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40代が転職サイトを徹底活用する方法!募集内容の見極め方で決まる

セカンドゴングのセキグチです。

リクナビNEXT、doda、エン転職、マイナビ転職、はたらいく、インディードなど、世の中に「転職サイト」と呼ばれるものは数多く存在しています。

この記事をご覧になっている40代の方でも、実際に登録したことのある人や、転職サイトを経由して転職したことがある人も多いのではないでしょうか。

大手の転職サイトには、常時多くの求人情報が掲載されています。

サイト内にある検索機能を使えば、希望する仕事を職種や地域、年収などの条件で気軽に絞り込むことができます。

募集の中には、スキルの高いベテラン人材を求めている内容も多いため、うまく使いこなすことさえできれば、最適なマッチングに繋げられます。

しかしながら、転職サイトには数多くの求人情報が掲載されているものの、すべての企業があなたを採用するわけではありません。

転職活動を効率的に進めていくためには、いかに内容を見極めるかが重要です。

今回の記事では、年間800社以上の求人広告をライティングしてきた筆者が、その経験をもとに、転職サイトの賢い使い方についてご紹介します!


40代は年齢条件でNGを出される可能性がある

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一般的に、40代以上の転職は20代・30代の若手に比べて難しいといわれています。

掲載されている求人の中には、募集要項の欄に、

35歳以下の方(例外事由3号のイ:長期キャリア形成のため)

などと記載しているものもあります。

一方で、このような記述がなく、一見すると幅広い年齢層へ向けて出しているように思える求人も数多く存在しています。

実際のところ、40代以上の転職は若手に比べて不利なのでしょうか?

■若手限定で採用を行なっている企業は多い

年齢が高いからといって、採用がされにくくなるとは一概に言い切れません。

40代以上の人を採用すると、社会人としてのビジネスマナーやスキル、経験など、若手と比べて、年齢に比例した多くのメリットが得られます。

そのため募集側が、即戦力として高いスキルを持った人材を探している際には、見事なマッチングが得られるのです。

しかしながら、いまだに面接の可否を履歴書や職務経歴書の年齢欄で決めている、採用担当者が多いのも事実です。

私もこれまで多くの企業を採用面からサポートしてきましたが、その中で、

「40代以上は採用ターゲットから外してほしい」

このように相談されたことは少なくありません。

時には職務の経験者であっても、容赦なく選考外にする会社もあります。

こうした会社が、40代以上の求職者を不採用としている理由はさまざまです。

・考えや仕事の進め方が凝り固まっているのではないか?
・新たな環境や社風に適応できないのではないか?
・既存社員の平均年齢が若いため馴染まないのではないか?

上記のようなNG理由の例は、ほとんどが採用担当者による根拠のない思い込みです。

ですが選考を進めるうえで、現場の採用担当や人事の判断は、避けて通れない部分であることは間違いありません。

このような会社が存在している限り、やはり40代の転職は不利であるといえるでしょう。

■採用する気のない企業への応募は避ける

不採用の通知が出ると、どうしても転職意欲やテンションは下がるものです。

しかし、その不採用という判断は、果たしてあなた自身を考慮したものでしょうか?

もしも年齢のみがハードルとなって、判断されたNG宣告であるのなら、それは余計なストレス源となるだけでしょう。

不幸なミスマッチを避けるために、もとから40代以上を採用する気がない企業については、事前に見極めて応募を見送ることが大切です。


求人広告はまず「求める人材」欄をチェックしよう

転職サイトの求人の中には、40代以上の人を必要としている企業と、そうではない企業の求人が入り混じっています。

大切なことは年齢に関わらず、自分のことを必要としてくれる会社と巡り合うことです。

ここからは40代以上の人が、求人を見極めるうえでとくに重要となる、「求める人材」欄の読み方について説明していきます。

■歓迎している年齢を確認する

雇用対策法10条により、求人には年齢制限を設けることができません。

ただし例外として、前述した「3号のイ:長期キャリア形成のため」などの理由があれば、年齢制限を設けることができます。

しかしこの場合には、求職者に対して一切の経験やスキルを求めないことが、同時条件となっているのです。

つまり、「若い人しか採用しないけど、経験は重視したい」と考えている企業にとっては、そもそも使えない手法なのです。

以上のことから、求人広告の業界では年齢に関する表現を、「活躍中」という形で記載することがあります。

・第二新卒歓迎!20代~30代の女性社員が活躍中
・社員全員が20代!若手が活躍している会社です
・34歳の社長をはじめ、同世代でワイワイ楽しんでいます

上記のような記載がある求人は、採用ターゲットを30代までとしているケースがほとんどです。

年齢制限こそしていませんが、40代の転職者にとってはチャンスが少ないといえるでしょう。

このように、とくに強く「若手活躍」を打ち出している求人には、あまり応募をおすすめしません。

■ベテラン/経験者優遇の記載は要チェック

40代の人であれば見逃せない文言が、「ベテラン歓迎」や「経験者優遇」です。

その他にも以下のようなフレーズがあれば、40代以上の人を求めている可能性はより高まります。

・30代・40代活躍中
・中途入社のベテラン社員も多数活躍中!
・年齢不問!ブランク歓迎、資格(スキル)保持者は優遇します

上記のようなメッセージがある場合には、年齢に関わらず採用を行っている求人である可能性が高くなります。

このような中で気になる求人があれば、積極的に応募してみましょう!


同世代の写真があれば狙い目!一目でわかる企業の理想像

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転職サイトの求人広告には、文章以外にも写真や画像が載せられていることがあります。

ビジュアルイメージがあるだけで、会社や仕事に対する印象が大きく変わるからです。

いわば求人に載っている写真は、その会社にとって、

「どんな会社に思われたいのか」
「どんな人に働いてほしいのか」

上記のような理想像を反映したものであるといえます。

つまり、もしも募集上に40代の人が写真に使われているのなら、その会社は40代以上の求職者を意識していると見ていいでしょう。

■ベテランの写真が冒頭に載っていればベスト

なかには、募集ページの中に写真が複数載っているものもあります。

この場合は、検索画面ページの一覧に出ている写真や、ページ冒頭にある写真が、他の写真よりも目立ちやすくなります。

募集ページのいちばん目立つ位置に、40代以上の社員の写真が使われている場合は、採用側はかなりの確率で、ベテラン人材を意識しているといえるでしょう。


まとめ:40代なら、転職サイトは賢く使おう!

今回は40代の人が、効率的に転職サイトを活用するための方法についてご紹介しました。

転職サイトは応募が気軽にできるので、採用側の一次選考も簡素になりがちです。

年齢条件で足切り設定している募集を見極めることができれば、それだけ体力や時間コストも温存できます。

あなたの「年齢」だけではなく、あなた本来の魅力を評価してくれる企業と出会うためにも、お話しした内容を参考にして、転職サイトの募集内容を事前に確認しておきましょう。

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