私は24年生きてきた人間だけれども、未だに人に話しかけられないことがある。

よし！話しかけよう、と思っても、その人に近づいて声を出す最後の勇気が出ずに諦めてしまう。
その人にどのように見られるだろうとか、自分に話しかけられてマイナスな気分を与えてしまったらどうしようとか、考えてしまうからだ。
特に、またこれからも会う機会があって関係を築いていきたい相手であるほどその傾向は強くなる。
要は自分を守ろうとする感情ばかりで行動を起こすのに慎重すぎるのだろう。

自意識過剰なのかもしれないけれど、意識を変えようと思ってもあっという間に私の頭の中が不安で埋め尽くされてしまうのだから、そのクセを直すべく奮闘中だが、そう簡単ではないのかもしれない…。

それでも、最近の実際の話、前回できなかったことが今回はできた。
話したかった人に話しかけることができた。
話終わってからも後味が悪い感じもなくすっきりできたから、とても嬉しかった。

ちゃんとした作戦を立てていた訳ではないが、今回緊張を乗り越えられたのは、気持ちと笑顔を上手く作れたからだった。
今後のために上手くいった時のこの感覚を覚えておかなければと思った。
こうやって成功体験を積み重ねていって、自分なりの攻略法のようなものを作っていくしかないのかな、と。

"今日は人に話しかけることができた!!"
そんな、ある人にとっては小さ過ぎるかも知れない成功体験にものすごく嬉しくなったりしながら生きています。