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スーパー戦隊 と ワークライフバランス!?(2)

スーパー戦隊 と ワークライフバランス 全く関係なさそうですが実は大ありなんです。
スーパー戦隊のレッド(リーダー)の性格が変容した平成20年前後に、実は大多数のサラリーマンの意識に影響を与える大事件が発生していたのです!

大事件その① 「ワークライフバランス憲章」が制定 平成19年12月
仕事だけでなく、私生活や個人の自己実現にも力を注ごうという風潮が強まり国を挙げての取り組みが開始されました。
http://wwwa.cao.go.jp/wlb/government/20barrier_html/20html/charter.html
またこの動きと関連して、急な残業より恋人とのデートを優先するという風潮、そして法律に守られた権利ばかりを主張し、労務提供という義務を十分に履行しない若者の割合が増加したと思います。

大事件その② 「名ばかり管理職」東京地裁で判決 平成20年1月
店長であっても労働法上の管理監督者には該当しないため残業代を支払えという判決です。その後の全産業での管理職給与に大きな影響をもたらした裁判です。
部課長(管理職)といえば、それまでのサラリーマンにとっては、まず目指す出世の目標、憧れです。それを「管理職に該当しない。」と国が断言したわけです。「なんだ、じゃあ店長や管理職になっても仕事と責任ばっかり増えるだけで何も良いことないじゃん?!」と多くの中堅が考えるのももっともです。実際に知人の飲食店コンサルタントからも、この裁判以降店長を希望する若手職員が減ったとという話を聞いております。

平成20年といえば私が4年間の丁稚を終了し社会保険労務士として開業した年です。確かに修行中の4年間と比べると、明らかに労務相談の数が増加した感じがします。
まず最初に請け負った労務相談が、サービス残業代の請求にかんして。入社6か月で退職した社員から研修期間中の残業(本人の希望によりシステムの勉強をしてもらっていた)代を支払えという弁護士経由の内容証明。最終的に労働審判となり、労働者側の主張が全面採用され数百万の和解金支払い。
ちなみにこの中途社員を新会社に引っ張ってきたのは新社長、以前であれば義理を重んじて決してこのような裁判は発生しないのに、、更にその後は、お客様とのため口、先輩社員への暴言、突然の休業、無断欠勤、そして今に至っては退職代行業者によるメール一本による退職の申し出。。

忠義仁など日本人が大切にしてきた社会生活を送るうえでの心構え、文化が完全に崩壊したと感じるこの15年です。

世界に名だたる技術立国の日本を引っ張ってきたのは、力強いリーダーだったと思います。 強いリーダーが存在しなければこの国は落ちぶれる一方です。 

せめて物語の中だけでも、「俺もこんな強い、そしてかっこいいリーダーになりたい」と子供に思わせるものを作ってもらうことが、世の中をよくする使命で溢れたリーダーをはぐくみ、そして強い国を作るには必要だ、と感じるのは私だけでしょうか?

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