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青識亜論さんへのお返事(2024年3月21日(木))


ここまでの経緯

青識亜論さんからコメントが付きました

上記の記事に青識亜論さんからコメントが付きました。
そのコメントのに対してコメントで返信を書くと長くなりそうだったので、お返事を記事で書く事にしました。

流れが解らない方は、先ず、上記の記事をお読み下さい。

上記の記事に付いた、青識亜論さんからのコメントが下記です。

青識亜論さんからのコメント

「小さな勝利」に過ぎないキャンセルや裁判によって、リベラルやフェミニストが政治的満足感を得て、対話の遮断をいっそう加速させている、という観察は、正直なところ、ご慧眼かと思います。私もまったくそのとおりだと思います。

しかし、例えば今回のイオンシネマの件もそうですが、イオン側は「謝罪」したものの、結果として、世論は障がい者の権利に対する疑念や反発を強めたわけで、長い目で見れば、築き上げてきたバリアフリーへの社会的合意を掘り崩す結果になっていると思います。

私に言わせれば、これは小さな勝利というよりも、「ピュロスの勝利」だと思います。対話を閉鎖して、先鋭化し、眼前の勝利に政治的満足を覚えるということを繰り返せば、いずれリベラリズムもフェミニズムも、社会的地位を喪失するでしょう。

そして、それは、今回の囂々たる世論の批判を見れば、リベラルやフェミニストだってわかってることだと思うんですよ。にもかかわらず、運動方針を変えられないのはなぜか、ということが私には疑問なのです。

はっきり言えば、小さな勝利を重ねれば重ねるほど、世論の反発をどんどん重ねていき、結果として、弱者が生きづらかったり、差別されたりするような社会の傾向を、加速させて行っているように思うのです。

2024年3月19日(火)のnote記事から始まったやりとり

青識亜論さんへのお返事

リベラル・フェミニストの8割は本当に理解していない

ここからが、青識亜論さんへのお返事となります。

青識さんは「今回の囂々たる世論の批判を見れば、リベラルやフェミニストだってわかってることだと思う」と仰っていますが、

私は「リベラルやフェミニストの8割強は、(「対話を閉鎖して、先鋭化し、眼前の勝利に政治的満足を覚えるということを繰り返せば、いずれリベラリズムもフェミニズムも、社会的地位を喪失する」という事を)本当に解っていない(し、どれだけ説明・説得しても解らない)」と考えています。

青識さんほど博識な方で有れば、ヒトラーの『我が闘争』はお読みになった事が有ると思います。

ヒトラーは『わが闘争』の中で

  • 「自分の頭で物事を考えている人は少数派である」

  • 「自分の頭で物事を考える人は(少数派なのだから)相手にしても無駄」

  • 「自分の頭では物事を考える事の出来ない残りの多数派に、とにかく何度も何度も同じことを言って、嘘を本当と信じ込ませて多数派を自分の信者にする事が大事」

「大衆の大半は愚者・愚民である」と割り切る事が重要であり、比率としては、「大衆の8割は愚者・愚民」「残り2割が自分の頭で物事を考える事の出来る少数派」というのがヒトラーの考えだそうです。

私は、このヒトラーの考えは強ち間違っていないと思います。
「リベラルやフェミニストの8割強は、(「対話を閉鎖して、先鋭化し、眼前の勝利に政治的満足を覚えるということを繰り返せば、いずれリベラリズムもフェミニズムも、社会的地位を喪失する」という事を)本当に解っていない」
と考えます。

では、残りの「対話を閉鎖して、先鋭化し、眼前の勝利に政治的満足を覚えるということを繰り返せば、いずれリベラリズムもフェミニズムも、社会的地位を喪失する」という事を解っているであろう2割弱の人はどういう人かというと、大学教授・社会学者・弁護士等のある程度高水準な学の有るリベラル・フェミニスト(以下:「インテリ左翼」と仮称)なのではないかと、私は考えています。

