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文字を解剖してみた~Impact-A~

今日、ある回のデザインノート(雑誌)を読もうとしたとき、ふと表紙のある文字に目が奪われた。(デザインノート No.77)

LOGO & MARK RULES のフォントがImpactというフォントであることは見てすぐわかった。

ふと、に目がいった。
「Aの斜め線、横線を境に太くなってないか?!」

「まーさかぁ」
とか思いながらも定規をあてる。

違う!!!それに、左右で幅も違う!!
ということは、左右対称ではない?!

一気に色んな情報が飛び込んできて整理がつかなかった。

サンセリフ体のA=左右対称というイメージを勝手にもっていた。

Aの斜め線は一直線、同一の太さであると勝手に思い込んでいた。

これを知ったとき、人はどう思うんだろう?
ぼくは感動した…笑

紙媒体の上で調べるのも限界があり、いてもたってもいられなくなったぼくは、PCの前に座った。

Illustratorを開き、ImpactのAを画面いっぱいに大きく配置する。直線を引く。

赤線は、直線である。
自分の目を疑う。直線ではなかった。
それに、左側は外に膨らみ、右側は、内側に膨らんでいるではないか。

左右の長さの比も比べてみたが、やはり左右対称ではない。
いくつかの部分で調べてみた。

全体がこちら。

だからなんだと思うかもしれない。
しかし、素人が適当につくった文字ではないのが事実だ。現に、有名フォントとして、少なくともMacintoshには入っている。

このことを通して、知ってもらいたいのは、タイプフェイスデザイナーが、細部の細部までこだわって文字を作っている

ということ。

おもしろいでしょ?

このImpactのAをなぜこのようなカタチにしたのかは、知らないが、きっとなにか意味があるのだろう。

できることなら、作った人と話してみたいものだ。

また新しい発見をするのが楽しみで仕方がない。

#文字 #フォント #Impact #A #発見 #タイプフェイスデザイナー #デザイン

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おおつぼふみあき

デザインを学ぶ大学2年生。なにを書くということはないけど、日々、思うことをここに残していきます。文章書く力つけたいなぁ…と。

デザイン

デザインについて、ああだこうだ書いてあります。
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コメント4件

ポンゾ錯視、ウェイト・マッサロ錯視、エーレンシュタイン錯視、ポッゲンドルフ錯視などの類による違和感を軽減する目的ではないでしょうか。以前数学セミナーという雑誌では、「特定の文字列や数式が錯視を起こし、しばしば数学書の可読性を下げる問題が生じる」などという旨の記述もありましたので、もしかしたら、文字単体の違和感だけでなく、文字列全体にも配慮されているかもしれません。
この微小な差異にご自分の観察眼で気づくとはすごいですね!この手のタイポグラフィの設計なら小林章さんの欧文書体の本がすごく丁寧に書かれていてオススメです。書体も活版〜DTP〜WEB2.0と役割や機能が変わってきていて、設計意図も様々でとてもおもしろいですよね。
押井さん
コメントありがとうございます。noteに投稿したことで、さまざまな分野の方に読んでいただき、新しい視点を知ることができました。もう少し深く掘り下げて研究してみようと思います。
ヤマシタさんコメントありがとうございます。noteを始めて間もないですが、こうしてデザイナーの方に目を止めてもらったことを嬉しく思います。小林章さんの欧文書体の本は、教授にも勧められ、読み進めているところです!深く知れば知るほど、ほんとうにおもしろいです。
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