スマホの窓から見つけた新しい世界 #7 仕事3
10年勤めた職場は、働きやすく、先輩も上司もいい人ばかりで、お給料まあまあ、ボーナスばっちり。家から15分かからない。言うことなしの環境だった。
はじめは、お茶汲み、コピー、灰皿を洗うことが仕事のほとんど?だった。
遠く離れたコピー機や印刷機のある部屋まで行って、コピーして、また持ち帰る。
グラフを書くのに色鉛筆をナイフで削って、大事な書類は、付けペン万年筆で書いてた。その時代でもたぶん古いやり方だった気がする。
電話も社内に電話交換手がいて、そこから内線にかかってきていた。
それが当たり前だったけど、今では
信じられない地道な作業してたなぁ〜。
入社して五年ほど経った頃から、
経営コンサルが入ったり、
ワープロや端末を使うようになり、
コピーもフロアに一台、
各自でコピーするので、
「コピーして来てー!」の声に時間を取られることも減っていきました。
そのうち、パソコンが導入されて、
ペラペラのフロッピーディスクにデータを残していたなー。
8人ほどの職場に一台しかないパソコンを毎日のデータの週平均、月平均の計算を自動化するのに夢中になってた。それができたら、どんだけ毎日の時間が節約できるかを考えたら、一日でも早く作りあげたかった。
そのために、パソコン占領して、同僚にひんしゅくを買うなんてことも。
お茶汲みは、機械になり、男の人も自分で自分のを入れるようになっていった。
今や、スマホから、家庭でも印刷したりコピーもできちゃう。
書類もカメラでカシャっと撮影して、メールでどこへでもひとっ飛び。
電話番号わからなくても、LINEやFacebookでその人と連絡取れちゃう。スマホでいつでもどこでも。
なので、それが便利で面白くて仕方ないのです。
しかも、それでお仕事まで、できちゃうなんて。年齢もあの頃なら、もう終わってますよね。
風の時代は、なんと有難い時代です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?