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HM Xuのパーツ選びについて

HM Xuを購入できた皆さん!
おめでとうございます!

私は3月末からHM Loong66 RSを使用しておりますが、
素晴らしい性能、継続的なソフトウェアの改善、コンパクトながら矢印キーが入った便利な配列、可能性を広げる分割スペースキーなどなど
良いところを上げればきりがないです!

Xuを確保された方が次にされることとしてはパーツ選びかと思いますので
この記事ではパーツ選びの際の注意点や経験などを雑多に書いていきます。

なおカスタムキーボードの組み立てされた経験がある方や詳しい方からすれば当たり前やん!という内容も含まれてますのでそういう方は序盤に結論を書いてますので結論だけ読めば大丈夫かなと思います。

※リンクをいくつか貼ってますがアフェリエイトではないです。
 正確にはアフェリエイトのやり方が分からないです。

※記事の執筆は2度目(前回が初投稿)なので読みづらいところもあるかもしれないですがご容赦ください。

※追記履歴
(2024/04/14)
UDFさんから2U×5のプレートマウントスタビライザーが発売されたことから結論と各論のスタビライザーの箇所を追記

(2024/04/15)
キーキャップについて具体的な製品情報を追記



早速結論

以下ぐだぐだ自分語りも含み、見辛いので先に結論だけ記載しておきます。

ケースについて

  • 私が個人的に動作確認取れたのはTofu ReduxSALVATION

  • どれ買ったら良いかわからない人やカスタムキーボード初心者で組み立てに自信がない人はネット上に情報が比較的多く存在するTofu Reduxを買ってググりながら作ろう

スタビライザー

  • 2U×5のプレートマウントスタビライザーを購入しよう

  • 大体2U×5がワンセットになってないので2Uのスタビライザーが5個揃うように購入しよう

  • どれ買ったらいいかわからない人、こだわりがない人はUDFさんから販売されてるやつを買えば1セットで揃うよ


USBケーブル

  • 特におすすめはなし(USBに関して語れるほどの知識なし)

  • もし組み立て後にキーボード自体は認識するけど文字入力できないという事象に遭遇した場合は、ケーブルを別のものに交換すると治るかもしれない

キーキャップ

下記に留意して選ぼう

  • スペースバー:2.25U×2、1.75U の3つが含まれていること

  • 左Shiftキー:2UのShiftキーが含まれていること

  • 右Shiftキー:1UのShiftキーが含まれること(1Uキーなので別キーで代用は可能)

  • 柄や色合い、デザインが絡んでるキーキャップの場合は上記のキーキャップを使った場合でも崩れないこと

※選ぶのが大変っていう人は詳細にリンク乗せてるので参考にしてください。



これ以降はそれぞれ掘り下げて?冗長に?記載してますので結論だけではわからない箇所を中心にご覧ください。


0.準備するもの

下記パーツを追加で購入してそれらを組み立てて初めて動作します。

  • ケース

  • スタビライザー

  • USBケーブル

  • キーキャップ

※組み立てる道具については詳しくは説明しませんが手動のドライバーは最低限必要です。電動ドライバーはネジ穴潰れるかもしれないので非推奨。

パーツ集めて組み立てるだけやろ!って感じですよね。
その通りです。
なので分かってる人からすればそんなに難しいことではないかもしれないですが、まぁ全員が全員慣れてるわけでも無いでしょうしね。
1つずつ見ていきましょう。

1.ケースについて


販売サイトにも記載の通りGH60互換のケースを準備しましょう。
ここでGH60互換のケースとは何かを説明すると話が長くなるので省きますがまぁそういう汎用ケースがあるんだなぁくらいに思っておけば良いと思います。

で「GH60 ケース」と調べてみると色々なケースが出てくると思います。
慣れてない人からすると「これを買って大丈夫なのかな?」と感じるかもしれないですね。
実際多分大丈夫なんですけどね。
ただ「多分じゃなくて絶対大丈夫なのはどれなん?」というのを知りたい人もいるかと思います。
そこで私が実際に装着し動作が確認できたケースを記載しておきます。

