GUIRO「ハッシャバイ」

歌詞

冒頭の歌詞「旅ゆけば遥かなりスワニー」の「Swanee」と後半出てくる「オールドブラックジョー」は19世紀のアメリカ作曲家フォスターの曲名だ。

(白人だが黒人の気持ちを代弁したような2曲)
後者は昔、日本の音楽の教科書にも載っていたそうで、ある日、義母が口ずさみ驚いた。
「♪かすかに我を呼ぶオールド・ブラック・ジョー」

「旅ゆけば」は「駿河の国に茶の香り、名題なるかな東海道」か。遥かアメリカ南部と日本の「茶の間」を行ったり来たりする歌詞と感じるけどそれだけでは読み解けない。

リズム

三味線のような音が入っている。リズムがシャッフルとストレートの中間になっている。沖縄のカチャーシーとニューオリンズの邂逅「ルーチューガンボ」を思いおこす。(細野晴臣「泰安洋行」)

このリズムはシャッフルほど強く踊りを要請しないけどジワジワ動くのを我慢できなくなるような印象だ。大瀧詠一「ロックンロール・マーチ」の「ゆくは遥かニューオリンズ」との繋がりも感じる。「道行きもの」として。アルバムは持っているがあきらかにシングル盤のほうが演奏が好きで、ようやく入手できた。演奏を生で見たい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?