beatmania IIDXにおいて大は小を兼ねるか?

この前スペースで似たようなことを質問されてからちょっと自分の中で考えていてやっと結論がまとまったのでnoteにまとめてみます。


はじめに

「大は小を兼ねる」ということわざがありますが

大きいものは、小さいものの役目もすることができる。

goo辞典

というように、ある課題に対してそれよりも難易度が高いものを達成することによって元の課題+αのことを得ることができるという意味です。

10年以上音楽ゲームをプレーしている者として、昔から音ゲー界隈において「大は小を兼ねることができるか?」といったニュアンスの論争があるように思いますが、殊更ビートマニアにおいては判定が非常に厳しいゲーム性であるため難しい質問だと考えています。

このnoteを書いている自分自身、ビートマニアをしっかりプレーしている(ここのニュアンスは想像に任せます)と言えるのは今作に入ってからであって、皆伝合格時にはレベル11はおろか、レベル12も未難が9割くらいありました。もちろん今は12は全譜面埋めていて、11も半分近くは埋めていますが…

そのようなルートを辿って上達してきた身ですが、自分なりの考えを書いていこうと思います。

結論

beatmaniaにおいては大は小を兼ねることはできない、つまり12を練習したところで11以下は上手くならない

理由

①要求されるスキルの違い

beatmaniaではレベルが上がるとノーツの密度や絶対的なノーツ数が上がっていきます。

逆にレベル10, 11は12に比べると密度が薄いですが実はその分レベル12にはない要素が結構色々あったりします。

すぐ上がるものとしては、例えばハネリズムがあります。

From Time to Time(A)の18~29小節、あまりにも線から離れているノーツが多すぎる

また、鍵盤が少ない分、鍵盤と皿が独立して両方ともしっかりふってくるのが多かったりします。

SWEET LABの12~19譜面、きつい

最近はプレイヤーレベルが上がってきたのか、KONAMI側も容赦なくレベル12でこういうのがずっと降ってくるみたいなのも出てきましたが…

あとは対策不可能なソフラン(eraノス)とか(昔の譜面に多いですが)3連打以上がたくさん降ってくる譜面とか…そのような譜面はレベル12にはあまりなく11以下にはたくさんあるみたいなことが多いです。

なので11以下を練習する必要があると言えます。

②要求される精度の違い

①ではクリア、スコア両方に言える話をしましたが、今度はスコアのみに着目します。

beatmaniaにはARENA MODEという最大4人でスコアを競うモードが存在します。ほぼ同じくらいの実力の人でマッチングされるため、ある程度同一のスコアを出すことができるという仮定で考えていきます。

ARENAモードでは、特にA帯のマッチングにおいては全ての譜面を自選曲として選択可能なため、自分がレベル12のKAMAITACHI(L)を投げて相手からレベル5のFLOWERS for ALBION(H)を投げられるといったことが日常茶飯事です。前者は3700点(スコアレート92.5%)を出せば割と勝てますが、後者はそのスコアレートだと2位にすら入ることはかないません、場合によってはMAX-1桁を出さないとポイントを得ることは難しいでしょう。

このように、譜面レベルによって要求されるスコアレートが変わっていきますが、仮にレベル12の大半でMAX-ギリギリ(94.45%)が要求されるとします。

MAX-ギリギリを出す練習を任意の譜面でしたところで、いきなり低難易度で97, 98%を出すのってめちゃくちゃ難しいんです…。

増してやMAX-1桁が要求されるような単発曲はその曲特有の練習をしなければならないわけで、そうなるとレベル12の曲ではその練習をすることはできません。

従ってスコア力全般をつけるためには低難易度の曲を練習する必要があると言えます。

まとめ

結構体系付けて書くのが難しいですが、要は①=絶対的にも②=相対的にも11以下と12では質が違うためbeatmaniaにおいては大は小を兼ねないと考えました。反論や質問等大歓迎ですのでTwitterでリプやDM等いただければ回答します。

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