チャンピオンズカップの調教傾向と考察について


チャンピオンズカップの過去5年の好走馬の調教傾向については次のとおりです。

①勝馬は調教本数が標準以上で、最終追い切りでW最速に該当しているか、坂路で4ハロン52秒台より速い時計を出している馬だった。
②好走馬の調教タイプは併用調教の馬が多く、次いで坂路単一調教の馬が3頭だった。
③最終追い切りは坂路なら上がり1ハロン最速で無くても良いが、トラックの場合は上がり1ハロン最速が条件。

まず、①の調教本数についてですが、調教本数が標準に満たない馬はメイクアリープだけでした。よってメイクアリープは消しとします。
次に最終追い切りでW最速か坂路4ハロン52秒台より速い時計を出していた馬を探すと、W最速だった馬はハギノアレグリアス、セラフィックコールの2頭でした。また坂路4ハロン52秒台より速かった馬は、クラウンプライド、ノットゥルノ、ケイアイシェルビーの4頭となりました。53秒台より遅いか上がり1ハロンが最速ではない馬だったウィルソンテソーロ、アーテルアストレアは消しとします。

②の調教タイプですが、併用調教か坂路単一調教で無かった馬を挙げると、メイクアリープとメイショウハリオの2頭がトラック調教なので、この2頭を消しとします。

③の最終追い切りの上がり1ハロンが最速かどうかというところですが、ここでもメイクアリープ、メイショウハリオは最終追い切りがトラックだったのに上がり1ハロンが最速でなかったので、ここでも消しとなりました。他にもグロリアムンディとアイコンテーラーが同様に上がり1ハロンが最速ではなかったため、消しとなります。
ここで最終追い切りがトラックで上がり1ハロンが最速だった馬は、ジオグリフ、レモンポップでしたので、この2頭は残します。他にも坂路で53秒台より速かった馬で上がり1ハロンが最速だったテーオーケインズ、ドゥラエレーデも相手として残します。

最終的に残った馬は、ハギノアレグリアス、セラフィックコール、クラウンプライド、ノットゥルノ、ケイアイシェルビー、ジオグリフ、レモンポップ、テーオーケインズ、ドゥラエレーデの9頭となりました。この9頭から◎、◯、▲、△を選んでいこうと思います。

◎はハギノアレグリアスとします。
ハギノアレグリアスは、過去5年で3頭馬券に絡んでいる坂路単一調教で、最終追い切りでW最速に該当しました。ハギノアレグリアスの近走は、好位につけて最後に切れる脚を使って差し切るという、安定味のあるレースをしています。鞍上は今年重賞を5勝し、2年連続で100勝以上を上げている岩田望来騎手で、キッチリとポジションを意識して乗ってくれますし、納得できる騎手の一人です。同期の団野騎手が高松宮記念で先にGⅠ勝利をあげていますが、今回は岩田望来騎手のGⅠ初勝利に期待します。

◯はジオグリフとしました。ジオグリフは、皐月賞を勝って以降成績が冴えませんが、今回は肌艶も良く、動きにも活気があります。鞍上はビュイック騎手ですし、ここは復活を期待します。

▲は、クラウンプライドとしました。昨年の2着馬で、中間の調教も1週前追い切りでCW6ハロン78.4秒の自己ベストをマークして、最終追い切りも坂路4ハロン51.0秒と速い時計をマークしました。ラスト1ハロンは遅くなりましたが、元々気を抜く面があるためらしく、それほど気にする必要は無さそうです。

△はセラフィックコール、ノットゥルノ、ケイアイシェルビー、レモンポップ、テーオーケインズ、ドゥラエレーデを相手に加えます。

馬券は、ハギノアレグリアスの単勝。ハギノアレグリアスからジオグリフとクラウンプライドの馬連とワイドを中心に3連単を少し買いたいと思います。




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