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まずはざっくり流れを知ろう〜韓国の近現代③朝鮮戦争〜

■はじめに

もしも、わたしの記事で一緒に韓国の歴史を学んでくださっている方がいらっしゃったら…。
お気づきかもしれません。。。


”ざっくり”ではなくなっていると……!


今回は朝鮮戦争(1950.6.25-1953.7)について扱うつもりなのですが、
前回までのように一記事でまとめようとすると、ボリュームもあって読みにくいものになりそうです。

なぜかって、朝鮮国内の状況が複雑だったんですよね…。
まだまだ韓国の歴史を学び始めたばかりのわたしでも、米ソの代理で同じ民族同士で戦争にまでなってしまった訳ではなさそう、と感じています。


そこで、まとめ記事を作ってみることにしました。

まとめ記事って、各記事をアップしてから、それぞれのリンクを集約するのかもしれませんが。
これから、この視点ごとに記事にするぞという方針を示すことも兼ねて、あらかじめ出してみることにしました。
(趣味の勉強ではあるけど、早く中身を書き進めなさいよ、と思いつつ…。現段階でざっくり理解で書いているので、更新するたびにこの記事の要約的な部分は編集するかもしれません。)
そしてわたしも順を追って理解を深めていきたいなと。


キャプションは、以下の書籍に準じます。
情勢や派閥の整理が丁寧で、巻末の資料も豊富で、個人的にすごーくわかりやすい一冊なんです!
貸し出し延長ばっかりしてないで、そろそろ買おうかなどうしようかな、と思っています。

■参考文献

山川出版社『国際政治のなかの韓国現代史』
著:木宮正史
発行:2012年4月30日

山川出版社『国際政治のなかの韓国現代史』


本まとめ記事では、「2 朝鮮戦争の起源・勃発・帰結[p.24-34]」を取り上げます。


2 朝鮮戦争の起源・勃発・帰結

朝鮮戦争の起源 内戦と代理戦[p.24-25]

建国されたばかりの大韓民国(1948.8建国)と朝鮮民主主義人民共和国(1948.9建国)は、二つの国に分かれても双方に民族統一の実現を諦めてはいませんでした。
米国やソ連、中国との関係にも触れながら当時の情勢を見ていきます。
※2023/7/13更新



朝鮮戦争のエスカレーション 国連軍と中国人民志願軍の参戦[p.25-27]

当初、北朝鮮側が優勢でしたが、米国を中心とした国連軍の参戦により戦局が反転。国連軍・韓国軍による朝鮮半島の軍事的統一が目前まで迫ったそうです。
そこに中国人民志願軍が介入し、東西冷戦の主戦場へとなっていきます。

朝鮮戦争と韓国政治[p.27-29]

韓国国内の政治家たちは、派閥争いを繰り広げていましたが、朝鮮戦争がはじまると、李承晩大統領は野党との間に政治休戦を敷き、自身への権力集中を図りました。

しかし、大統領選挙で自らの再選の可能性が危うくなると、制度の改革を強行したり、戒厳令下の臨時首都釜山一帯で野党議員を弾圧するなど、不安定な状況が続いたようです。
※2023/8/11更新



朝鮮戦争下の韓国民衆[p.29-30]

朝鮮戦争の被害は、朝鮮半島のほぼ全土で甚大なものとなりました。軍人・民間人合わせて、当時の人口の10%を超える死者が出ています。
戦線自体が北緯38度線を挟んで大きく南北に移動したため、誰が味方で誰が敵かわからないという状況が生まれ、各地で虐殺も行われました。

朝鮮の人々は、双方の支配を経験し左右どちらの政治的イデオロギーへも肩入れしたくないという不安定な状況に置かれ、「政治的沈黙」を強いられました。
※2023/8/11更新

〜朝鮮戦争について〜
詳細を記した本がたくさんあります。記録写真もたくさん残っています。
わたしは、本書でも参照されているブルース カミングスさんが書いた本を読みました。軍人も民間人(老若男女とわず、です)にも容赦ない仕打ちで、ページをめくるたびに胸が痛くなりました。それが戦争なんだと、辛く悲しい気持ちになりました。
先日、RMさんが遺骨発掘の広報大使になりましたね。そのおかげで、遺骨発掘のことも知ることができました。そういった活動があってよかった。軍人だけでなく民間人も、たくさんの方がいまだに家族のもとに戻れていないんだと想像しています。家族から引き離されてわけもわからず亡くなってしまった方々が、1日も早く安心できる場所に戻れますように。日本からも支援できることがあるならば、わたしは参加したいなぁ。



補説2 解放直後の北部朝鮮[p.32-34]

朝鮮戦争に至るまでの北部朝鮮の政治勢力について記します。
地理的背景・統治時代の背景などもあって、親ソ的な政治勢力が、指導権を獲得しています。










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