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i7とRTX3070のPC5モデル比較

 ゲーミングPCなどを販売するBTOショップのフロンティアはセール品が安いことに定評がありますが、今回はi7とRTX3070を搭載したモデルが5種類あるので、その違いを比較します。

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注目すべき項目

①OS:Windows 10 Home 64bit版

 今回は全て同じです。

②CPU:インテル Core i7-10700F
    インテル Core i7-10700K

 今回は全てインテルの最新CPUの第10世代i7です。
 末尾にFが付くCPUはCPUの内部にGPU(映像担当機能)がないためCPU単体で映像出力ができませんが、それよりも強力な映像専用パーツ(グラフィックボード:RTX3070)が搭載されているので問題はありません。
 末尾にKが付くCPUはFが付くCPUや末尾になにも付かない無印のCPUよりも性能がやや高めで通常の性能よりも更に引き上げる機能(オーバークロック)に対応していますが、ゲームではその差はわらないかもしれません。

③CPUクーラー:標準CPUクーラー
        空冷CPUクーラー(サイドフロータイプ)

 インテルのCPUを単体で購入すると基本的にCPUクーラーが付属しています。標準CPUクーラーはそれそのものか同等品です。空冷のトップフロータイプです。
 Core i7-10700Kはオーバークロックで性能が変わるためCPUクーラーが付属していません。そのため標準CPUクーラーよりも冷却効果が期待できるクーラーが使用されています。

④マザーボード:インテル B460 チップセット
        インテル H470 チップセット

 マザーボード(チップセット)はメモリやグラボの速度に影響することがありますが、今回は違いがありません。
 メモリを刺すスロットの数がH470は4本、B460は2本ですが、増設しなければ関係ありません。
 PC背面のUSB端子の規格や数が違います。

⑤メモリ:16GB (8GB x2)  2933MHzで動作

 今回は全て同じです。

SSD:512GB M.2 NVMe SSD
    1TB M.2 NVMe SSD

 SSDは必要な容量だけあれば問題ありません。
 OS(Windows10)とゲーム1~2本なら512GBでも余裕があります。
 後から市販品の512GBを買うと6~7千円程度です。

HDD:2TB HDD
    無し

 HDDは動画などを大量に保存しない場合はなくても構いません。

⑧DVD:光学ドライブ無し

 今回は全て同じです。
 DVDやBDを追加することができますが、最近はディスクを使う機会は減りました。ケースによっては内蔵できないのでUSB接続の外付けドライブになります。

⑨グラフィックボード:NVIDIA GeForce RTX 3070 PCI Express Gen3で動作

 今回は全て同じです。

⑩電源:850W ATX電源 80PLUS GOLD (日本製コンデンサ仕様)

 今回は全て同じです。

⑪保証:1年間センドバック保証

 今回は全て同じです。

⑫寸法:幅(W):約190mm x 高さ(H):約356mm x 奥行(D):約421mm
    幅(W):約200mm x 高さ(H):約423mm x 奥行(D):約485mm
    幅(W):約209mm x 高さ(H):約381mm x 奥行(D):約391mm

 今回のケースは3種類です。
 全体的に黒色です。
 ・赤いラインが入った小さいケース。
 ・赤いラインが入った大きいケース。
 ・青色に光るLEDが付いていてサイドがガラスのケース。

149,800円 小さいケースでSSD512GB、HDD2TB

①Windows 10 Home 64bit版
②インテル Core i7-10700F
③標準CPUクーラー
④インテル B460 チップセット
⑤16GB (8GB x2)  2933MHzで動作
⑥512GB M.2 NVMe SSD
⑦2TB HDD
⑧光学ドライブ無し
⑨NVIDIA GeForce RTX 3070 PCI Express Gen3で動作
⑩850W ATX電源 80PLUS GOLD (日本製コンデンサ仕様)
⑪1年間センドバック保証
⑫幅(W):約190mm x 高さ(H):約356mm x 奥行(D):約421mm

 SSDとHDDの両方がありスタンダードな構成で値段も安くお勧めです。

155,800円 小さいケースでSSD1TB、HDD2TB

①Windows 10 Home 64bit版
②インテル Core i7-10700F
③標準CPUクーラー
④インテル B460 チップセット
⑤16GB (8GB x2)  2933MHzで動作
⑥1TB M.2 NVMe SSD
⑦2TB HDD
⑧光学ドライブ無し
⑨NVIDIA GeForce RTX 3070 PCI Express Gen3で動作
⑩850W ATX電源 80PLUS GOLD (日本製コンデンサ仕様)
⑪1年間センドバック保証
⑫幅(W):約190mm x 高さ(H):約356mm x 奥行(D):約421mm

 SSDとHDDの両方がありスタンダードな構成です。
 SSD1TBが必要な人にお勧めです。

154,800円 大きいケースでSSD1TB、HDD2TB。ケースに傷があるアウトレット

①Windows 10 Home 64bit版
②インテル Core i7-10700F
③標準CPUクーラー
④インテル H470 チップセット
⑤16GB (8GB x2)  2933MHzで動作
⑥1TB M.2 NVMe SSD
⑦2TB HDD
⑧光学ドライブ無し
⑨NVIDIA GeForce RTX 3070 PCI Express Gen3で動作
⑩850W ATX電源 80PLUS GOLD (日本製コンデンサ仕様)
⑪1年間センドバック保証
⑫幅(W):約200mm x 高さ(H):約423mm x 奥行(D):約485mm

 SSDとHDDの両方がありスタンダードな構成です。
 SSD1TBが必要で、傷ありケースを許容できる人にお勧めです。

149,800円 おしゃれなケースでSSD1TB、HDDなし

①Windows 10 Home 64bit版
②インテル Core i7-10700F
③標準CPUクーラー
④インテル B460 チップセット
⑤16GB (8GB x2) 2933MHzで動作
⑥1TB M.2 NVMe SSD
⑦HDD無し
⑧光学ドライブ無し
 DVDドライブ内蔵不可
⑨NVIDIA GeForce RTX 3070 PCI Express Gen3で動作
⑩850W ATX電源 80PLUS GOLD (日本製コンデンサ仕様)
⑪1年間センドバック保証
⑫幅(W):約209mm x 高さ(H):約381mm x 奥行(D):約391mm

 HDDがなくDVDドライブを内蔵することができませんが、ケースの見た目が気に入った人にお薦めです。

154,800円 大きいケースでSSD1TB、HDDなし。K付きCPU

①Windows 10 Home 64bit版
②インテル Core i7-10700K
③空冷CPUクーラー(サイドフロータイプ)
④インテル® H470 チップセット
⑤16GB (8GB x2)  2933MHzで動作
⑥1TB M.2 NVMe SSD
⑦HDD無し
⑧光学ドライブ無し
⑨NVIDIA GeForce RTX 3070 PCI Express Gen3で動作
⑩850W ATX電源 80PLUS GOLD (日本製コンデンサ仕様)
⑪1年間センドバック保証
⑫幅(W):約200mm x 高さ(H):約423mm x 奥行(D):約485mm

 K付きCPUで性能は高めですが、マザーボードの制限でオーバークロックはできません。少しでも高性能なCPUを求める人にお薦めです。

結論

 グラフィックボードがRTX3070のためゲームでの性能はK付きCPUも含めて似たようなものです。
 SSDの容量、HDDの有無、ケースの違いはありますが価格差は妥当な範囲なので、149,800円の2台から見た目で選んで構いません。

その他の候補

 フロンティアを含めたBTOショップのPCを比較しています。

AMDのRyzenを搭載したPCの一覧もあります。


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