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ミニ魚眼で夜散歩(PENTAX Q-S1 + 03 FISHEYE)

 PENTAX Qシリーズが誇る、他のカメラに真似できない一発芸レンズがこの03 FISHEYEでした。
 大層な一眼カメラ持ち出さなくても、この小さなサイズで魚眼が使えちゃう。タノシイ。

 そんなレンズをつけて、ちょっと夜散歩をキメてきました。

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 03 FISHEYEは低価格仕様のレンズなので、マウントなどもプラ製、オートフォーカス非対応、絞りはF5.6で固定となってます。そういうシンプルな造りなので、値段も当時で8000円くらい。今はもうちょっと下がったかな。

 まあ魚眼なんでピントはおおらかでもいいので、MFでも大して困らない。光学系も5群6枚で、ピント合わせるとちゃんとした写り。
 まー、ピントリングがスカスカで、しかも無限遠以上まで回せてしまう(無限遠で止まるように精度出すとコスト上がるんだと思います)ので、ちゃんと1枚1枚確認しながらやらなきゃダメですが。

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 このだだっぴろく写る楽しさ。

 Qってボディ内手ブレ補正なんで、このレンズでもちゃんと効きます。(レンズの情報は、電子接点があるので伝達されます。Kマウント一眼にオールドレンズつけたみたいに、毎回焦点距離の手動接点は不要です)
 露出は、こういう光源が遠いカットだったら、ISO1600~3200、シャッタースピード0.3秒、絞りF5.6(変更不能)の決め打ちでよさそうでした。
 0.3秒でも、ちゃんと構えてたら目立つほどはブレないですね。

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 ちなみにこれはピント合わせに失敗したカット。手前のEKIKANの文字に合わせたつもりが。
 でもまあ、別にこれぐらいでもいいじゃないかとゆるやかな気分で撮れます。

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 夜といっても、雲があれば写りますね。都心だから地上の明かりが映ってるせいかもですが。
 この日はちょっと快晴過ぎた。もうちょっと雲がほしい。

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 こんなカットではこんな感じのゴーストが。
 光源近くにある白い玉は、多分前玉についたホコリでしょう。

 03 FISHEYEは低価格レンズながら、前玉にSPコーティング(汚れがつきにくく落としやすいやつ)を奢ってます。指紋だったらちょっと拭いたらとれます。
 しかしホコリは気がつけばついてるなあ。

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 フラッシュ飛ばすとこんな感じに。
 多分画面の外の方は光量少なくなってると思うけど、別に使えなくもないかな。

 「写真は引き算」といいますが、魚眼レンズ使うと180度前方全部がごちゃっと乗った状態になります。どうやって何を引けと。
 しかし夜なら、勝手に暗さに沈んで引き算されていくので、整理されたような写真が撮れる。

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