国際代表

昨年のサッカーW杯は、フランスの優勝に終わり、大いに盛り上がった。
そして今年は、ラグビーW杯が日本で開催される。
来年はいよいよ東京オリンピックだ。

そういったスポーツニュースが報道される度に、違和感を感じることがある。

親と私で、「国際代表」に関する感覚が違うのだ。

☆ ☆ ☆

昨年の優勝国フランスの若きエースストライカーのエムバペを見て、父が「フランスなのに肌が浅黒いんだね」と言った。

ラグビー日本代表に帰化した外国人選手が登録されているのを見て、母が「日本代表なのに外国の人が多いね」と言った。

でも国籍がフランスだよ、日本人として帰化しているんだよ、と言っても、父母はどこか腑に落ちない表情を見せた。

おそらく、私の親は「肌の色」や「人種」で国際代表を認識しているようだ。

認識の違い故に、話は平行線を辿ったのだ。

私は、日本に10~20年と住み、日本語を話し、日本のために戦う人々を「日本代表」の資格があると思うし、自分なんかよりよっぽど「日本人」だと思う。
ラグビーの国際代表は、一回決めてしまうと別の国に変更することが出来ない。「選手キャリア」を終えるまで、日本のために戦う。私は、その精神を「日本人」と見なしたい。

☆ ☆ ☆

人々の思考の枠組みは、時代が変わっても、すぐには変わらないのだろう。

だから、新しい世代がパラダイムを変えていかなければならない。

もちろん、私たちの世代の感覚が正しいわけでもない。


常に世界が変わっているという感覚を持っておこう。
自分が、変わっていく世界に取り残されないように。

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