「お金にならないアウトプット」で仕事依頼が来たので軽く分析/noteのクラウドソーシング化

最近「ブログを見ました」「noteを見ました」ということでお仕事のご依頼をいただくことが何件か続いた。

私のブログはPV数も月間1000にも満たないもので、更新も不定期。noteのフォロワーも120人くらいだし、ツイッターフォロワーも800人程度と決して多くはない。

「アウトプットを続ければ営業しなくても仕事が入るようになる」という趣旨のツイートやブログ記事を読んでは、「そんなのさぁ、PV数やフォロワーが多い限られた人にしか起きないことでしょ?」と思っていたけど、自分の身に起きたことで「あっ、本当にあることなんだ」と実感。

でも、前述のとおりPVもフォロワー数も少ないので、「どうやって私のことを見つけたの???」というのがとても気になっていて。仕事依頼をくださった方や知り合いの編集さんに、「どんな経緯で私のこと見つけてくださったんですか?」「ライター探すときってどんなふうに探しているんですか?」と最近よく聞いていたので、その内容も交えてつらつらと書いていきたいと思います。

「ブログ見ました」から仕事が来る謎

まずは「ブログ見ました」から仕事が来る謎について軽く考察。私はおさんぽWebマガジン「てくてくレトロ」というブログを運営しています。昨年の5月にWordPressで立ち上げてちまちま更新しているんですが、まぁ更新頻度がまばらなんですね。毎日更新とかマメにできないんです。んで、今年のGWに時間がぽっかり空いてたので、5記事を2日おきにまとめて更新したら、依頼が何件か舞い込みました。内訳としては、

・もともと知り合いだった方からの依頼
・まったくの新規依頼

というもの。ここで気になったのは、「まったくの新規の人がどうやってブログ見つけてるの??」ということ。この点について考察していきたいなと思います。

私なんぞのブログをどうやって見つけているのか?

「てくてくレトロ」の記事の更新情報は、自身のツイッターと、てくてくレトロの公式ツイッターおよび公式Instagramで投稿しています。

サイトへの流入については、全体的な割合としてはOrganic(検索流入)が多く、特定の記事が牽引しています。問い合わせの内容と照らし合わせても関連性は薄いので、おそらくここから仕事依頼に繋がった訳ではないと思います。
その次に多いのはReferral(他サイトにリンク貼ってある場合)とDirect(直接URL叩いてアクセスするとコレになる。ブックマーク、メルマガとか)ですが、ざっくり確認した感じこれらも仕事依頼の内容とは関連性が薄そうなので、残るはSocial(SNS)。

ブログ記事投稿と更新情報ツイート(同日)の日にちの流入経路はツイッターが1番多い状況。てくてくレトロ公式ツイッターアカウントは全然運用していなくてフォロワー30人とかなので、基本は私のツイッターアカウントからのツイートに貼られている記事リンクを踏んで流入しているんだろうな、と。そんなにリツイートとかもされないので、基本は私のフォロワーさん界隈が記事を見ているのかと多います。

ちなみに純喫茶についての記事は「#純喫茶コレクション」というタグを付けると、純喫茶好きの間では有名な「純喫茶コレクション」というアカウントにリツイートしていただけることがあるので、その場合は私のフォロワーさん以外の人も見ていることになるかなぁと。ただ、純喫茶関連でのお仕事は来ていないので、この経路での依頼ではないはず。

「てくてくレトロ」のサイト内には私個人への導線は貼っていないので(今後貼る予定ですが)、「ブログ見ました」→「私のツイッターアカウントの更新情報ツイートからブログを見た」ということだろうな、と思います。

(ちなみに私個人のOfficial Siteには「てくてくレトロ」についての記載があるので、Official Siteがランディングになっている可能性もある? と考えたのですが、数ヶ月ぶりに記事更新をしたタイミングでお問い合わせが複数件来たという点から、私のツイッター経由で記事を見た可能性のほうが高いのではと思っています)

ここで更に気になるのが、「私のツイッターアカウントをどうやって見つけたの?」ということなんですが、

・ツイッター内で「ライター」とかで検索した
・「浅草 ライター」「浅草出身 ライター」でGoogle検索すると私のツイッターやnoteの記事がわりと上の方に出てくるのでそこから(noteにもツイッターアカウントリンクしている)

あたりかなぁ、と。まぁ、どこがランディングになっているか、どんな経路で仕事依頼に至っているのかはケースバイケースだと思いますが、ツイッター・note・ブログあたりを回遊したのちお問い合わせに至っているのだろうなと思います。

