欲。 (詩)
人間にはいろんな欲があって。
あなた以外何も要らないなんて、
簡単には言えないじゃない。
それでも、ふとそんな風に感じるのは、
何かが麻痺してるとしか思えない。
時に、燃える赤い炎のように
時に、静寂の青い水面のように
時に、暖かい黄色い陽の光のように
時に、弾ける桃色の果汁のように
時に、爽やかな緑の樹木のように
時に、暗い漆黒の夜風のように
そして時に…
無垢な真っ白い花嫁のように
あなた以外何も要らない。
そんな感情に襲われる私は、
きっと幸福なんだろう。
それでもまだ、怖い。
生きることも、失うことも。
ざわつく心を、
早く抱いて。
鎮めて。
読んでくださるだけで嬉しいので何も求めておりません( ˘ᵕ˘ )