置く東急ハンズが減ってきたのは困ります)。
今回は(ピッタリのサイズが無かったのですが)モノタロウで購入。
ギガダイソーにも置いてあったとの情報もあります。
マグネットがきちんとつくためには、それなりの厚みが必要でしょう。今回は0.3mmを使ってみました。中央だけでなく、左右のケースに入れてもよいのかもしれませんが、欲張ると重くなって持ち運びしたくなくなるでしょう。

われながら工作のクオリティが低いです…
かつて作った時とは材料が違っているのかもしれませんが

オンラインによるプレイが一定の割合を占めるようになった昨今、このよううなアイテムは役目を終えつつあるのかもしれません。
でも、身近なものを応用してプレイ時間・空間を快適にする工夫を考えたり試したりすることも楽しく、これも含めてのゲームライフだと思うのです。