「どうしたいか、よ?」

わたしは、本当は…。



わたしは、ある人との関係で、どうしていいか分からないことがある。

いや、踏み出したいとは思う。
けれど、それはどだい無理な話だということが分かっている。

だから、わたしが全て押し殺さなくてはならない。
わたしが、これ以上傷付かないために。


それでも、この迷いや決め切らないわたしに対して、何かしらのヒントが欲しかった。

全ての経緯を話すには、時間が足りな過ぎた。
本当に経緯の1〜10%程度しか説明はできていない。

わたしは、小さな脳味噌をフル回転させ、無い語彙力を駆使し状況とある質問をした。


その時に出た言葉。

「(あなたが)相手とどうしたいか、よ?」

どうしたいか…。
わたしは、相手には絶対に言えないけれど、今思っていることを恩人に言ってみた。

そして、ある言葉をわたしに渡した。

それは、言い方は違えど、一部の周りで支えてくれている人達からも言われたことがあることだった。

そうできれば、きっと楽なんだと思う。
それができず、葛藤し続けている。

やっぱり、わたしの思いは、殺さないとならないのかな。

改めて、やっぱり、恩人は凄い人だ。
なんて強くて、それでいてしなやかで、冷静かつ俯瞰的な人なんだろう。

わたしは、まだまだ【人間】になるには遠いな。
【人間】になれるのか、死ぬのが早いのか。
後者だろうな、きっと。


答えはあっても、相手が望んでいないのなら私の気持ちは押し殺すしかない。
答えを聞く日も、ないのだろうけれど。
どれだけ葛藤しようが、夜は明けないのだから。
早く本当の思いは押し込めてしまおう。


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