30代独身ジャニオタが医者から「ガンの可能性が高い」と言われ、死を覚悟して思ったことやったこと

今月の頭、医者から「悪性リンパ腫の疑いがあります」と言われ、検査のために脇のリンパの切除手術をしました。先に言うと、検査の結果としては、現段階で悪性の所見は無いと言われたものの、悪性リンパ腫の手前の状況かもしれないので経過観察となりました。

悪性リンパ腫は血液のガンですが、その種類によって生存率もまちまちのようで、中には数週間で急激に悪化するものもあるということをネットで知りました。この間、毎日「数週間後、私は死んでるかもしれない」と思いが頭に浮かんでは消えるというのを1日何度も繰り返す日々を送っていました。

ジャニオタが死ぬかもしれないとなったとき何をしたかを記録しておくと、もしかしたら誰かの役に立つかも?と思ったので、いま書いている次第です。この過程には私の判断ミスもあるかもしれませんが、何か参考になることがあれば幸いです。

乳がん検診は乳がん以外の異変も見つかることがあるから受けるべきだと思った

毎年1月に市が推奨している乳がん検診を受けることにしていました。特に私が住んでいる市は近くの総合病院などで無料で受けられるので、気軽に総合病院に年に1度行ってました。

今年の1月、検査結果として医者から「脇のリンパが腫れています。大きくなるようでしたら悪性リンパ腫の可能性があるので、3ヶ月後、もう一度検査しましょう」と言われました。そして3ヶ月後の検査後、「小さくなっているので問題なさそうですね」と医者から言われ、安心した私はリンパのことはすっかり忘れ、頭の中はその時期開催されていたNEWSコンで満たされていきました…。

そして8月、会社の定期健診で乳がん検診を再び無料で受けられるチャンスがありました。ふと脇のリンパのことを思い出し、念のためエコー検査だけ受けることにしました。検査の結果を受け取ると、再検査では無いものの、またリンパのことが指摘されていました。「あれ?小さくなってると言われたのに???」と心配になった私は、検診を受けた診療所の乳腺外科を受診しました。「大きさとして心配するほどではないからまた1月にいつもの総合病院で検査してみて」と言われたのですが、腫れが引かないのは大丈夫なのかとモヤモヤが晴れませんでした。ただ、この時期はMADEの単独公演があり、冨岡くんのギックリ腰という事件があったもののライブの楽しい思い出に浸ってネガティブな思考が続かなかったので、再びリンパのことは忘れていったのでした…。

しかし9月の下旬のある日、ふと鏡で自分を見ると右の脇が左に比べぷくっと腫れているように見えました。気のせいかな?と思ったのですが、念のためと思っていつもの総合病院に行くと、「腫れて2cmになっています。リンパの病気の可能性があるので、血液内科を受診してください」と言われました。数週間で急激に腫れていたのです。ググったところ、「リンパは1cmを超えると悪性リンパ腫を疑い検査をする」と出てきて「倍!!」と驚き、突如として大きな不安に襲われました。

数日後、血液内科を受診すると「悪性リンパ腫の疑いがあります。CT検査をしましょう」とすぐに言われました。「(えっ…やっぱり私ガンなの…?)」と状況を掴めず絶句していると、先生の表情が急に変わり、「この病気は1日でも早く進めたほうがいいよ」と鋭い眼差しで私の目を見つめ、「(明日、午前中アポあるからな)」など仕事のことが一瞬頭を過ぎりましたが、そんな場合じゃないことに気づかされました。「一番早い検査時間でお願いします」と即答していました。

CT検査などの検査のくだりはもろもろ省きますが、結局のところリンパを切除して検査に出す「生検」をしないと何故腫れているのか突き止められないと言われたので、入院をして手術をすることになりました。手術を控えヤバさが現実味を帯びてくると、いつ何が悪化して大変な状況になるか分からないという気持ちになり、離れた地方で暮らす弟家族と幼なじみの友人にだけは状況を伝えておきました。

貯金してて良かったー!!

医療費の限度額認定証も事前申請して入手したし、いざという時のために貯金はしているほうだったので、手術費用の心配はさほどありませんでした。「こういうのはストレスが最大の敵に違いない、こんなときにケチっている場合ではない」と思い、部屋は個室を希望しました。思い返すと本当に個室にして良かった…。

入院するまでも、手術に耐えられるかどうかとかの検査が毎日のようにあり、かなりの日数会社を休むことになりました。私の仕事はほぼほぼ単独プレーで出来るものなのですが、相手がいる仕事でもあるので、部長や先輩に助けてもらい、人に恵まれていると感謝の気持ちでいっぱいに…。しかし、休みが続き、アフラックのCMで「1年仕事ができず貯金は100円になりました」みたいな映像を見たら、自らの貯金から計算をし、「仕事復帰までに5年以上かかったら貯金が尽きるかもしれない」という不安も込み上げてきました。「そんなことより治療最優先!」と自分に言い聞かせるも、こういう現実的なことはいろいろと頭を過ぎるもので…。今思うと自分に貯金が無かったらもっと不安になってたと思います。貯金は本当に大切。

