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【測定器】はかりの精度を保つ秘訣:定期検査のステップバイステップガイド

割引あり

はかりの検査には、日常点検と定期点検の2種類があります。それぞれの点検方法を簡潔に説明します。


日常点検

日常点検は、毎回の使用時に行う簡易的なチェックです。以下の項目を確認します:

1. 水平の確認:はかりが水平に設置されているかを確認します。

2. 計量皿の清掃:計量皿に汚れや異物がないかをチェックします。

3. ゼロ点の戻り:はかりが物を取り除いた後にゼロに戻るかを確認します。

4. 重量表示の確認:普段計量している重量の分銅を載せ、重量表示が正しいかをチェックします。


定期点検

定期点検は、一定期間ごとに行う詳細な検査です。以下の手順に従います:


1. 繰り返し性の確認:ひょう量の1/2の分銅を載せ、重量表示が正しいかを複数回確認します。

2. 偏置誤差の確認:ひょう量の1/3の分銅を計量皿の中心と四隅にのせ、各点の重量表示を確認します。

3. 直線性の確認:ひょう量を4等分から6等分した重量の分銅をそれぞれ計量皿の中央にのせ、各分銅の重量表示を確認します。


これらの点検は、はかりが正確に計量していることを保証するために重要です。詳細な点検方法や校正サービスについては、専門の計量器メーカーやサービスプロバイダーに相談することをお勧めします。また、計量法に基づく特定計量器の定期検査は、外部機関に依頼する必要がある場合がありますので、適切な手続きを確認してください。


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