「note見ました」→最近はnote内でライターを探すケースもあるらしい

最近は「note見ました」でお仕事依頼が来ることもわりとあります。もう今更言うまでもないくらいですけど、noteは書いておくに越したことないな……と実感。
ちなみにnoteではエッセイを中心に書いていて、何か専門的な情報をまとめていてそこに対して仕事が来た……という訳ではありません。(お仕事依頼の導線を作るために、WordPressでつくっているOfficial Siteの「プロフィール・お仕事について」へのリンクをぺたりと貼ったプロフィールnote記事を作り固定表示はしています)

編集の方数名に聞いたところ、ライターを探すときにnoteをやっているようであれば必ずチェックする、とのこと。「メディアに載っているものだと編集が入っている状態だから、編集なしでどのくらい書けるか見たい」というのと、「その人の考え方や人となりを知りたい」という理由からだそう。「noteで書いているこの記事のようなものを書いてもらいたい」と連絡をいただいたこともあります。もはやnoteの記事=執筆実績

また、最近はnote内でライターを探すケースも増えているような気がします。あくまで私の身の回りの体感なので、実数ベースでどうかはわかりませんが。
メディアの編集さんはもちろんのこと、代理店を挟まずに自社コンテンツをつくっている企業さんの中にも「noteでライターを探していて中村さんを見つけた」とおっしゃてくださった企業さんが何社かあってびっくり。まるでnoteがクラウドソーシングのような役割をしている……すごくないか、この流れ。

「編集なしの文章を見せる・自分の考えを伝える」という目的ならnote以外のブログサービスでも良いと思いますが、「note=ライターを探せる場所」というイメージが浸透しつつある状況を考えたら、これから始めるならどのサービスが良い? と聞かれたらnoteをおすすめするかなーと思います。

「お金になるクライアントワーク」を優先しがちだけど

私の場合、「クライアントワーク(ゴリゴリビジネス系インタビュー)」と「自分がやりたい方向(ストーリー性あるインタビュー記事・お店の取材・お出かけ記事・エッセイ・自分でメディア運営とか)」が、現状は一致する状態ではないんです。(最近少しずつ変化していますが)

なぜこうなったかというと、ビジネス系インタビューの経験が会社員時代にあって、フリーになったタイミングでそのときの記事を執筆実績として仕事を獲得してきたから。
仕事は「業種×ジャンル」に分解できますが、どちらか一方の経験があればスライドは比較的しやすい、と思っていて。インタビュー経験があると言っても「ライター未経験」なことには変わりはないので、ひとまず「業種:ライター」を獲得するために、会社員時代の知識や実績を活かせるジャンルのライティングをしてきました。

このやり方が正しかったかどうかはわかりません。最初から自分がやりたいジャンルに突っ込めば良かったかもと思うこともあるし、仕事は仕事としてやって、自分が書きたいことは趣味として続けるのでも良いのかな……と今でも悩むこともあるのですが、「クライアントワーク=自分がやりたい方向」にしたくて、もがいているところ。

そんな状況の中、ブログやnote経由でご依頼いただいたお仕事は、「自分がやりたい方向」にマッチしているものだったので、純粋に嬉しかったです。

とは言え、方向転換しようと思い始めたのはまだ2〜3ヵ月前のことで、そんなに急激に状況が変わる訳でもなく。生きるのにお金は必要で、目先のお金も超大事。それに、ビジネス系インタビューも嫌いな訳ではないので(ビジネス系と一言で言っても色々ある)、引き続きこれまで通りのお仕事も受けていく所存。

ただ、お金にすぐにつながらないアウトプットもやっぱり大事だなぁと思ったので、ブログやnoteも更新していきたい。というか、10日間で5記事更新&不定期更新のnoteを書いている程度で依頼がぽつぽつ来るってことは、ちゃんと継続してアウトプットしたらもっと仕事来るのかも……なんて思いました。まぁやってみないとわからないけど。

昭和生まれなのでインターネットがない時代も経験しているのですが、自分の考えを自由に、しかもほぼ無料でアウトプットできて、それを知り合い以外の人に見つけてもらえるってすごいことだよなぁ〜と。

私が社会人になったころにはもうネットは普通にありましたが、もっと前の年代の方は、未経験でライターになろうと思ったら、電話帳や就活情報誌とかを見て電話で営業したり飛び込みで文章持ち込んだりしていた……のかな?

どちらが良い悪いと論じるつもりはなくて、「時代の流れとともに変わった」という事実があるよね、というだけで、事実に対してどういう立ち位置を取るかは個人の自由。「ネットでアウトプット」が苦手な人もいるからみんなやった方がいいよ! と勧めるつもりもない。

私個人としてはせっかくなら便利なものをうまく利用したいなぁと思っています。ただ、やはり長々とネットに向き合っていると疲れてしまう部分もあるし、「仕事欲しいからブログ・note書こう!」だけのモチベーションだと多分続かない。自分が楽しめる内容で、無理のない範囲でアウトプットをしていきたいと思います。

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中村 英里

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