インテリ左翼にとってリベラリズムやフェミニズムとは「思想」である前に(大学教授・社会学者・弁護士という職業についている身であるが故に)「飯のタネ」なのでしょう。
「思想」である前に「飯のタネ」であるから、「自分達が生きている間だけそれらの思想が社会的地位を維持してくれていれば問題無い」「自分達が死んだ後に、それらの思想が社会的地位を喪失したとしても、それは知った事ではない」というのが本当の所なのだろうと推察します。

自分達が生きている間だけ、リベラリズムやフェミニズムの社会的地位を維持するには、異論者と対話せず、異論者を低俗・低劣な者と決めつけて「異論者は低俗・低劣な存在であり低俗・低劣な思想しか持っていないから対話する価値が無い」とするのは低コスト・低リスクでありながら(自分が生きている間だけは確実にリベラリズムやフェミニズムの社会的地位を維持できる可能性が高い)ハイリターンな方法です。
故に、インテリ左翼にとって対話を閉鎖して先鋭化する事は都合が良い

「対話を閉鎖して先鋭化する事がインテリ左翼にとってメリットがあるから、その路線を突き進みたい」(と考える2割のインテリ)

「対話を閉鎖して先鋭化して小さな勝利を得続けることで本当に世の中は変わる」(と考える8割の愚者・愚民)

この二つが「対話を閉鎖する」という手段で一致することで、リベラルやフェミニスト全体で対話を閉鎖して先鋭化して小さな勝利を得続けるという行為が意味のあるものになっているのが現状だと私は思います。

青識亜論さんは頭が良い

私が上記の様に考えるのは、私が「頭の悪い人から見える世界」から物事を見ているからです。

青識さんは頭が良いせいで「頭の良い人から見た世界しか見えていない」
青識さんには「頭の悪い人から見える世界」というのは絶対に見えない
何故なら、「頭の悪い人から見える世界」を見るためには“本当に頭の悪い人間”にならなければならないから。

では、青識さんが頭の悪い人間になる事ができるかと言えば、青識さんは既に頭の良い人間として完成してしまっているので頭の悪い人間になることは絶対に出来ない。

はっきり言いますが、「頭の良さ・悪さによって、世界の見え方は違います」これは経験上断言できます。

青識さんの論の立て方は常に、「頭の良い人の世界から、頭の良い人に向けて訴えかけるための論の立て方ばかり」で、青識さんの世界(視野の中)には「頭の悪い人」が存在しないのだろうなという事を、私は以前から考えていました。

「頭の悪い人」の存在しない世界でならば、青識さんが今回コメントで述べていた事等は非常に正しいと思います。

ですが、実際の世の中(世界)は「頭の悪い人」が多数派だから、青識さんはリベラルやフェミニストから対話を拒絶されていると言えます。

青識さんに、自分自身にレベルダウンや所持スキル消滅などの(頭の悪い人と対話するために、自分の「頭の良さ」を下げる)デバフをかけるスキルが有れば、もっと対話への道は開かれていたのではないかと思います。
と言って、今から青識亜論さんがそれらのスキルを身に着ければリベラルやフェミニストとの対話の道が開かれるかというと、多分難しいでしょう。

【おまけ】

ここからは本筋とは無関係なおまけです。
下記の記事の中で紹介した動画を見ていて、ふと、思った事が有りました。

こちらの動画ですね。

須藤エミニさんは毎週日曜日22時から【フェミニズム雑談】というLive配信をしているそうです。
これ、もしも、このLive配信のコメント欄に青識亜論さんが乱入して
「音声(須藤エミニ) VS チャット(青識亜論)」の形で
青識亜論さんが須藤エミニさんに議論を挑んだら一体どうなるんでしょうね?
須藤エミニさんは青識亜論さんのYoutubeアカウントをブロックして逃げるかな?
コメント欄に乱入する前に須藤エミニさんについて知っておいた方が良いでしょうから、コメント欄に乱入するなら上記の3時間と少しある動画を事前に見る必要はあると思いますが。

どうなるか、凄く見てみたいなと思いました。

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