かつてガチ恋していた推しの入籍に寄せて

8/4、10年来の推しが入籍を発表した。発表はあっさりしたもので、Wordで打った文章の最後に直筆の署名があるだけ。入籍に関する文は一文だけで相手のことには一言も触れず、ほとんどが「これからも頑張ります」という内容だった。2回目に読んで「入籍」の文字に気づいたくらい。羽生結弦さん、この度は入籍おめでとうございます。あなたとあなたのパートナーの人生に多くの幸せが降り注ぐことをお祈り申し上げます。

私は中学2年生くらいの頃に羽生結弦さんのファンになり、本格的に推し活にのめり込んでいたのは中学3年からだった。ロシア語を選んだ理由のほんの数パーセントは羽生さんがきっかけでスケオタになったからってのもある。高校生の頃は半分くらい?は羽生さんにガチ恋だった笑。その頃週刊誌のゴタゴタがあってマスコミの酷いやり方に憤ってはいたものの、推しにそういう存在がいるかもしれないことを突きつけられて寂しさもあった。なんというか、「私の彼なのにー!キーッ」という感じじゃなくて「そうか、そういう人いてもおかしくないな。なんか寂しいな」みたいな。フィギュアスケートの世界ってコーチがやたら恋愛勧めてくる。羽生さんが幼い頃に教わってた都築コーチも浅田真央さんのコーチだったロシアのタラソワコーチも異口同音に「恋愛しなさい」って言ってた笑。他のスポーツだと恋愛は競技の妨げになるって避けられる傾向あるからアートスポーツはやっぱり違うな。
でも、羽生さんが「みんなが求める羽生結弦」でいなくてもいい場所を得られたことが良かったと思う。あとちゃんと羽生さんの言葉で知ることができて良かった。嫌なマスコミとかパパラッチから相手の方を守った羽生さんも、昨日の発表の瞬間まで誰にも言わなかった相手の方とその家族も、婚姻届受理した市役所の方もすごい。羽生さん本人も周りの人も私たちファンもマスコミ特に週刊誌にはもう散々苦しめられたので…。これのせいで40とかそれくらいにならないと結婚できないんじゃないかと思ってた。羽生さん本人はインタビューとかで「結婚したい」とか「子供欲しい」って度々言ってたからまずは1つ実現した。子供好きなのは試合でフラワーガール、フラワーボーイを構ってるところとかプルシェンコの息子と遊んでるところとか見て知ってた。羽生さんは子供に好かれそうな印象。あと羽生さんは「ロミオとジュリエット」で2回、「オペラ座の怪人」で切ない恋愛系プログラム滑ってるけど現実はとりまハピエンだ。今日ニースのロミジュリ見てたらなんかとても感動してしまった。

羽生結弦さん、どうかお幸せに。いつか結婚指輪も見せてください。新しい羽生さんのスケートも楽しみにしています。

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