エンジニアから見るライターの時間単価 #雑な日報 11.30

今日、前に勤めていた会社の先輩+その旦那さんと会った。

夫婦で会社をしていて、主に受託開発だけども自社サービスもつくりたいよね、となって、ライターをサポートするようなサービスを作ろうとしているそう。
で、ライターの意見を聞きたいということで会うことになった。

システム開発だけじゃなくて、ディレクションやメディアの立ち上げなどもまるっと引き受ける会社で、ライターさんやライターに発注したい企業さんと関わることもあるらしく、

・ライターの単価が安い(ライター側)
・書けるライターが見つからない(企業側)

というのを解消したいそうで。

話をしていて感じたのが、ライターは時間単価という概念が低いということ(いい悪いは別として)。

先輩の旦那さんはエンジニアなんだけども、エンジニアは、毎月自分の工数(どんな作業を何時間やりました、というもの)を申請して、その時間数×1時間の単価でお給料をもらう、というのが一般的で、ライターもそうなったらいいのにね? と思ってこのサービスを考えたそう。

ちなみに、少ない時間でできるエンジニアはその分単価が高いので、早くできたから損になる、ということはない。

「初めてクラウドソーシングサイトを見たとき、単価0.1円とかでびっくりした」と言っていて、能力や仕事量に対して適正な価格なのか、ととても疑問だと。0.1円的案件については私も同意見。

ライターの作業は、エンジニア的な観点からしたら、「え、そこお金発生しないの?」と驚かれるようなものも多い。

たとえば、エンジニアだと客先やリモートでの打ち合わせで稼働が発生すると、その分も請求する。(エンジニアに限らず、ディレクターとかでも、人月計算するような職種はそうなのかな)

私は会社員時代にエンジニアに外注する側だったけど、そんなのはすっかり忘れていたし、ライターで「打ち合わせ費用」を請求するなんて聞いたことはないから、その感覚をすっかり忘れていた。

「当然の権利だから請求しよう!」とか言いたいのではなくて、ライター側は「原稿料」とされるものに、打ち合わせ費用など諸々すべてが含まれている状態だということを理解しておくのは大事なのかも、と思った。

執筆にかかる作業の内訳を、企業側だけじゃなくて、ライターである私自身もきちんと理解できていない、と思うことはある。

一言で「取材記事を書く」と言っても、事前の打ち合わせや準備から当日の取材、そのあと記事を書くのに何時間かかっているのか……自分自身が1本の記事を書くにあたって、何にどれだけ時間をかけているのか、正直きちんと把握できていない。

好きでやっている部分もあるので、お金だけで割り切れないところももちろんある。
原稿料は安いけど、ここで書きたいからと思って書いている媒体もある。

でも、やっぱりお金は大事だ。
ずっと長く、書き続けていくためにも。

実力に見合わない金額を請求するのは「ぼったくり」だけど、自分の仕事の「適正」な金額を考えることは、必要なことなのかもしれない。

さて、このあとは取材なので今日はこのへんで。

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中村 英里

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