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【2ブロックデッキ紹介】青白GRスコーラー

※2021/9/21を持ちまして、こちらの記事を無料公開にさせていただきます。

初めまして、こっちゃー(@yomi2658)です。
今回は、2ブロックメインの調整グループ「したい会」の新作になります。6月に公開した『青白スコーラー』を殿堂施行後に調整した結果、別のギミックを併用することで完成したデッキです。
殿堂でも結果を残しているので、そのまま殿堂環境にも流用可能です。殿堂については最後におまけとして追記しています。

1.主な戦績

7/21(日)
第40回 ババロコCS(2ブロック)
準優勝

8/26(月)
第5回 湘南cs(殿堂)
3位

9/1(日)
第6回 湘南cs(殿堂)
優勝

2.デッキリスト

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メインデッキ
4 x ジャスト・ラビリンス
4 x ヘブンズ・フォース
2 x ナゾの光・リリアング
4 x ♪銀河の裁きに勝てるもの無し
1 x ロジック・スパーク
1 x セイレーン・コンチェルト
4 x Wave All ウェイボール
4 x イグゾースト・Ⅱ・フォー
3 x 次元の嵐 スコーラー
2 x 超宮城 コーラリアン
4 x 奇石 ミクセル / ジャミング・チャフ
2 x 音奏トラークル / 音奏曲第5番「音竜巻」
4 x 叡智の聖騎士 スクアーロ / エナジー・ライト
1 x 機術士ディール / 「本日のラッキーナンバー!」 

 超GRゾーン
1 x 防護の意志 ランジェス
2 x バツトラの父
2 x 白皇角の意志 ルーベライノ
2 x 破邪の意志 ティツィ
2 x 甲殻 TS‐10
1 x ポクタマたま
2 x パス・オクタン

前回の青白スコーラーの時と同様に《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》から呪文を重ねることで同一ターン中に呪文を複数使い《次元の嵐 スコーラー》を目指すデッキになります。《ジャスト・ラビリンス》をドローソースの中心に添え、GR召喚による横展開からドローを進めるのも前回の構築と一緒です。
今回の構築による主な変更点は《Wave All ウェイボール》・《イグゾースト・Ⅱ・フォー》・超GRゾーンになります。
この追加によって、前回の青白スコーラーではメタクリーチャーを展開することでターンを稼ぎ、1度《超宮兵 マノミ》と《ジャスト・ラビリンス》のドローを挟んだ後に《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》で呪文チェインを刻むデッキだったものが、GRクリーチャーのブロッカーによって盤面を支え、タイミングをみて呪文チェインを仕掛けて《次元の嵐 スコーラー》を目指すデッキに大きく様変わりしました。

3.採用カード解説

《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》
《ジャスト・ラビリンス》

構築の中心となるカード、後述する《イグゾースト・Ⅱ・フォー》により前回の青白スコーラーより呪文チェインが容易になりました。
前回の構築のように《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》を手札に溜め込まなくても呪文チェインができます。

《ヘブンズ・フォース》
《イグゾースト・Ⅱ・フォー》

このデッキのメインギミック。
《ヘブンズ・フォース》から登場する《イグゾースト・Ⅱ・フォー》により、墓地に落ちた《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》を繰り返し使えるようになったと同時に受け性能も上がりました。
S・トリガー《ヘブンズ・フォース》で、《イグゾースト・Ⅱ・フォー》が登場した場合、墓地の《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》を唱えることで、自身の呪文使用時効果と、GRゾーンからブロッカーが捲れることで、複数体止めることができます。
銀河→フォース→イグゾースト→銀河(墓地から)→ドローソースと繋げることで容易に呪文チェインを4回重ねることができ、この動きにもう1枚呪文を重ねることで《次元の嵐 スコーラー》を着地させるのがこのデッキの主な動きになります。
派生パターンとして銀河、もしくはイグゾーストをどちらか1枚追加することで、下記のようなパターンで呪文チェインを5回重ねることができます。

銀河2枚の場合
銀河→銀河→フォース→イグゾースト→銀河(墓地から)→ドローソース
イグゾースト2枚の場合
銀河→フォース→イグゾースト→フォース(墓地から)→イグゾースト→銀河(墓地から)→ドローソース

この3つを中心にイグゾースト、フォース、銀河、リリアング、ドローソース、残りリソース、GRゾーンの非公開カードの枚数によってチェインパターンが変化していくのでここは1人回しで確認していってほしいです。

《奇石 ミクセル / ジャミング・チャフ》
フィニッシャー兼メタクリーチャー。
いくつかの踏み倒しデッキに対して強いだけでなく、相手のジャミング・チャフに対して先に打つことで次のターンに安全に呪文チェインを目指すことが可能です。ウェイボールの登場でルーベライノが捲れる頻度も増えたため、軽減して4ターン目に打てることも増えました。
また、2ブロックの除去が呪文に寄っていることもあり、チェインかけるための1ターンを取るために使うこともあります。

