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2023年マイベストアルバム【洋楽編】

年の瀬恒例「マイベストアルバム」を今年も選びました!
2023年も追えないレベルで素晴らしいアルバムが登場し、また新進気鋭のアーティストも次々とシーンへ躍り出ました。ライブの方では、被りの日程が出るほどの来日ラッシュに。コロナ禍を経て、音楽シーンがますます活気に満ちた1年でした。

今回はまず【洋楽編】になります!


Less / deathcrash

英インディー・シーン注目のバンドdeathcrashの新作。
ポストロック/スロウコアをベースに、強烈な轟音と静寂のコントラストが放たれるサウンドは圧巻。幅広いサウンドスケープが前作以上に描かれており、最初から最後までその世界観にどっぷり浸れる名盤です。
12月に行われた初来日公演も最高でした。今度は野外で観たい!

softscars / yeule

シンガポール出身のマルチアーティストyeuleによる新作。タイトルにある通り、抱える様々な「傷」をテーマとした作品。エレクトロ、シューゲイザー、ロックなどを組み合わせた、中毒性のあるサウンドとリリックが誘う幻想的な空間。素晴らしいの一言です!

Truth Decay / You Me At Six

UKで絶大な人気を誇るバンドYou Me At Sixの新作。
原点回帰であり、前作のアプローチをより進化をさせた最高傑作。疾走感のあるロックサウンドをベースに、エモーショナル、ポップを組み込んだ1枚。シングルカットされた「Deep Cuts」が特に至高!

The Death We Seek / Currents

アメリカはコネチカット州出身のプログメタルコアバンドCurrentsによる最新作。
これでもかと凝縮されたヘヴィネス、エモーショナルなメロディ、テクニカルなギター、インダストリアル的なサウンド。多種多様な音が完璧に配合された最新メタルコア!

Losing What We Love / Knuckle Puck

シカゴのポップパンク・バンドKnuckle Puckによる4作目。
初期を思わすアグレッシブな面に情緒的でエモーショナルな要素をより搭載した最高のポップ・パンク。シンプルではあるが、そのシンプルさは彼らにしか作れない世界観。前作も傑作だったので早く来日を…!

Good Lies / Overmono

UKエレクトロニックシーンの革命児Overmonoによるデビューアルバム。
ジャケのワンちゃんがとても可愛く、レコードでとても映えます。
ミニマルでありながらも心地良いビートが織りなす珠玉のメロディ。今年のエレクトロミュージックでNo.1でした!

Heavy Heavy / Young Fathers

スコットランドはエジンバラの3人組Young Fathersの4作目。
ソウルやラップ、ポップ、ニューエイジ、エレクトロミュージックなどなど…。あらゆる要素がミックスされたカオスな世界観を、骨の髄まで楽しめます。

The Noble Art Of Destruction / Holding Absense

ポスト・ハードコアシーンのHolding Absenceの3rdアルバム。
vo.ルーカスのハイトーンボイスと、ストリングスを織り込んだ叙情的なメロディが最高の化学反応をみせるポスト・ハードコア。
シングルカットされたFalce Down〜Scissorsへの流れは鳥肌もの。

A Great Chaos / Ken Carson

アトランタ出身のラッパーKen Carsonによる3作目。歪でエモーショナルな〈レイジ〉のビートと、心地良いラップを存分に味わえます。2024年にはRHCPのツアーにゲストで登場予定。さらなる活躍が期待できます!

Crown The Empire / DOGMA

アメリカはダラス出身のメタルコアバンドCrown The Empireの5作目。
RISE RECORDS TOUR JAPAN 2016から早7年。すっかり中堅バンドとなった彼らの新作は、キャリアの中でも特にヘヴィなサウンド。ハードでエッジの効いたリフが痛快です。メロディアスでエモーショナルな部分も失っておらず、見事な融合を果たしています。

Story Of The Year / Tear Me to Pieces

ポスト・ハードコアシーンで20年以上のキャリアを誇るStory of the Yearによる6作目。
今作の特徴はエモーショナル。アコギを多用したキャッチーでメロディアスな楽曲が沁み渡ります。もちろんブレイクダウンやシャウトなどハードな部分もあり、キャリアの集大成とも言える傑作です。
来日の噂もあるので期待!

Yungwebster / Yungwebster

NYのラッパーYungwebsterによるデビューアルバム。アンビエントR&Bと称されるフランク・オーシャン「blond」を彷彿させるアンビエントヒップホップ。一見交わらなさそうなこの2つが絶妙な形で融合。ドリーミーでメロウなサウンドが堪能できます。

In Times New Roman... / QUEENS OF THE STONE AGE

ハードロック、ストーナーロックの王者Queens Of The Stone Ageによる6年ぶり8作目。
キャリア初期を彷彿させる力強くソリッドなギター、ダイナミックで骨太なグルーヴ、そしてジョシュ・オムの色気たっぷりのボーカル。円熟の境地に達した最高の“ロックンロール”です。2月の来日公演が待ちきれません!


今年も様々なジャンルを聴きましたが、自分にとって原点であるパンクやメタルでの名作が目立ちました。
愛してやまないSum 41が出演するPUNKSPRING2024を筆頭に、来年もライブ漬けとなる1年になりそうです。


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