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「隠居したい」のなかみを考える

ここ数ヶ月、ず〜〜〜っと「隠居したい」と思っている。なんだよ、隠居って!周りに隠居してるひと見たことないのにね。

わたしにとっての隠居ってなんなんだ?と思ったので脳内を垂れ流そうとペカペカうるさめにタイピングしている23:44。明日も早いっていうのにこんな時間からnoteを開いちゃうなんて困ったもんだ。

とりあえず、わたしのやりたいこと本当に隠居で合ってる?と調べるところから始めてみた。

いん‐きょ【隠居】

[名](スル)
官職・家業などから離れて、静かに暮らすこと。また、その人。民法旧規定では、戸主が生前に家督を相続人に譲ることをいう。「社長のポストを譲って隠居する」「御隠居さん」
俗世を離れて、山野に隠れ住むこと。また、その人。
江戸時代の刑罰の一。公家・武家で、不行跡などを理由に当主の地位を退かせ、俸禄をその子孫に譲渡させた。

デジタル大辞泉

これ!2つ目の隠居だよ、わたしがやりたいのは。なぜか海じゃなくて山なんだよねこういうときには。生まれも育ちも海辺のわたしでも、隠居はなんだか山の気分。

同じ自然とはいえ、海のなかでもうちの近くは港町で栄えた地域だから昔は大都会だった。いまはちょうどいい自然と便利さのバランスのなかに生きている。ビル街=大都会なのはほんの数十年よね。

そんなことはどうでもよくて、実際に山籠りがしたいというよりは「俗世を離れる」ということが大事なんだと思う。親友に「隠居したい」と送ってしまった。送ったあとでこんなやりとりができるのもLINE様様なのにねと耳の横で皮肉が聞こえるような気がする。

そうだ、わたしはハイテクなものに囲まれて、その恩恵を受けて生きているのに、いまは手放したくなっている。ハイテクなものといっても、わかりやすくパソコンとスマホだ。しかもポケモンスリープは手放す気ないし、LINEもインスタもほしい。

つまり、言いたくないけれどXとSlackから離れたいんだと思う。もう疲れたよね、毎日毎日Slackのちっこいまるにそわそわしてさ。スココッと鳴るのがいやで早いうちに音を消したけれど、スライドして右上に出てくるのもムカムカする。せっかく教えてくれているのにユーザーが怒るんだからSlackくんにはかわいそうだ。

Xは毎日自分の所属しているコミュニティのハッシュタグを押して最新のタブで上から一通り確認、ぽちぽちといいねを押しておすすめ欄を整える。見ていて気持ちのいいものばかりではない。胸がざわざわしたり、怒りが押し寄せてきたりすることもある。元気なときはそれも糧にして内省するのだけれど、いまはエネルギーが下がっていてダメージを受けている感じがする。

な〜んでみんなそんなにいやなこと言うんだろう、と思う。でも本人はいやなことを言っていると思っていないかもしれない。もしかしたらわたしの発言も、誰かから見たらざわざわいやな気持ちになっているかもしれないと苦しい気持ちになる。自分の意見や主義主張を発信するのはやっぱり怖い。

ずっと、XもSlackもわたしにとっては「仕事」だ。もうすこし見る時間を減らそうと思う気持ちと、通知が溜まっていくのが怖くてこまめに開いてしまう自分とが戦っている。どちらも自分のことを守りたくて、どちらもうまくいっていない。

今日は久しぶりに何にも予定がないお休みだったから、外に出て元気を出そうと思ったら外に出る元気がなかった。元気になるための元気がないんだからしんどいわけだ。とにかくたくさん寝て、お昼寝もして、なるべく動かず静かにしていた。それがなんだか求められているような気がした。

言ったら「ちいさな隠居」をしてみて、こんな日がもっと欲しいなと思った。最近コーチ仲間に会うとみんなに疲れてるねと言われる。ずっとベッドの上でじっとしていたい気持ち。これが過ぎればきっと少し楽になる。

コミュニティイベントも終わり、ブランディングボヤージュの募集期間も終わり、もうしばらく告知が必要なものはない。しばらくは自分のペースでSNSと関わることができそうだ。Slackは自分のなかで時間を決めて見ることにしたい。

眼精疲労で目の痛みや吐き気と戦うような日々はもう終わりだ。いま飲んでいる眼精疲労の薬もさっさとおさらばしてやろう。ちいさな隠居を積み重ねて、心と身体が休まりますように。

しばらくは省エネモードで!ぐっすり寝よう。おやすみなさい。

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