《ロジック・スパーク》
主に呪文チェインを助ける白マナ。
ドロソを探す役割が主ですが、特定のデッキに対しては《「本日のラッキーナンバー!」》を探すために使用します。

《ナゾの光・リリアング》
主な使用用途は呪文チェインのためではなく相手のプーンギを無理矢理超えてスコーラーを目指すためです。前回の構築と違い、1枚の呪文から呪文回数を稼ぐためこのような使用用途になります。
地域のメタリカの母数によって1~2で採用枚数を変えるのがおススメです。

《Wave All ウェイボール》
青魔導具における新世壊のような存在です。
引けるとブロッカーで盤面を固めて、《ジャスト・ラビリンス》で動くルートを取りやすくなります。
複数出しても強いため、ドローソースをプレイできる展開の場合のみヘブンズフォースから二面展開する場合があります。GRゾーンのブロッカー枚数が増えたおかげで受けとしても利用できる頻度が多く、積極的に出していきたいカードです。

《超宮城 コーラリアン》
青魔導具に対してのメタカード兼、追加打点。
ブロッカー持ちなのが優秀です。
自分のスクアーロで戻るため、青魔導具相手はスクアーロを出すことで使い回しが可能なことは覚えておくと良いことがあるかもしれないです。

《叡智の聖騎士 スクアーロ / エナジー・ライト》
主な用途は下面の《エナジー・ライト》ですが、青魔導具に対してはS・トリガー《ヘブンズ・フォース》から出すことでカウンターを狙えること、イグゾーストからフォースを打って重ねることで、このデッキ唯一のSAが作れること、ウェイボールに重ねてプーンギなどのメタクリーチャーへの殴り返しに使うなど、クリーチャー面での出番も比較的多いのは覚えておきましょう。

《機術士ディール / 「本日のラッキーナンバー!」》
クロックをケアするために採用。
青魔道具に対して時間を稼ぐことにも使います。

《音奏トラークル / 音奏曲第5番「音竜巻」》
色バランスの調整と、メタクリーチャーを退かす枠として採用。
バウンス範囲が広く、絶十のダイヤモン将や、バングリッドも返せるのが強みです。また、構築上このデッキでは数少ない1コストの呪文でもあります。
クリーチャー面も弱くなく、ジャストラビリンスの種を2体作ることが可能なため癖がなく使いやすいカードです。

《防護の意志 ランジェス》
《バツトラの父》
《破邪の意志 ティツィ》

《甲殻 TS‐10》
これにより相手が盾を攻撃する場合は、中途半端に盾を割らせることができます。ターン経過によってもブロッカーを並べることで呪文チェインまでの時間を稼ぐことを狙いにしているため、相手の攻撃を止めるカードに比重を置いたGRゾーンになってます。

《白皇角の意志 ルーベライノ》
最強カード。このカードをめくった場合、即座に勝つことが狙えるようになることがあるため、4マナ以降にGR召喚する場合、残すマナはできるだけ白マナにすることが望ましいです。
《ジャスト・ラビリンス》がすごいガードグリップになって、《ヘブンズ・フォース》が1マナになると宇宙がみえる(?)

《ポクタマたま》
墓地メタ枠。
黒単オーラだけでなく、青魔導具も墓地にガリュミーズや各種ドルスザクを逃がすことがあるため刺さることがあります。

《パス・オクタン》
横のシステムクリーチャーを守れる可能性があるカードであるため採用。

以下、採用候補、検討したカード。

《超宮兵 マノミ》
一度に4回以上の呪文チェインをかけることが圧倒的に多く、使用機会が少なく邪魔になることが多かったため不採用。
ドローソースとしては呪文チェインせずとも打てる方が優秀です。

《音奏 プーンギ》
現2ブロック環境で、呪文主体の相手が青魔導具以外ほとんどいないことや、青魔導具に対して無くても勝てることが多かったため、別のカードを優先して採用しています。

各種青単色1マナ呪文
デッキの方向性的に白マナを優先的に置きたいためハンドに来た場合に処理に困って抜けました。ウェイボールから繋ぐ場合は基本的にエナジーライトの方が強いです。

