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泣き寝入りをして内定をもらいました


「内定」

私がのどから手が出るほどほしかった言葉は、私のインターン史上最悪なシチュエーションでいただいた。
一ノ宮さんにあっつい味噌汁をぶっかけて、キレられて、あーもうなにもかもうまくいかないな、とボロ泣きしていたとき。

(こいつblowoutの人間じゃなかったのか!って人もいると思いますが、そうなんです(笑)実は勝手に広報を名乗ってツイートしてただけでblowoutの人間になる保証はまったくありませんでした)

私は、何度も何度も「blowoutが好きな理由」というnoteを書いた。好きな理由はたくさんあって、その内容にも自信があって、そういう文章を書くたびに心の底からblowoutが好きだと実感した。

それでも「投稿する」ボタンが押せなかった。

まあ、単に、癪だったのだ。(笑)

無条件にblowoutのこと好きなやつだと思われてることが。
そのあと簡単にいらないと思われてしまうことが。

私がblowoutという会社に出逢ったのは大学2年の10月。blowout(正確には、今のblowoutの前身の会社)ができたてほやほやの頃。出会った経緯やらハマったきっかけやらはまた書くとして、私はblowoutに入る気マンマンだった。
だから大学4年になってもスーツは着ずに、「blowoutに入りたい!」をひたすら社員さんたちに言い続ける、という就活をしていた。

スタートアップもアップのblowoutは、もちろん新卒をとるフェーズではないので、採用の募集があるわけではない。しかも会社のビジョンが「かくあるべきをなくす」ということもあり、いろんな常識に対して本当はどうなのかな?って話をよく社内でするんだけど、その中に「内定っていう概念もなくなると思うんだよね」って話もあったりして、この会社に内定というものが存在するかすらよく分からなかった。

私の今後については、代表の一ノ宮さんと何度か話したことがあって、前に、「妥協の内定じゃ悔しいから結果出して、お互いが納得した状態で入りたいよね」「仕事できる人なんていっぱいいる、西尾にしかできないことを探そう」と言ってもらっていた。一ノ宮さんは「自分のできないことができる人と働きたい」とよく言う人だった。

2019年6月1日、夜、一ノ宮さんと飲んでて、いつものごとく西尾にしかできないことが分からない〜的なことを生意気に話していたら、「blowoutのことあんな風に発信できるのは、いいと思うよ」と言われた。

珍しくビールを3杯も飲んでいて酔っ払っていた私は、ひどくムッッとした。

blowoutに関わる人はこれから、たくさんたくさん増える。
その中に発信力がある人なんて、いくらでもいる。
一ノ宮さんのイズムに触れれば、blowout愛なんて簡単に芽生えてしまう。
ははは、結局発信なんて、私にしかできないことではないじゃないか。

と思うと同時に、西尾マンはずっとblowoutのこと好きだろう、と思われていることになんだか無性に腹が立った。私を勝手にblowoutのことを発信してくれるやつだと思って、なめちゃってるんじゃないの。だいたい、私のツイートなんか見てないくせに。

恋愛と同じだ。(めんどくさいことがなくて笑)楽しい楽しい片思いにだっていつかは飽きがくる。無条件にずっと好きなわけじゃないんだからな、と心の中で思いっきり舌を出した。

そんな一瞬を見逃さないのが、一ノ宮さんである。
またの名を、人間観察大好きマンともいう。

「言いたいことあるなら、怒らないから言ってみて」

そんなの無理すぎる。ムカつくなんて言ったら、やることやってないでしょ、と怒らせて余計嫌われるに決まってる。しかもその日は自分のタスクを残したままだったから、やっぱり口が裂けても言えなかった。言いたいことは山ほどあるんだけど。
「無理です」と言いはったが、結局コンビニでなめこと長葱の味噌汁を買って、chilloutに向かっていた。

夜はまた一段と雰囲気が出る弊社コミュニティスペース 
\ chillout by blowout /

「無理です」と言いすぎて、一ノ宮さんは、その時点で結構イライラしてた。
私はなんとか誤魔化そうとして、「一人前になったら言いますよ〜」ってヘラヘラと笑いながら、熱いお湯を注いだなめこの味噌汁を渡そうとして、盛大に、一ノ宮さんにぶっかけた。

