週報:ダラダラ仕事、闘争、筋トレ寿司打

・にわかに仕事が忙しい一週間であった。俺は打刻とか勤務時間というものを憎んでいる。時間で管理したいのは会社や社会に都合が良いからであり、我々がそうしたいわけじゃない。

・退勤ボタンを押したからってすぐに脳がプライベートになるわけじゃない。逆に、出勤のタイムカードを切ったからといってそんな簡単に業務中の脳にはならない。俺は出勤後も50%ぐらいは常にゲームのことや遊びのことを考えている。

・なんでたかが仕事ごときに100%のリソースを投下せねばならんのだ。

・だから「仕事とプライベートしっかり切り替えてタイパ良く働こう!」には当然反対しているし、「時間外でもしっかり働いて圧倒的成長!」にもしっかり反対している。実は労働そのものについて反対しているだけでは?という説もあるが、そこはまぁ呑みこんでいる。

・一番嫌なのは出社である。通勤と退勤という手間が発生するし、何より会社で一瞬でも家事や趣味のことが気になってしまったら、それを解消できないのが問題だ。出社してから「ガスの元栓閉めたっけ」なんて気になり始めたら終わりである。

・その点でリモートワークの恩恵は非常に大きい。仕事のアイデアが湧いたら仕事したらいいし、ガスの元栓が気になったらガスの元栓を見ればいい。

・たぶんだけど、広い意味で「監視」や「管理」が苦手なんだと思う。

・逆張りっていうわけじゃなくて、単に誰かの指示に乗るのが気に入らないのだ。「あんた宿題やったほうがいいんじゃないの?」「あーーー今やろうと思ってたんだけなぁ!!!全然やる気無くなったわ今言われてたから全然やる気無くなったわ!!!!」をずっとやっているだけ、とも言える。自己決定権を重視し過ぎている節がある。

・数学の問題でたくさん計算したら解けることはわかってるんだけど、そこに至ると何となく負けた気がしてずっと綺麗な解法が無いかを探してる感じで仕事してる。だから逆に「もういいや」ってなったら粛々と計算して解けたりする。その「もういいや」までが遠い。

・時間をかけたらかけた分だけ成果が出るような仕事でもないのに、進捗確認って必要なんだろうか。もちろん思いついたらすぐやる。思いつかなかったら思いつかなかったで、そのうちやる。できないならできないって言うので、許してくれよっていう気分で仕事をしている。

・ダラダラと仕事したい。ダラダラと生活したい。ダラダラと生きていきたい。ダメっすか。



・無視とかスルースキル、鈍感力とされるもの。たぶん何種類かあるが、ひとつは集中していて本当に知覚すらしていないような場合。これは割と肯定して良い気がする。

・もうひとつのパターンとして、知覚はするがなんらかの方法で「深刻に考えない」とか「結論が出てるものとして処理する」とか「別の箇所で勝ってるから」とかがあると思う。

・これは相対化の一種だが、なんていうかこれをするときは注意したい。油断するとすぐに闘争、あるいは学級会になってしまう気がするので。

・闘争あるいは学級会、殴られたら殴り返す権利があることは理解できるが、もし殴られたら「なぜ殴ってくるまでになってしまったのか」っていう経緯が気が向いてしまいがちなのが良くないんだろうな。

・あとSNSにおいて、上手に殴れたら報酬がある状態なのは本当に良くない。何が正論パンチだよ、何が火の玉ストレートだよ。

・そもそも殴んなよ、人を。

・ノブレスオブリージュめいた姿勢はちゃんとノブレスになってからやるべきなんじゃないのかという意見もある。良いやつぶろうとしてるんだろうか。たぶんしてる。してるんだけど、その良い奴ぶることで自己肯定感が高まったり満足感が得られてるとかでは、全然無くてびっくりする。

・では何故やってるのかはよくわからない。人生はわからないことだらけであり、消極的に考えることから逃避することだって別に必要なアクションである。



・オモコロでかな入力についての動画が出ていた。

・気持ちはわかるけど、タイピング最速の人もローマ字だし、一日に2万字タイピングする西尾維新もローマ字だし、たぶんローマ字入力の方が早いんだとは思う。

・でも面白い。

・かな入力はキータッチの工数を削減するが例外的な文字が出てきたときの処理が複雑で、ローマ字入力はその点入力規則が一貫しているのが強みなのだが。速度を重視してかな入力を選択している人っているんだろうか。たしかにそっちで極めたら速そうではある。

・ただもしかしたらどっちもスマホネイティブなギャルのフリック入力には敵わない可能性はあると思っている。電車とかで魔法みたいな速度でテキスト入力してる人いません?あれなんなん、凄すぎる。

・寿司打のフリック入力版が欲しい。タイピングが寿司打で改善したんだから、フリック入力も寿司打で改善しない理屈はない。初歩的な筋トレがすべてを解決するのだ。



・来週も忙しいけど、また来週。


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