また、私は一人暮らしですが、実家と同じ市内に住んでいます。入院中は母にかなり助けてもらいました。手術後は、切った右脇は超痛いし麻酔の影響でめちゃくちゃ気持ち悪くなってしまって左手は点滴とかでデカい針刺されっぱなしで、そこそこ不自由な状態。母に「水買ってきて…」とか「少クラの時間だからテレビつけて…」と頼んだりすることができました…呼吸器つけながら少クラは見て「なんでマリウスいない!?」と呼吸器つけながら言っていたけど…。病院から家も遠くなかったので、母も朝から最終面会時間まで付き添ってくれ、退院時は父に車ですぐ迎えに来てもらえました。実家の近くに住めるのも恵まれてる点かもしれません。身近に頼れる人がいなかったら本当に大変だったと思います。

「とことん調べる」というオタク体質を有効活用

気になると調べる癖は長くジャニオタをやっていて身に付いた気がしています。今回も、「悪性リンパ腫」についていろいろ調べました。特に悪性リンパ腫を経験されたクラウドファンディング会社Ready for社長である米良はるかさんの記事とオーシャンブリッジ高山さんのブログがとても参考になり、励みになりました。この方々みたいに人脈を駆使することは出来ない一般人なので気後れする内容ではありましたが、どこの病院が良いか調べるという発想なかったので、これらのブログを読んだことをきっかけに、調べてみようという行動に移せました。

私が疑われている悪性リンパ腫はもともと飲んでいる薬が原因かもしれないと言われていたので、それに関する研究論文を検索しました。すると、県内の大学病院の先生が書かれた論文がいくつかヒットし、かかっている病院の先生に論文を執筆した先生について聞いてみると「その●●先生とは飲み仲間だよ!この病気の第一人者で、私もわからないことがあれば、電話などですぐ聞いている」と話してくれました。自分がかかっている先生が研究のノウハウを知っている先生ということを知ることができ少し安心…。医者の話をひたすら聞くのではなく、自分から調べて勉強するという姿勢もあったほうが良いのかもしれません。

ジャニオタの生前整理

退院後、結果が出るまで1〜2週間かかると言われていました。考えたくはなかったけれど、娘に先立たれる親が可哀想だと思ってしまうたび、涙がポロポロ出てくるのは全然治りませんでした。ただ泣いた後、「この部屋にある大量のCDや本の片付けを親にさせるのは大変過ぎる」「この限定盤の価値は親に分からない」と冷静な気持ちがわいてきて、HDDにCDの音源を移すという作業を黙々と続け、大量のCDをブックオフに売りました。コレクションという呪縛から解き放たれました。こだわりのないオタクになってスッキリした気持ちです(ただ、まだまだ棚に残っているのでこの作業は続く…)。

改めて棚を見てみると「もう絶対見ないだろ」というDVDもたくさんあり、とにかく袋に詰めたところ、紙袋4袋分、180点ほどのCD・DVDに。売ったところ1万円にもならずでした。特にV6の古いCDは0円と…。

ところで、今月は大好きな冨岡くんが舞台出演中でした。この舞台のチケットの抽選には外れていて、一般発売もチャレンジしたけど取れていませんでした。さらに、嵐コンもFCサイトのパスワードを思い出せず、再設定しようとしたら電話番号の登録をミスっていて申し込みができていませんでした(これは私がアホなだけ…)。先の現場予定が無い。私の状況を見越したかのような展開で、こういうときってそうなんだなぁ…と。不思議なもので。

医院長「30代からはガンになる身体だよ」

ジャニオタは忙しいです。仕事や家庭ももちろんあります。自分の心と身体と向き合う時間を作れていない人もいるのではないでしょうか。入院前、病院の医院長から『手遅れのガンで死なないために』という冊子を渡されました。そして医院長は私に「30代になったらガンになる身体だからね」と言いました。それが現実なんだと思います。私はたまたま体の異変に自分で気がついて病院に行きましたが、それは自分と向き合うという時間を一瞬でも作ったからだと思っています。自担のことで頭がいっぱいになったり現場が続いて忙しい日が続いたりするかもしれないけれど、「一番大切なのは自分だということ忘れないで!」と全over30のジャニオタに伝えたい…というのが今の私の気持ちです。そして、がん検診には行ったほうがいい。以上、長々と失礼しました。

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コメント1件

年喰ってるのに、貯金が0の私(汗)。メタボの死病三つ(糖尿病、高脂血症、プチ脳梗塞)は、検査通院だけで、治療は自分。2年チョイで全てから卒業。 手術費用などないので、今は、ガンじゃないけど末期ガン征圧・生活中(汗)
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