週報:ここの10年のBEAMANI好きな曲

・何か見たので、ここ10年のBEAMANIで個人的に良かった曲を挙げてみようと思います。

・まぁ、なんだ……「ここ最近の曲は語り継がれていないのでは?」と言われても、語り草になる前提としてそれなりに古くある必要があるわけですし、アンセムとされるような名曲が10年以上前になるのって当たり前なのではないかと思わんでもない。"アンセム”とか”名曲”の定義はフワッとしてるけど。

・まぁでも細かいことは気にせんとやっていきましょう。とにかく好きなものを発表する行為自体は凄く素敵だし楽しいことだってドラゴンが教えてくれたから……。

・10年前っていうと2014年です。beatmania IIDXでいうと22のPENDUAL、ポップンならラピストリア、ボルテがIIIに切り替わったあたり。ユビートはソーサーのフルフィル、リフレクはgroovin'!!みたいです。

・時の流れって凄すぎ。自分で書いてて嘘かと思っちゃった。

・よってそんぐらいから順に印象的だった曲をピックアップしてみるという方針でやっていきましょう。いざ。



打打打打打打打打打打 / ヒゲドライバー join. SELEN

・2014年リフレクビートに初出。

・良い曲なのはもちろんなんだけど、インパクトがある曲名とセットになっているサビ後の縦連フレーズが強烈過ぎて、どの機種でプレイしてもに印象的な譜面になるのが音ゲー楽曲のコンセプトとしてとても強くて好き。

・タイトルの「打」の数は10個。勝手に打打打-打打打-打打打打って補完してます。縦連の最後は19個だから気を付けよう。


Uh-Oh / kors k

・2015年のbeatmania IIDX 23 colulaで登場。

・『smooooch・∀・』を発端にしたCANDY RAVEシリーズ、全部良いぜ……ていうか”CANDY RAVE”ってたぶんkors kさん発祥のジャンル名で造語のはずなんだけど、あまりにもピッタリ過ぎて凄いっすよね。

・「Uh-Oh」の声ネタを皿叩くときの気持ち良さったらないぜ。俺たちは脳内で補完できるからいいけど、できたらまたMAYAさんのちびキャラがピョンピョンするムービーを出してほしい。


Amazing Mirage / lapix

・2016年稼働beatmania IIDX 24 SINOBUZで参上、ハイテック忍者!

・2013年SDVX II『Foolish Hero』を引っ提げ彗星の如くBEAMANIシリーズに初登場したlapixさん。彼の登場こそが音ゲー楽曲シーンにHi-Tech的なエッセンスが輸入された大事件だったと思ってます。そんなlapixさんの名をより広く知らしめたのがこのアメミラでしょう。

・ちょっとあまりにもカッコいい。当時のプレイヤーたちが「何やろうか迷うな~……まぁとりあえずこれやるか、かっけぇし」で何度もプレイした曲です。ラスサビの無敵感も相まってムービーの忍者くんの救出劇がまたイカすんだ……!


I / 黒魔

・2018年。Sound Voltexの7th KAC大会最後を飾った楽曲コンテスト最優秀楽曲。

・最近になって弐寺にも移植されたし練習になる譜面してるのでたびたびプレイするんですけど、曲が良過ぎて途中で涙ぐんでしまうんですよね……。黒魔さんがその昔中二マリオで話題になっていたところから、ここまで大変な努力を続けた話と重ねると感じ入ってしまう。

・曲コメもまたいいんだ……「製作者から愛を受け継いだロボットが宇宙を旅する物語」なんかもう文字だけで好きですからね。池袋晶葉Pはぜひ聞いてくれ。


Carmina / CANVAS feat. Quimär

・2018年。beatmania IIDX Rootageで登場。

・図書館テーマゆえに過去のシリーズを振り返る演出が凝っていたバージョンですが、そのボス曲に据えられたのがこのド直球のThis is 音ゲーコア『Carmina』である。音ゲーキッズ用の幕の内弁当。

・こんな直球に音ゲーコアやるのってGram氏なんじゃないかって話があったのも懐かしい。正体はRoughsketch氏だったわけですが、このあたりから氏の提供する作風の幅の広さがより幅を利かせている気がする。時系列的にめちゃ単純化して考えると『Carmina』の次にBEAMANIに提供してる楽曲が『俺ら東京さ行くだ IIDX EDITION』になるの変過ぎる


BEAT PRISONER / AJURIKA

・2019年、beatmaniaIIDX HEROICVERSEにて登場。

・バンダイナムコ所属時からアイドルマスターや塊魂、鉄拳など名曲を制作し現在はフリーランスで活動するAJURIKA氏。初登場は一個前のRootageでしたが、より印象強いのは段位認定のボス曲にもなっている『BEAT PRISONER』じゃないでしょうか。

・次作の『BIGソムタム』のタイトルのインパクトが強すぎるせいか(もちろん楽曲も超カッコいいけど)、なぜかAJURIKA=クソデカいという印象がある。『BEAT PRISONER』もBGAにクソデカいロボが出てくるし、どの楽曲も骨太な音が鳴るのであながち間違った印象ではない。


Chewingood!!! / TORIENA

・2020年、BISTROVERで登場。

・TORIENAさんの初提供楽曲にして大人気楽曲。当時のプレイヤーは全員値札見なくなっていたし近所のワンちゃん吠えまくりだった。BISTROVERっていうテーマにもガッツリはまってたしムービーも可愛いんよなぁ。難易度もアップに丁度いい感じだし。

・こういう感じの曲ってなんて呼ばれてるんだろう。POPSって言うには音がガチ過ぎるだろうし、電波ソングって感じでも無いし。最近見かけるガチャポップとかになるんかな。ずっとBEAMANIに提供してほしいぜ……。


ABSOLUTE EVIL / Yuta Imai

・2021年にCastHourにて登場。

・い~~~やかっこええ。ムービーのお兄さんもかっけぇけど、もうとにかく曲がバチクソにかっけぇ。鳴ってる音がカリスマ的に悪い音で最高。Yuta Imaiさん、アー写が強大な力でねじ伏せてくるタイプの敵キャラっぽいと思ってたけど、マジでその強くて悪いイメージが感じられる。絶対悪だ。

・ていうかDirty Workz所属のアーティストが楽曲提供するゲームって冷静に考えたら凄いよな……これからもめちゃくちゃい良い楽曲が遊べるゲームであってほしいぜBEAMANIはよ……。


BIGWAVERS / BlackY

・2022年、記念となる30作目RESIDENTにて登場。

・ちょっとRESIDENTは良い曲が多すぎて困る。本当に困るんですが、敢えてアンセムを言われるなら『BIGWAVERS』を挙げたい。音ゲーに大きな影響を受けてきたBlackYさんが巡り巡ってボス枠を務めるの、アチィぜ……。

・IIDXってハードコアテクノ寄りな楽曲が多めで、だからクラブとかフェスとかと紐づいたイメージが強いんだけど、そこを正々堂々爽やかに駆け抜ける夏のフェスアンセム。BlackYさんは最強なんよ……。



・好きなものを発表する行為、明確に心身の健康にいい気がする。今後もたびたびやっていきたい。それではまた来週。

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