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留年した あなたへ

私は、大学1年生を2回やってる。

私が通っていた大学では、1年生から2年生にあがるとき、進級試験があった。
私は、その試験を落とした。
結果、留年した。

毎年3月を迎える度に
「今年も留年している子たちがいるんだなあ~」
と思うと心が躍る

そんな留年したあなたに、留年経験者の私からのアドバイスをお送りしたい。

1.死なない

留年したあなたは、「もう、死のうかな・・・」など、ネガティブな気持ちになっているかもしれない。
しかし、死んではいけない
自分を落第させた大学に殺されてはいけない

「だめだ。 線路に飛び込みそうだ」

よし。家まで歩こう。

なーに、たかが50km 3月で、授業もしばらくないんだから。
君は4月からまた1年生だけど、入学式もないんだから。
いくらでも歩いて、家に帰ればいい。

19歳のときの私もそうだった。
ひたすら線路の横を歩き続けて、2時間くらい歩いて、やっと親に言おうという気持ちになった。
「ごめん 留年した」
ママにそうメールして、電車に乗って帰った。

ちなみに、留年すると奨学金の貸与は受けられなくなるため、奨学金頼りで学校に通っている人は、速やかに保護者に相談しよう!
(在学するか、退学するか決めねばならないからね!)

ちなみに私の大学では、進級発表の日に、留年の結果を受けた学生が、
大学で最も高い16階建て(?)の校舎の屋上のふちで、ひたすら寝返りを打ち続けて、レスキューに救助された人もいたとか(春だねえ

2.教授を■さない

これは学生の間で流れていた噂なので真実かわからないが、自分を留年させた教授を駅のホームから突き落とした学生がいたとか・・・。
でも、その噂を聞いた留年者の中に、
「俺、実はあの教授のあとをつけて、家まで行ったことあるんだよね・・・まあ、何もしなかったけどさ・・・」
と限界ギリギリの人はいた(爆
くれぐれも、犯罪者にならないようにしよう!
教授を■しても単位は戻ってこないし進級もできないぞ!♪

3.自分の実力不足を受け止めよう


「留年するくらいなら、浪人してワンランク上を目指せばよかった」
「去年、浪人してた奴と、結局同じ学年になる」
「友達と学年がずれて、同じ授業を受けられない」

色々な思いが頭を駆け巡るだろう・・・。
でも仕方ない。
あんたの点数が低かったんだから。

「全部の授業に出てたのに」
「ノートもきちんと取ったのに」
「テストも全問解答したのに」

仕方ない。演習不足だったんだから。計算ミスでもしたのかもしれないが、仕方ない。それも含めて努力不足なんだ。

私は留年したとき、自分に何が足りなかったのか、改めて自分の学習方法を見つめなおした。
まず、勉強量
甘かった。
大学受験と同じくらい、いや、それ以上に勉強しよう。そう思った。
夏休みも冬休みも、大学の図書館があいている日は毎日通って勉強した。

噂で、「定期試験は、大学院入試の過去問から出題されているらしい」と聞いて、図書館にあった大学院入試の問題を全て解いた。
教科書に掲載されていた問題は、どのレベルも完璧に解けるようにした。
証明問題を100問以上完璧に解けるようにした。
ママに問題を読み上げてもらい、音声だけで解答を作成できるようにもした(爆
過去問は10年分以上解いた(注:大学に入学している学生の話です)
定期試験の過去問の入手方法については次で書く

4.友達を増やす

私は大学に入学したとき、ギャルだった(爆
まず、私の通ってた高校はバカギャル女子校だった
(例1:120名の入学者のうち20名が妊娠・出産のため途中で退学)
(例2:未成年なのにAVに出演してしまい退学)
(例3:高3の卒業式の時点で臨月の者が複数名(これはギリ卒業!🌸))

そんなギャル学校にいた私は、ろくに進路研究もしなかったため、誤って理工系の大学に進学してしまった。
そんなギャルの私には、友達が半年間できなかった。
今の私は、出会って2秒で友達を作れる社交性とコミュニケーション能力を備えているが、当時、マジで友達ができなかった。
特に女子たちは、一切話しかけてこなかった。

同級生の女子たちは、みんな頭の良い高校を出ていて、なんだかお上品で、試験前はみんなで集まって勉強の話をしていた。
一方私は、肩とおっぱいが出ている服を着て(爆)、ミニスカートを履いて(爆)、誰とも話さず1人でボンヤリしていた(爆)チュドーン

しかし、入学して半年経った頃に、「いかん、浮いてる」と気付き、
服装を、メガネ! チェックシャツ! ジーパン!のような秋葉原スタイルに変更したら、やっと友達ができた(涙)

友達ができないと、定期テストの過去問流通ルートに入れてもらえない。
本当に友達は大事です(自分の利益のために

なので、大学に入ったら、周囲のファッションをよく観察し、それに合わせたファッションをして、友達を作ろう!
そして、1年でも多くの定期試験の過去問を入手し、演習しまくろう!!

(※友達と話が合わなくても過去問のために仲良くしよう!ガンバレ!)


5.留年して良かったこと


留年して私は、「自分は無能なうんこです」ということを自覚した。
これにより、私は勉強に対して非常に謙虚になったように思う。

「数学なら、どこの大学の問題でも解けるぜ(キラーン」
などとイキってた、あの頃のアタシ….

しかし、留年を経て
「私は人間のクズです・・・あ、この問題ですか。へぇへぇ。いくらでも解かせていただきやんす(ペコペコ」
「私の説明がわかりにくくてスミマセン・・・全ては私の努力不足です・・・(土下座」

・・・という姿勢が身につき、その後のあらゆる物事を謙虚に泥臭く取り組めるようになった。

これは教員になってからも同じで、理科が苦手という生徒がいても、
「理科って難しいよね・・・(遠い目)」
と、理科が苦手な生徒を否定しない教員になれたと思う。

余談だが、私が勤務していた高校で、ある英語科の先生が
理科大卒の先生で、やさしい先生たちはみんな留年している。でも、冷たい先生たちはみんなストレートで卒業している。」
と分析している人がいた。
言われてみると、たしかに留年経験者はおだやかで優しい人が多かった。
一方、現役合格 → ストレート卒業した理科大卒の先生たちは、冷たい人が多かった・・・。

もし、私が留年していなかったら、本当に人生調子乗りまくりの、他人見下しまくりの、最低最悪クズ糞野郎になっていたと思う。これは本当に思う。そういう意味では留年して良かったと思っている。

あと、教員になったのも留年がきっかけだった。
もともとは研究職につきたいと思ってたけど、
留年したとき、
「やばい、これではまともに就職できない(※)。資格とっとこ」
と思い、教職課程を履修し始めて、結局それが面白くて教員になった。

(※) ちなみに留年が多い大学は就活時「1留」は「0留」扱い(1≒0←!?)
なので、留年が就活に影響することほとんどない。研究職希望の方で留年の前科を気にしている人がいたら、そこはマジで気にしなくていい!
定期試験の成績とか、卒研の内容とか、教授のコネとかそういう方がよっぽど大事!

なので、ピンチはチャンスというか、留年というネガティブダメージも、
捉え方によってはプラスに持っていけると思うので、明日もどうにか生きて下さい。

ちなみに、ノーベル賞受賞者の大村 智先生も理科大(院)で留年してるぞ♪
あなたもレッツ1留大学生♪

おしまい
(※トップ画像はイメージです)