そりゃ当然、ブチギレ案件。

ごめんなさい、とひたすら謝りながら、ついに私は泣いた。あーもううまくいかないな。

火傷したはずだし、Tシャツ汚れされてるし、一ノ宮さんこだわりの木が匂いのする机になめこ汁こぼされたし、いろいろあるはずなのに、「いいからお前の気持ちを聞かせて」なんて言っちゃうんだ。

なんだよもう。一ノ宮さんとは裏腹に感情的になっている私は半ば、どうにでもなれー!と思いながら、ゆっくり、正直に、話した。

blowoutを好きっていう気持ちに変わりはないけど、それを発信するのをためらってしまう。blowoutを利用して、スタートアップで働いてる女子大生の飾りをつけてると、blowoutの人に思われてるのが癪。何もしなくてもblowoutのことを発信してくれる子にだと思われてるのが嫌。それなのに私のツイートだって見てないとか興味ないとか言うし。 今の自分はほぼblowoutでできてるのに、ここで興味を持たれなかったら、私は終わりだし、うーん、やることをやりきって興味をもってもらえるように頑張れって話なんですけど…  まあ要は、ずっと片思いなのが嫌だって話なのかもしれないです。 

正確な文言は覚えてないが、こんなようなことをぶつけていたと思う。
書いて改めて思ったけど、なんて生意気。とてつもなくめんどくさいな。よくこんなこと言ったわな。。

またかくあるべきにとらわれてると思われるけど... 普通の採用って、数回の面接で、自分の長所を御社のこんなところに生かしたいです、って入るじゃないですか。みんな、ポテンシャル採用。blowoutには研修とか新卒とかいう概念がないからお門違いかもしれないけど、私は1年半ここにいて、プロフェッショナルなスキルは身につけてないわけで、結局、私にもポテンシャル採用しかないと思ってます。 今の自分の長所は、blowoutのああいう発信をしたり、いろんなイベントに行ったりいろんな人に会いに行ったりして、blowoutのことを知ってもらえる人が増えることに素直に喜びを感じられる、ってことだと思ってます。だから私はblowoutへの愛を、社内外問わず発信することができます。 (やることやるって言ったのに結局やらずに寝てしまうとか、) あまたの裏切りと失敗を含めた今までと、今の私を見て、判断してもらうしかないです。これでだめだったら諦めます。 …採用してください、お願いします。 


「内定」

私のまとまらない八つ当たりを聞いて、一ノ宮さんは半笑いでそう言った。そして「西尾も案外かくあるべきにとらわれていたんだねぇ」と。

ああそっか、なるほど、私内定が欲しかったのか。
こんな状況なのに、思いがけずいただいた2文字に私はあからさまに喜んでしまった。

曲がりなりにもスタートアップ経験歴1年半。よく分からないのには慣れていたつもりだったけど、不安だったんだな、とここではじめて自分の気持ちに気づいた。
大学でもよく「内定決まった?」の会話が飛び交うようになり、「決まってない〜」というと、適当だなと笑われたし、搾取されてるんじゃないのと心配もされた。「まあ最悪、1階のchilloutでバーテンやるわ!」なんて、ネタにしてるつもりだったけど、きっとその会話をする度に自分の中に不安を積もらせていたんだな、と冷静になって思う。

(私自身は、搾取されているなんて1ミリも思ったことないし、むしろこの上ないワクワクをたんまり経験させていただいてる上に、フィードバックが降り注いでくる最高の環境に毎日酔いしれております。)

「これでまたぐちぐち言わないでね。いいタイミングだから、こっちも言うタイミング失ってたし。俺も社員のみんなも自然の流れでそうなると思ってたと思うよ。そんなに気にしてると思わなかった、ごめんね。そりゃあ一緒に働きたいと思ってるよって。」

私がこんな泣き寝入りの内定でいいのかな、とまたぐちぐち言いだすのがバレバレだった。また泣いた。

いつだってバレバレだ。
それでも私が意見を言うのを待ってくれる。
あまりに言わないと、仕方ないなと、心の中をずばっと言い当てちゃうのだ。
一ノ宮さんは本当にすごい。