4.プレイング解説

大前提として《Wave All ウェイボール》の有り無しでプランが変わりやすいです。このデッキの《Wave All ウェイボール》はブロッカー展開によってターンを稼ぐことが主目的のため、チェインに入らないターンであれば積極的にプレイしていきたいカードになります。
また、S・トリガーの《ヘブンズ・フォース》から《イグゾースト・Ⅱ・フォー》に繋ぐことで相手の過剰打点を抑え込むことが出来ること、その際に《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》が墓地にあると取れる選択肢が飛躍的に増えるため、殴られそうな時や道中で《ジャスト・ラビリンス》を唱える場合は間に挟むようにしましょう。
このデッキの呪文チェインは見切り発車も多く、GRの公開枚数、このあと捲る枚数、上から引いてチェインが成功するカードの枚数をある程度イメージすると引いたカードでチェイン成功するパターンは多いです。

vs青魔道具
こちらのデッキの平均チェイン開始ターンが5ターンのため先攻の場合は愚直に先にコンボを狙うことになります。後手の場合は《「本日のラッキーナンバー!」》でのターンずらしや4ターン目に《超宮城 コーラリアン》を目指すことになります。
また、盾に《ヘブンズ・フォース》が埋まっていた場合、《イグゾースト・Ⅱ・フォー》か《叡智の聖騎士 スクアーロ》を出すことで追加ターンでも負けない展開にすることが可能です。特に《ロジック・スパーク》で盾に《ヘブンズ・フォース》が埋まっていることが分かった場合、相手の盾を1枚割り、相手のメラヴォルガルが2体でも相手の盾が0枚になる調整をして相手に気持ちよくガ・リュミーズを打たせてカウンターを狙ったほうが楽です。
カウンターを狙う場合の打点生成はイグゾーストフォーススクアーロ進化で出来るのでその動きも忘れないでおきましょう。

vs赤白
《奇石 ミクセル》が刺さる相手ですが、先攻なら2ターン目の動きはウェイボール>ミクセルです。
後攻でプーンギを出された場合は、ミクセルの方が良いことが多いです。
プーンギがチェインの障害になりますが《イグゾースト・Ⅱ・フォー》や《Wave All ウェイボール》のGR召喚により、見た目より長いターンを稼ぐことが可能です。そのため、不利ではなく、気づいたらブロッカーで相手が動けなくなっている場合や、《ナゾの光・リリアング》から無理やりスタートするパターンに持ち込めている場合が多いです。
(複数体のプーンギに、轟轟轟ブランドやミッツァイルが早期に絡んだ場合は死にやすいです)

vs赤緑印鑑パラス
打点形成が早く一撃が重いデッキですが逆に言えばブロッカー1枚で命が守れます。
3ターン目に走られるパターンが多いので、後手の場合は《奇石 ミクセル》を優先、先手の場合は《Wave All ウェイボール》からブロッカーを捲ることを狙った方が序盤を凌いだ後が楽になります。
クロックが入っているデッキのため、ブロッカー群で盤面を固めて《「本日のラッキーナンバー!」》まで待つか、殴れる打点を用意した上で《次元の嵐 スコーラー》で追加ターンを取りたいです。

vs赤青覇道
轟轟轟ブランドが殿堂したことで突破力が落ちています。
相手からしてもこちらがコンボデッキであるため過剰打点の生成を狙ってきます。《奇石 ミクセル》に除去を打たせ、《イグゾースト・Ⅱ・フォー》で盤面を固めることを狙うパターンが比較的多いです。軽率に出されるゴルドーザは《イグゾースト・Ⅱ・フォー》でしっかり固めてあげましょう。

vsメタリカ
リソースを稼ぎながらプーンギを展開できるデッキのため比較的きついです。
ただ相手側の序盤の展開がクリスタにある程度依存しているため、先に回すことは可能です。プーンギは出される前提にして手打ちの《ジャスト・ラビリンス》+《ナゾの光・リリアング》から動くくらいのイメージです。

vsカウンタージョーカーズ
《奇石 ミクセル》をプレイできないとオラマッハで酷い目に合います。
基本方針は手札を溜め込むパターンです。
的を作らせなければ早期に展開することは難しいデッキなので、ドローソースだけプレイし、《次元の嵐 スコーラー》を目指します。
《ジャスト・ラビリンス》を打ちたい場合も、3体展開くらいまでに留め、可能なら《奇石 ミクセル》を出して、早期のソーナンデスのJチェンジは咎めるようにしましょう。

vs ジョー星ミッツァイル
基本的に相手の方が速く過剰打点を組んで殴れるので不利です。
《奇石 ミクセル》である程度ターンは取れますが、マナを増やすことができるデッキのため、あまり長いターンを取ることはできません。
《ジャミング・チャフ》でジョー星を咎めてチェインを間に合わせるか、先に動くか、どちらにしろ要求値が高いため辛いゲームになることが多いです。

5.【おまけ】殿堂構築について

基本ギミックはこのままに殿堂構築でもこのデッキを使用することも可能です。
その場合はロジックスパークやリリアングの枚数などを調整してサプライズホール、追加のドローソースとしてエナジーライト等を採用することをオススメします。
僕自身、超csで使用して僕が6-2オポ落ち、ばんぱくが超ガチcsで使用してベスト8、しあさんが湘南csで使用して3位と優勝と密かに結果も残してます。
興味があったら是非試して欲しいです。

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