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蒸しパンをつくる

#料理 #気分転換 #日々の生活

去年の今頃から、蒸しパンをつくるようになった。理由はパン売り場に自分の食べたい蒸しパンがなかったから。

 蒸しパンはホットケーキミックスにと水と卵があれば、簡単に作れる。自分のうちに昔の蒸し器もあるので、買い揃える物は材料とクッキングシートだけ。最初は少し生っぽかったけど、蒸してる途中で型から外してさらに蒸すと、プレーンのキメの細かくない、食べ応えのある蒸しパンができた。

 蒸しパンをつくる動機が「食べたい」から、「余計なことを考えたくない」にいつの間にか変わっていった。ネガティヴでは無く、頭の整理がしたい時、アイディアがわかない時に料理をするのは最適な気分転換だ。

 材料を混ぜて蒸すだけの簡単な行程だけど、結構やることも気にすることもある。混ぜすぎるとうまく膨らまないので、材料を混ぜ過ぎないこと。蒸し器は必ず湯気が立つまで温めておくこと。蒸している最中に、型から外してまた蒸すこと。蒸し器は熱くなるので火傷しないように取り扱うこと。

 気にしながら手を動かすと、余計なことは全く考えられない。ついでに台所の掃除をしてシンクを磨くと、さらに余計なことは考えられない。十分リフレッシュはできるし、頭の中を空っぽにできる。

 プレーンの蒸しパンを作り慣れた頃に、さつまいもをサイコロに切ってまぜた蒸しパンをつくるようになった。さらにツイッターで拾ったレシピで鬼まんじゅうをつくるようになった。鬼まんじゅうは名古屋の郷土のお菓子で、さつまいもに砂糖をまぶして小麦粉を混ぜて蒸すだけのシンプルなお菓子。蒸しパンをつくるときは必ず鬼まんじゅうも作るようになった。

 蒸す時間と材料を混ぜることに、さつまいもをサイコロに切る過程が加わった。さつまいもの皮をむき、サイコロに切るときは当然他のことは考えていない。蒸しパンを作ってあと片付けをした後、何をごちゃごちゃと考えていたのか不思議に思うくらい、頭の中がすっきりさっぱりしている。

 インプット・アウトプットは大切だけど、何をインプットして何をアウトプットするのか、わからなくなる。蒸しパンを作った後、忘れることがある。だけど忘れるくらいならさほど重要なことではなく、もし重要なことであれば思い出すだろう、と最近思えるようになった。全部覚えていたら、ワタクシの頭の中はすぐに容量を超えてしまう。もともと容量の少ない頭の中なので。

 フライパンでパンを焼けると聞いたので、今度挑戦してみよう。これも絶対ワタクシの頭の中を整理してくれるはずだ。

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