かざぐるま

初めまして!趣味でイラストや小説を書いています。ネットはあまり得意ではなく、分からない…

かざぐるま

初めまして!趣味でイラストや小説を書いています。ネットはあまり得意ではなく、分からない事がたくさんありますが、これから、どうか、よろしくお願いいたします!<(_ _)>

最近の記事

それでも太陽は赤く染まる!9「堪忍袋の緒が切れる!」

そして新任の山岡先生に言われた説教がひとしの頭の中をぐるぐるまわり、家に帰るとのんびりとせんべいを頬張っている母の絹代に対し、怒りが爆発してしまいます。 担任の山岡に勉強の事で屈辱を受けて泣きべそ状態で、ひとしは学校からまっすぐ、すぐ隣にある市営の住宅に帰宅をすると台所では専業主婦の母、絹代(49)が昼ドラを観ながらソファーで腰かけてのんびりとのりせんべいをつまんでいた。 (絹代、音もなく恨めしそうな視線で入ってきたひとしに気づいて・・・。) 絹代 「びっくりしたね

    • それでも太陽は赤く染まる!8「恥さらしの人生!」

      時間の流れに身を任せるように気分の乗らないまま、ひとしの新学期の1日が終わろうとしていた時、下校時の靴箱で、そんなひとしに追い打ちをかけるように背後からゆっくりと忍びよる影が・・・。 そんなこんなで校歌を合唱してその後、定番の新入生たちと向き合ってお互いあいさつしたりすると、式はあっけなく終わった。 だが、教室に新しい2年の教科書とカバンを取りに行った帰り、ひとり土間の所でひとしが虚ろな目でくつを履き替えているとふいに担任の山岡先生に「服部~。」と肩を後ろからぽんとたたか

      • それでも太陽は赤く染まる!7「新入生たち!」

        新学期、思考停止から解放されても、なかなか気分が戻らないひとし。それでも時間は進み体育館でちょくちょくと始業式が行わられて・・・。 体育館での朝礼は新入生や在校生代表による歓迎の言葉や決意文など去年ひとしたちがしてきたこととあまり変わらなかった。 外から桜の花びらが舞う、穏やかな空気の漂う始業式。 76名の新入生たちと新任の先生方を校長先生が紹介しているなか、ひとしは無意識にさやかがどこにいるか目で追ったりと担任に見つからないように腰をかがめてみたりしてみたが、沢山

        • それでも太陽は赤く染まる!6「思考停止!(-_-)」

          さやかとその仲良さげな男子生徒、ささやかな楽しみの学校生活が始まるはずだった矢先の、その急な展開にエネルギーを使い果たしてしまったひとし・・・。目の前は真っ暗です。 新学期の校外で新入生のさやかとさやかとなれなれしく親しげな男子生徒に対するやきもちの一件、(僕)ひとしの頭と心の中は嫉妬に似た熱い太陽の炎で全焼してしまったらしく、思考回路が完全にショートして機能不全をおこしていた。 まあそのおかげで2年A組の新しい教室でもほとんど緊張せずにあいさつをしてくれる同級生たちに自

        それでも太陽は赤く染まる!9「堪忍袋の緒が切れる!」

          それでも太陽は赤く染まる!5「心の奥の熱と太陽!」

          新しく中学の後輩になる少女、さやかと出会って穏やかな風が吹き始めていたと思っていた矢先に・・・! 新入生のさやかと会話に華が咲いていたひとし。そこへ話しを割るように遠くからお~いとさやかを呼ぶ男子生徒の声が・・・。 降り向きざま声のする方へ嬉しそうに、かけて行くさやか!その表情はかなり親しげな相手に対するような愛おしさと喜びの眼差しに満ちているようにひとしの目には映った。 太陽の光りに反射されて相手の男子生徒の顔はあまりよく最初は見えなかったが、とても仲良さげに笑ったり