こんなに考えてもらえて、気持ちを汲み取ってもらってる。それなのに私は、嫌味ったらしく「興味がない」と言われた言葉を真に受けて怒ってるのだ。興味がないわけないのに。私は幼稚すぎるし、一ノ宮さんは大人すぎる。

「ただ、こぼした味噌汁の匂い消えなかったら内定は取り消しね」


すでに終電をなくしていた私はオフィスに残り、全力でなめこ汁の匂いと戦いましたとさ。
※食器用洗剤を浸したダスターで吹いた後、乾拭きのセットを5回繰り返したら消えました。(めちゃめちゃ調べた)

***

一晩経って、blowoutの人間になったんだ、と改めて噛みしめる。
こんなの本質的じゃないし、形にとらわれている自分が情けないけれど、それでも嬉しいものは嬉しいんだ。

結局、志採用なのは重々承知の助です。
あーあ、あれだけかくあるべきについて語ってる会社なのに、就活の選考解禁日と言われる6月1日に内定をいただいてしまったこの皮肉よ。

私は、毎日をたのしく生きていたいし、やりたいことをやっていたいし、できないならできるようになるための努力をしていたい。
それがblowoutでなら叶うと思ってるし、もしかしたら世界で一番ここがおもしろいんじゃないの?って本気で思えちゃう場所にいられることがすごく嬉しい。本当に本当に本当に、blowoutのみなさんには感謝しかないです。


同時に、もう逃げ道はないぞと、気をぎゅっっと引き締める。

blowoutの社員さんたちはみんなプロフェッショナルで、開発ができたり、デザインができたり、メディアの運用ができたり、なにかもってきて、それを活かしたくて、集まっている。

私は本当にただの22歳・そこらへんによくいる女子大生。それどころか、人とのコミュニケーションのやりとりが不器用&稚拙で、言いたいことを伝えるのに時間がかかってしまう。
別に、社員になったっていつクビになるか分からない。むしろ、正式に入ってからのほうが「バリュー出せてるの?」と戦わなきゃいけないからきっともっとずっと大変だ。

このプレッシャーをはねのけていく覚悟を、今、決める。うん、決めました!
就活すればよかったとか、スキルを身につけるためのステップを踏めばよかったとか、そんな後悔はしたくない。
大好きなこの場所で、バリュアブルな女になってやるぜ。


これから私は、正真正銘blowoutの人間として、最高の会社があるんだぞ〜って自信を持って世の中に知らしめていく。あんなことやこんなこと、全部出してっちゃうぞ。
(おもしろいPR方法も考えていきたいです、ぜひみなさんお力を貸してくださいー!)

個人的には、blowoutと対等になることが目標かなあ。対等になるというか、ちゃんと恩返しをして、社員さんやエクストルーマーのみなさん、クリエイターの方々、blowoutに関わった人みーんなに感謝してもらえちゃうくらい、頑張りたい。みなさんを、うーんと楽しませられることを考えたいな。
こんなに誰かのために頑張りたいって思ったのは22年間生きていてはじめてかもしれない。

泣き寝入りしたことは開き直って(笑)、せっかくなのでしばらくは志採用らしく、blowout愛と、周りの人を愛する素晴らしさ・楽しさを発して、社内外問わず、伝染させていきたい、と!思っております。


なんてまあいろいろ書いたけど、私は報告がしたかった!
にしおマン、ついに、内定もらいました✌✌✌🌼!!!!!!!!!!

いぇ〜〜〜い!


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内定祝いで、自分にフィルムカメラを買いたいです🥴

スキって言葉は最高さ〜〜〜〜〜〜
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にしおゆい

22歳になりました / 大学4年生

blowout

だいすきなblowoutのこと☺
2つ のマガジンに含まれています

コメント5件

「迫力」を感じた。
そういうの想いを持てる居場所に出会えたというのは、もうそれだけで素敵なことだと思います。
ご活躍期待しています!
才能の塊ですね♡
泣き寝入りだと思っているのは自分だけだったことにすぐ気がつけますよ♡
素敵なエピソードだと思いました、、!なかなかそんなに強い思いで入社できる人って少ないと思うので。おなじ20卒として自分も頑張ろうと思えました!!
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