初めてのカツゲン(2024/03/23)


パッケージの龍は赤と青がありました

初めてカツゲンを見かけたので購入してみました。

カツゲンは北海道で長きに渡って愛されている乳酸菌飲料で、私がその存在を知ったのは中学生の頃。

当時から乳酸菌飲料が大好きだったので、見かけたら飲みたいなーって思っていたら、見かけることなく、もうじき三十路です。

一度大きなチャンスがありました。それは数少ない友人が北海道に移住したときです。その際に私は、

「里帰りのときはカツゲンをお土産に買ってきてくれないか?」とメールを送ったら、

「めんどい」と返信がきてしまい、もうカツゲンを飲むことは叶わないと思って十数年。

突如として私の目に舞い込んできたカツゲン。

もうこれは買うしかないと思い切って購入。金欠で手持ちのお金がほぼないのにも関わらず買ってしまったが、まぁ、十数年越しの浪漫なので致し方なしといったところです。

手元に今まさにカツゲンがある…。

どんな味なんだろう?そう思いながら、紙パックの口を開け、ストローを差し、スゥーっとカツゲンを口に含んでみると…

おぉ?

ん?

これは…新しいな。

乳酸菌飲料って大抵、カルピスっぽいだとか、ビックルっぽいだとか、ヤクルトっぽいみたいな被っている味があるものだと思っていましたが、

カツゲンは被っている味のものがない。

どんな味っぽいかな?と首を捻りながら幾度もテイスティングを繰り返し、一応それっぽい、自分の中でギリ納得のいく味を見つけました。

マミーっぽい味に、ヨーグルト風味を足した飲み物で、後味がパイン飴っぽい感じの飲み物です。

は?カツゲンのどこにパイン要素があんだよ。ハッ倒すぞ?

と思われる方もいるでしょうが、仕方ねぇじゃん。私の引き出しの中で一番それっぽいのがパイン飴の後味なんだから。

なんか後味が飴っぽいんですよね。美味しいんです。

まぁ、文句があるならレスバしようや。沢山のご意見が聞きたいので全国展開してください。雪印メグミルクさん。

どこにも属していない。けど王道を行く味がする乳酸菌飲料。カツゲン。

それは新たなスタンダードを感じさせてくれる美味しくて強い味がしました。


バス賃だったお金でカツゲンを買ってしまったので徒歩で帰ることになりました。



歩くと景色が緩やかなので、草木の麗らかさを鮮明に感じられるのが、まことに雅でありますな。



でもごめん。疲れた。疲れたのでカツゲンと一緒に公園のベンチで休憩しよう。


あぁあああああっ!!!

いつまで経ってもゴールにつかないっ!!!

バスに乗れば良かったなあぁあああああっ!!!

カツゲン美味しいけどバスに乗れば良かったなぁあぁあああああっ!!!


もっとバイト量を増やそう。そうすればカツゲンだって沢山買えるし、バスだって乗り放題だ。カツゲンと一緒に公園のブランコに乗りながら、そう思った。



歩き疲れて見上げたら空は腹が立つほど晴れていました。

※記事内に出てきているカツゲンの画像は中身を飲み干した状態の空の容器を使っています。

おしまい。



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