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光と音と花火の競演 31回目の冬花火

この記事は、周南市の魅力をPRする周南市市民ライターの活動として発信しています。

3月2日、山口県周南市鹿野で花火イベントである「かの冬花火『銀嶺の舞』2023 Spring Ver.」が開催されました。

従来なら冬季に開催される「銀嶺の舞」ですが、31回目の開催は早春になりました。春の開催になっても、鹿野の澄んだ夜空に打ち上がる花火の美しさには変わりがありません。

どんな花火を見ることができるのか、ワクワクしながら、会場に向かいました。

15時開場、16時ステージイベント開始

当日は3月初めとはいえ大変寒く、日陰では厚いコートを着ていても震えがきてしまうほど。鹿野は標高370メートルを超える高原の町ですから、周南市の中心部と比べると、気温がかなり違ってきます。

自分は少し余裕を見て、16時頃に会場の鹿野小・中学校グラウンドに到着しました。会場内の駐車場チケットを購入していたので、移動時間がなくて楽々! 駐車してすぐ、会場の雰囲気に包まれるのもいいですね。

会場には、飲食ブースのテントやキッチンカー、ステージが並びます。まだ日が高いうちから、たくさんの来場者がいらっしゃっていました。

会場を楽しむ皆さん
飲食ブースでは、おいしそうな食べ物が販売されていました

16時からは、鹿野中学校校舎の前に設置されたステージで、バンド演奏が始まり、会場を盛り上げます。ステージ前には人々が集まり、音楽を楽しんでいました。

バンド演奏の様子

日が暮れ、バンド演奏が終わると、花火の前にお楽しみ抽選会の時間が始まります。ライトアップされたステージの前には、自分の番号が当選するのでは!? と、ベンチとテーブルにはたくさんの人が集まりました。

当選番号が発表されるたび、わぁっと歓声が上がり、ステージで賞品を受け取る皆さん。鹿野ファームや周南観光コンベンション協会など、市内の事業者や団体から提供された賞品が、どんどん当選者に渡されていきます。

自分も、鹿野産のお米が当選しました! ドキドキしていましたが、いざ番号が読み上げられると、まずは驚きで「おーっ!?」となり、ステージに急いで移動。やっぱり、当たると嬉しいですね。

発表される当選番号に、注目する皆さん

花火打ち上げ

抽選会が終わり、いよいよ花火の打ち上げ時間です。
照明が落とされ、真っ暗になった会場がしんと静まる中、輝き始めるレーザー光と、鳴り始める音楽の演出!

ついに始まる、とワクワクしていたところに、ドーン、と爆発音が響き、夜空に花火が上がり始めました。

空を見上げる皆さんから、「わぁ」「おお」という声が聞こえてきます。打ち上がる花火にスマートフォンやカメラを向け、すてきな光のイベントを撮影していましたよ。

レーザー光とBGMで演出された花火

せっかくの花火、動画撮影もしてみました。
(背景のBGMは、実際のものとは異なります)

実行委員会会長・渡辺さんの思い

「冬花火を通して、鹿野の魅力を伝え、人材育成や地域振興を行い、未来へつなげていきたいと思っています」と語るのは、かの冬花火実行委員会会長の渡辺明彦さんです。

「鹿野は街灯も少なく、空気が澄んでいて、花火がひときわきれいに見えます。会場ではレーザー光や音楽の演出を間近で見ることができ、それを目当てに来場される方も増えてきています。来場者の喜ぶ顔に、スタッフも達成感がありますね」と、思いを語ってくださいました。

地域の皆さんと共に渡辺さんが作り上げた冬花火は、今年もたくさんの笑顔と感動を見せてくれました。

鹿野の風物詩になった銀嶺の舞。次回、32回目の開催にも、期待が高まります!

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