          それでも太陽は赤く染まる!5「心の奥の熱と太陽!」

          それでも太陽は赤く染まる!4「嵐の予感!」

          今年後輩になる中1の西園寺さやかに校外で、ばったり出会ったひとし。学校でほとんど友達がいなかったひとしにとってさやかは心のささえになってくれる光りかもと、心に希望の桜の花びらを咲かせていた。 ほんのりあたたかいお日さまのぬくもりがふたりを包み込むように見守っている・・・。 (さやか、笑顔で真新しい制服をひとしにみせるように、胸についている派手で大きなリボンに両手をあてて・・・。) さやか「これ小学校の卒業式の時先生からもらったリボンなんだけどちょっと派手かな・・・。^^

          それでも太陽は赤く染まる!4「嵐の予感!」

          それでも太陽は赤く染まる!3「春のぬくもり!」

          新学期のクラス表をみて一安心した等(ひとし)。緊張ほぐれ気味で肩を抜いたのもつかの間、そのとき背後に優しい香水のような香りの気配がして振り向きざま肩にぽんと手を置かれた・・・。 ふいに肩に手を置かれて振り向くひとし。 それはなじみのある顔、同じそろばんや習字教室でいっしょになる西園寺(さいおんじ)さやかだった。今年中学1年になりひとしと同じ中学校なのだ。 おしゃれ好きのさやかは明るくて人見知りのない性格のせいか気軽に声をかけてくるひとしにとっては自然体で話すことのできる、

          それでも太陽は赤く染まる!3「春のぬくもり!」

          それでも太陽は赤く染まる!2「春風!」

          いろんな訳ありで長いインフルエンザをこじらせて新学期に久しぶりに学校に登校してきた等(ひとし)。中2になる等がクラス替え表を眺めて1年の時のクラスより比較的穏やかなクラスメイト達が集まるクラスになれたなと一安心の様子です。クラスは2A。 春風に舞う桜の花びらに身体をなびかせながら、緊張気味にクラス表をながめるひとし。手には汗を握っていた。 ひとし「2年A組か、今年はゆっくり過ごせそうだな。」 1年の時のクラスは居心地が悪かった。スポーツも勉強もそこそこ出来る子が多くて、

          それでも太陽は赤く染まる!2「春風!」

          それでも太陽は赤く染まる!1「新学期!」

          思春期の青くちょっぴり苦い、青春物語! 友達もいなくて引っ込み思案な少年、等(ひとし)が中2の新学期をきっかけに初めての恋や友情に芽生えて様々な葛藤と戦いながら成長してゆく青春ラブストーリーです。 個性の花はみんな違う。あさがおはひまわりになることは出来ない。なる必要もない。この身に与えられた命で、今いる場所で精一杯咲いている。僕も、そんなふうに生きたいのです。 人付き合いが苦手な服部等(はっとりひとし)は仲の良い友人もおらず勉強もスポーツもとりえがなくテストはいつも学年

          それでも太陽は赤く染まる!1「新学期!」

          桜の花びらと春風!

          イラスト小説「それでも太陽は赤く染まる!」の表紙絵用に描いたものです。7年前くらい前に初めて連載小説として書いていたものがこれです。ちょうどソアラの発表と同じころでしょうか、どっちも不登校の中2の少年なので馬が合うのかな!今とイラストの感じあんまり変わってませんね!(笑) イラストはちょうど塾帰りの主人公の、ひとしと名古屋タワーです。 僕も、スマホもなかった時なので、ほとんど鉛筆だけのモノクロが多いです。色濃くコピーしてからコンビニでスキャンしていたので、たまに版画と間違われ

          桜の花びらと春風!

          メリークリスマス&HAPPYNEWREAR!

