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1年戦争好きが、機動戦士ガンダム水星の魔女を見終わっての雑感

機動戦士ガンダム水星の魔女を見たんだけど、

1年戦争に、はまった世代だからか、

最後まで、イマイチはまることが出来ず😓

それはなぜなのか、考えてみようと。


水星の魔女はガンダムなのか?!

物語はざっくりいうと、

登場人物が私には多すぎて、難しい笑

そうじゃなくて、

難しいだけなら、Zもそうだけど、

水星の魔女前編は、学園内で対決などしていて、

正直よくわからなかった。

何度も挫折しかけたんだけど、

最後の方で、解説動画も見ながら見てみると、

なんとか楽しめたかなという感じ。

後編は、

ずっと解説動画も見ながら笑

そうじゃなくて、

これまでのガンダムとは違い、

企業連合が主体で、

地球と宇宙移民のような、国同士の紛争ではないところに違和感があった。

国家による支配は弱体化し、軍事企業による支配が優位になるって、あり得ることなんだろうか。

例えば、軍事企業が軍事力を持ち出すと、その国の警察や軍隊が黙っていないと思われるんだけど、その過程はどうなっていたんだろうと。

宇宙評議会はあるけれど、『国家』が衰退した原因みたいなものも、もう少し詳しく描かれていると、良かったのかも?!

少年兵が活躍するのは、同じなんだけど、水星の魔女の場合は、主人公が少女になったということで、それはあえてなんだろうと思うし、特に違和感はない。

あとは、戦闘シーン。
学園内の対決から始まって、終始戦争が行われているわけではないので、ワクワク感があまり無かった。

おそらく、戦闘自体が少なめだったので、ライバル関係とか力関係があまり強調されていないから、こんな強いパイロットやモビルスーツ同士が戦う?!というようなことが、あまり無かったからなのかもしれない。

後は人間関係。
あまり、泥臭くなく、親密でもなく、さらっと友達や恋愛関係が描かれている。なので感情移入しにくいキャラクターになっている。親子関係をテーマにしたのは、とても良かったと思うんだけど、最後まで描き切れていないように思えた。

でも、このようなさらっとした関係性の方が、今の世代は逆に感情移入しやすいのかもしれない。

ガンダムっぽくないのはなぜか?!


今回のようなシナリオになったのは、おそらくだけど、マーケティングを綿密にした結果なんだろう。

学園ものとも言えることとか、企業間の争いとか(学生の間に起業することも)、泥臭くなくさらっとした人間関係とか、親子関係の問題とか、今の社会問題も入れたんだろうけど、実際はちょっと中途半端というか。

これなら、宇宙世紀以外のガンダムによく言われることだけど、それこそ『ガンダム』でなくても良かったのでは?!と思えてしまう。

やはり、マーケティングで作品を描くよりも、テーマや作者が伝えたいことを主眼に置いた方が『ガンダム』っぽさが出るように思う。

富野さんっぽさとも言えるのかもしれないけど、その重たさも、今はあまりうけないということだとしたら、寂しい限りだし、作家性とは一体何なのかと。

水星の魔女は成功した?!

しかし、1年戦争ファン以外の、新たなガンダムファンを作ることに成功したのなら、それはそれで制作側としては、一応の目的を達成したと言えるんだろう。

おそらく、1年戦争を全く知らない世代もたくさん見られたんじゃないかな。

限られた話数の中で、必ず結果を出さないといけない!としたら、このような作品になるのかもしれない。


また、ある程度『ガンダム』を踏襲した作品なので、昔のファンからすると、もっと長い作品にして、人間くさい物語を作りこんでほしかったと思ったりするけど、もう私のような世代を切り捨ててでも、新たなファンを開拓しなければいけなかった、と考えると成功したと言えるのかもしれない。


※個人的には、子どもの福祉をしている身としては、親子の問題を取り上げるなら、もっと最後まで描き切って欲しかったかな。


最後まで、1年戦争好きが、機動戦士ガンダム水星の魔女を見終わっての雑感をお読みいただきましてありがとうございました🙌


もしよかったら、スキ!もしくはご意見ご感想を頂けますと、とても嬉しいです☺☺


〈鬼滅の刃 刀鍛冶の里編 第七話の印象〉




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