Tofu Redux

  • 有名なGH60ケース

  • 1万円台で買えるアルミケース

  • Youtubeとかネット上で情報がいっぱいあるので組み立てに自信がない初心者におすすめ

  • Mod情報も豊富にあるのでカスタマイズしやすい

SALVATION

  • リーフスプリングマウントを採用したGH60互換アルミケース

  • リーフスプリングによる打鍵時の衝撃吸収により柔らかい打鍵感

  • 組み立て難易度はそこそこ高い(初心者にはおすすめしない)

  • 価格は高い(現在のレートで4万オーバー)

ここからは余談ですが、、
私は組立当初はTofu Reduxで組み立て、その後SALVATIONに換装してます(ヘッダー画像がSALVATION装着時のLoong66 RS)。
もともとSALVATIONがほしかったんですがタイミング良くセールしてたので買った感じです。
「リーフスプリングってグラグラしてなんか操作し辛そう」、「ゲームしてるときに動作が不安定になりそう」という疑念があるかもしれないです。
実際私も少し心配してました。
が結論としては問題なく動作してますし、打鍵時の不安定さもなくいい感じです。
打鍵感がソフトです。

打鍵感にこだわりがある人にはSALVATIONはいい選択肢になるかと思います。

慣れてない人はSALVATIONじゃなくてTofu Reduxのほうが良いかなと。
シンプルな機構ですし日本語による組み立てブログの情報とかも出てくるので組み立てる時安心だと思います。


2.スタビライザーについて

Xuにはスタビライザーが同梱されていないので準備しましょう。

スタビライザーには

  • PCBにネジ留めするタイプ(スクリューインスタビライザー)

  • プレートに取り付けるタイプ(プレートマウントスタビライザー)

がありますが、Xuはプレートに取り付けるタイプ( プレートマウントスタビライザー)が適合します。

また分割スペースを使うことが前提ですが、2Uのスタビライザーを5個準備する必要があります。
つまり2U×5のプレートマウントを準備すればいいです。

注意点は大体のスタビライザーは2U×5がワンセットになってないので、スタビライザーセット×2を買うことで揃う場合が多いのではないかと思います(探せばあるかもですが私は知りません)。

キーキャップを外している5箇所がスタビライザーの箇所

なお私が購入したLoong66 RSにはスタビライザーが付属していたためそのまま付属のものを使っていますが、手元にあるTX AP Stabilizer(Plate Mount)を一つのスペースバーにつけたところ問題なく動作しており、音もいい感じです。
(全スタビライザーを換装しての動作確認まではできてません)

TX AP Stabilizerのリンクを載せようとも思いましたが現在すぐに購入できるのは海外サイト経由での購入となりトラブル回避のためやめておきます。

別のもので言えば下記の商品はLoong66 RSには取り付けたことは無いですが私自身他のものに使ったことがあって、国内で買えて僕自身何度も買い物したことがあるTALP Keyboardさんから出されている下記商品を参考リンクのせておきますね。

↑の製品の場合だと2Uが4つしか入っていないので2セット購入する必要がありますね。

こんな感じで自分の好きなプレートマウントスタビライザー(2U)を5個揃えるというのがスタビライザーの章のポイントです。

(2024/04/14追記)
HM Xu取り扱いされてるUDFさんからプレートマウントスタビライザーで2U×5が揃うスタビライザーが発売されました!
大体の製品が2U×4しか入ってないので2セット買うことになりますが、これだと1つでOKです。
私自身使ったことは無いので物自体の良し悪しは伝えられませんが、「2セット買いたくない!」とか「いやスタビライザーなんでもいいけど安く済ませたいなぁ」って人はこれを買っておけばいいと思います。

いやぁ、痒いところに手が届く感じ、ユーザー目線でいいね!

こちら購入しましたので使用感確かめられ次第追記します。


3.USBケーブルについて

USBにも規格などがいろいろありますが私自身詳しくありませんのでおすすめを語れません、すみません。

ただトラブル事例を1件共有しておきますと、
手持ちのコイルケーブルではキーボード自体は認識しましたが、文字入力できない事象がありました。
自宅に転がってるよくあるシンプルなUSBケーブルだと動作しました。
一説ではコイルケーブルというよりもケーブルの長さの問題ではないかという話もありますが、私は詳細はわかりませんので、こういうことがあったよ、という共有までです。

まぁトラブルシューティングの参考にしてください。

勘違いしてほしくないのはコイルケーブルがダメとは言ってません。
現にコイルケーブルを使って動いてる方もいます。
あくまで私が経験した事象の共有であり、コイルケーブルを使わないようにと注意喚起をしてるわけではありませんのでご認識ください。