          こちらも過去絵になります!版画絵みたいにアメリカ風の年賀状に描いてみました。アメリカではクリスマスとお正月を同時に、ご挨拶を行うと聞いた事があって・・・。イラストはガラスケースのゆきダルマの中の下でこたつに入っている子供や猫や小鳥たち。スノードームのような感じです!外ではクリスマスの妖精たちがバケツいっぱいのお菓子を、ゆきダルマの頭にかぶせたひとつのバケツからモミの木にクリスマスかざりのように、こぼれおちてゆきます。皆さま良いお正月を!本年もよろしくお願いいたします。♡<(_

          メリークリスマス&HAPPYNEWREAR!

          クリスマス&ケーキUFO!

          過去絵になりますが、久しぶりに別のテーマを!版画っぽくしてみたかったのですが、宇宙のクリスマスをテーマにUFO型ケーキを描いてみました。チョコ菓子や砂糖菓子の真ん中にいる子ねこのショコラの心のリズムに合わせて弾けるように飛んでいます。心地よい夢か現実かお菓子好きで食いしん坊のショコラにはたまらなく素敵なクリスマスプレゼントのようですが、虫歯にならないようにちゃんと満腹で眠る前に歯を磨かないとね!ショコラにも皆様にも素敵なクリスマスイヴでありますように。♡(^_^)

          クリスマス&ケーキUFO!

          不法侵入!25「灼熱の太陽!」

          さんざんハンバーガーショップ店内で今までの生活の不満を兄にぶちまけていた正幸!そんな正幸兄弟を店を出てまっていたのは、再び、体力を根こそぎ奪われそうになるむし暑さだった!そして駐車場、停車のバイクのもとに来るや、晃博兄が先にまたがりブルルンとエンジンをふかすと、正幸もまた暑苦しいヘルメットをいやいやかぶるように、また手渡された晃博の荷物のカバンを背中に、後部座席にまたいだ! 晃博、もスローでヘルメットをかぶると・・・!ふーっあっちーとため息ひとつ! 晃博「でー、こっからどう

          不法侵入!25「灼熱の太陽!」

          氷の微笑!

          しばらく、かいていませんでしたが、「普通じゃねぇから!」の龍太(りょうた)と小百合(さゆり)姉弟です!(*´ω`*) だいぶ先の展開になってしまいますが、高1で初めての文化祭でのハロウィンの仮想大会の様子です!(セクシー部門とかではないです!(笑)) 気が強い小百合もこの頃、初めて、彼氏が出来て、気分がめっちゃあがっていたせいか、高校生には似合わない、ちょっと勘違い?場違いな仮想に、なってしまい、(目立ちすぎたせいか一応グランプリには選ばれましたが・・・!もともと世間

          氷の微笑!

          奏でるおひなさまのマーチ!

          3月3日ひなまつりの時に描いた直樹とソアラです。卵のからでつくったおひなさまたちが五人ばやしの奏でる笛や太鼓の音色の階段に乗って桃の節句を盛り上げております。3月の4コマのソアラのお題もおひなさまとなっています。♡(*^_^*) ソアラも、ひとまず取り溜めはこれで、最後になりそうです!機会を見つけてまた書いて行きたいなと考えています!いつも、ソアラを可愛がってくださり本当に、ありがとうございます!♡<(_ _)>

          奏でるおひなさまのマーチ!

          燃え盛る生命と魂の叫び!(後半!)

          心理的ホラーシリーズ、(最後)「燃え盛る生命と魂の叫び!」の後半です。 家庭内の暴力で心身ともに崩壊してしまったアレフレドは、ついに精神のコントロールができなくなってしまい、やむおえなく精神病院の個室で隔離される状態に・・・。 部屋中の壁やベッドのシーツ等は血まみれで、ベッドの端に座るアレフレド少年はカッターのナイフで自分の身体や舌やベッドのシーツなど、まるで理性をなくした猛獣のようなうなり声をあげて切り刻んでいます。壁に浮き出ている顔中ひっかいてただれたような血だらけの顔

          燃え盛る生命と魂の叫び!(後半!)