4.キーキャップについて

個人的に一番時間がかかったのはキーキャップを選ぶことでした。
このキーボードの特徴でありメリットでもある配列ですが、それが故に選択肢が多くは無いです。
自分が好きな柄で、かつこの配列を満たしてるキーキャップを選ぶのは時間がかかると思うので、キーキャップ選びは早めにしたほうが良いと思います

特に下記に留意してキーキャップ選びしてください。

  • スペースバー:2.25U×2、1.75U の3つが含まれていること

  • 左Shiftキー:2UのShiftキーが含まれていること

  • 右Shiftキー:1UのShiftキーが含まれること(1Uキーなので別キーで代用は可能)

  • 柄や色合い、デザインが絡んでるキーキャップの場合は上記のキーキャップを使った場合でも崩れないこと

特に難易度?が高いのが分割スペースバーの部分です。


留意点は分かったと思いますが、上記を満たした製品をどう探すのか?というのもまた難しいです。
小数ですが1つのキーキャップセットで上記を満たすものもありますが数が多くなく、柄や色の選択肢が狭まってしまいます。

参考までに私が見つけたキーキャップセットのURLを貼っておきます。
※選択肢が少ないのでタオバオの商品も乗せてますが買い方は自分で調べるか周りの詳しい人に聞いて下さい。ここでは解説しません。

1.Sikakeyb(グローバルサイト)

2.Sikakeyb(タオバオ)

※タオバオのURLは読み込まれないので画像も貼っておきます。

タオバオ上のSikakeybのキーキャップセット
1.とは別で複数色のグラデーションモデルがタオバオでは販売されてます


いったん自分で探してみたものの見つからないという人は分割スペースバーに焦点を当てた2つの考え方を軸に探していくのが良いかなと思います。

  1. Spacebar kitなどが別売りで選択できるものを探す

  2. 分割スペースバーだけを買って好きなキーキャップと組み合わせる


1.についてては例えばkbdfansで販売されている下記製品であれば「Base kit」に加えて別売りの「40s」と「spacebar」を購入することで条件を満たす製品を購入することができます。

なおkbdfansさんは他のキーキャップセットでもspacebarセットや40sセットのものが複数あります。
このようにBase Kit + optionが選べる製品の中から探すというのが1つ目の考え方です。


2.についてはAmazonなどで検索して分割スペースバーのみを買って残りのキーは好きなキーキャップセットを選び組み合わせる方法です。

メリットとしては好きなキーキャップを使える点でしょうか。
Amazonとかで安く売ってるキーキャップとかでも使えるものもあるかと思います。

デメリットとしては分割スペースバーの色と好きなキーキャップの色がマッチするかどうかわからない、キーキャップの高さや形が合うか分からないということです。

キーキャップの高さや形は正確にはプロファイルと呼ばれてます。
自分の好きなキーキャップのプロファイルを調べて、それにある分割スペースバーを購入しましょう。
ちなみに乗せているのはCherry Profileです。
プロファイルって何?って人は下記を参照してください。


個人的には普通に条件に合うやつを探す、なかったら1の方針で探しす、それでも見つからなかったら2の方針で買えばいいかなと思います。
その後希望のデザインの1が見つかったらそっちに切り替える
、という流れにすればいいのではないかなと思います。

Xuが届いたのにキーキャップが見つからないから組み立てられないってのももったいないですしね、どこかで見切りをつけて切り替えるのも大事かなと思います。

また分割スペースバーに焦点当ててますが当然他のキーのことも考慮して購入する必要がありますからね。

例えば2で進めた結果キーキャップセットの中に2UのShiftが入ってなかった!ってことにならないようにお気をつけください。
特にキー数の少ないセットを買う場合は要注意です。


最後に

この製品は良くも悪くも自分でパーツを集めて組み立てないといけないです(いわゆるカスタムキーボードですからね)。

私は自分で選んで組み合わせられるカスタムキーボードが好きですが、そうでない人もいるでしょうし、興味はあるけど知識がないって人もいるでしょう。
そういう方に向けてパーツ選びの参考になればという思いで記載しました。少しでも役に立つ情報を提供できたなら幸いです。

なお別の記事で組み立ても説明してます。
組み立ての際はこちらも参考にしてみてくださいね。


では。


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