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サンタきてた~

書いている人:過去分詞
だんだん積みエロゲーが増えてきた。

 今年のクリスマスプレゼント(金額は全て私持ちですが)。
 甜花ちゃんのブランケット、知り合いに土下座してコトブキヤまで行って買ってきてもらい1.2倍の値段で買い取る約束をしました。それでもいいや。めっちゃあったかい。
 ていうかかわいいな~~~!これデビ太郎柄なんだな。寝てると角が若干頭に当たるからちょっと上に引っ張ってどかして寝ております。サイコ~!

 後は結構前に注文したプリマニの第五の香水。っつって正直匂いは想像通りイマイチだし安っぽい高校生が使うような匂いだったので付けません。やっぱ浅いエアプオタクの解釈という段階ですらなくキャラクターの色をスポイトで取って職業名だけを伝えて調合してるレベルなんじゃないか?箱のデザインがかっこよかったので別にいいんですけど。買わずにスルーするのもムカつくし。

 あとはすばひび10th。ついに来たな。すばひび自体はHD版をすでにプレイ済みなのでこれを購入する上でのお目当てはリメイクと一緒に収録されているオリジナル版の終ノ空で、今までプレ値のままDL版が出ることもなく手を出しあぐねていたものがリメイク・関連作品と資料集サントラセットで20k弱は非常に……安いのでは?エリーゼもDlsiteでついにDL版が出たので終ノ空リメイクまで通し終わったら買おうと思います。
 終ノ空が普通の値段で遊べるようになったんだしジサツ101は早くDL版を出せ……って僕はさんざん言っているし思っていたんですけど10thの冊子に収録されている「三大電波ゲー鼎談」において「ロム自体はあるがデータや権利の所在がよくわからない」的なことを書かれていてすん……すん……ってなっちゃった。ええ~。なんとかなんないかな。

 今年は多分生まれて初めて人とクリスマスプレゼントの交換をした年かもしれない。前の日記で書いたすみっコぐらしのぬいぐるみをくれた人に私もプレゼントを贈りました。
 クリスマスなんだな~を通り越してもう年末なんだな。僕も明日が仕事納めです。元旦出勤だけど。

 つーことでこの間買ったまま積んでいたSWANSONGをプレイしました。クリスマスになった辺りから初めて昨日の夜中にクリアしたので比較的サクサク進んだかな……。感想書いちゃお。

※以下、SWANSONGのネタバレを含みます※

 大筋としては片手に障害を負った元ピアニストの尼子司が震災に遭い、そこで出会った自閉症の少女八坂あろえと極寒の被災地を生き延びる……的な話だったんですけどマジで俺は「自閉症ヒロイン!?最高じゃねえか!」という一心で購入したのにあろえは別にヒロインじゃなかった。ヒロインになるのはあろえと避難場所を探しているうちに出会う大学生の佐々木柚香という女で、正直好みじゃなかった。
 佐々木柚香は幼少期にピアノコンクールで尼子司と出会っていて、それを今でもずっと覚えていたという伏線はありつつも展開のうちで一緒にいたメンバーが分断されたシーンで尼子とセックスをするんですがマジで急すぎない?濡れた服を乾かしてたっていうのはあるけどそんな急にヒロイン面されても……。
 まあ尼子司も尼子司で割と恋愛感情があったからそういうことになった、というよりは初期に至っては「柚香に求められたから」というなし崩し的な感じが見て取れましたね。実際尼子司は"ピアノ"というものに取り憑かれた男でありぶっちゃけそれ以外の感情が無いような人間なので結構人間性が異常というかちょっと奇妙な感じがする奴だからまあそうなったんだろうな……っていう感じがあった。柚香は「自分の望みなんてない、自分がどうしたいかなんて分からない」というような事を言っていて自分のその自我の薄さのようなモノを尼子司に重ねていたという……俺は嫌いだこの女。ちくしょう。あろえがよかったよ~~~。
 ちなみに八坂あろえ、自閉症の度合いは結構重めでした。中~重度ぐらいか。コミュニケーションブックを持ち歩いている様子やオウム返し、手を振られた後自分に手のひらを向けたばいばいをするetc典型的な自閉症の症状を抱えている事が文中で見て取れるのでめちゃくちゃいいな……と思う一方いつ豪雪・救援がこないまま枯渇する物資・内乱という荒んだ状況で殺されやしないかひやひやしてました。殺されはしなかったけどな。司は選択肢次第で結構死ぬ。
 個人的に私は司を主人公として見ていたんですがこのゲーム、実際は複数のキャラクターの視点で物語を進めていくオムニバス形式を取っていて他には川瀬雲雀(佐々木柚香の友人・ツンデレ)・鍬形拓馬(佐々木・川瀬と一緒に避難していた大学生。後半でCCOみたいになる)・田能村慎(仏みたいなチャラ男。剣道マン。俺はめっちゃ好きだった)を中心としてあとはちょっとしたサブキャラの視点も経つつ……っていう感じで話が進んでいきます。
 震災が起こった季節が12月25日であり、それから作中ではマジで3ヶ月ぐらい時間が過ぎる。その間に救助なんかが来る様子は一切無い。司たちは極寒の中燃料物資の枯渇や他の生存者の捜索を理由に最初の拠点である教会、そして避難先である病院、それから学校へと移っていく。その中で現れる宗教団体大智の会、第三勢力である山岳越境隊。互いに助け合うべき人間同士がこの限界状況においてめちゃくちゃに争い合う姿に「あー、実際そうなんだろうな」とぼんやり思いながらメチャクチャ怖かったです。むしろあろえや司が真っ先に口減らしに合わなかった分良かったんじゃないかとすら思った(実際山の向こうの生存者集落ではハンディキャップ持ちはどんどん殺されてたという言及があったので)
 SWANSONG、ライターがCARNIVALの瀬戸口廉也氏なんですが序盤は学のような内省的(自分の頭の中でひっきりなしに話し続けるあの感じ)な様相はむしろ薄くて?という感じだったんですが後半になって人間同士の争いあいの中で徐々に人格が崩壊していく(というより本性なのか?)様子の描かれ方は非常に瀬戸口節であったと思います。終盤の敵も味方も分からないまま老若男女が殺し合う地獄のような風景の中、襲い来る相手に
・槍で突き刺す。
・話せば分かる。
の二択があり、話せば分かるを選べばBGMが消え、ブッブー、残念でしたと言わんばかりに殺される。逆に槍で突き刺すを選ぶとクイズの正解音のようなSEが鳴り歓声が響きわたる。それを3回ぐらい繰り返すシーンがあって、ここは何かおもしろかったな。
 あとはCARNIVALからの恒例なのかもしれないけど不正解の選択肢を選ぶとHシーンが出るの、毎度ずるいな~。正直CARNIVALほど女性陣に惹かれなかった(原画の人は同じなんだけど作られた年代の差とあとテキスト中に出てくるカットインの絵柄があんまり好みじゃなかった)のでCG回収はしていないんですが話は良かったかな。主要人物の印象が序盤中盤終盤でどんどん変わっていく所とか、複数視点をうまく使いこなしながら時系列の変化をプレイヤーにリアルに感じさせるところはやっぱりライターの実力なんだろうな。群像劇ってめちゃくちゃ難しいもんな。特に終盤の学校脱走組vs自警団の展開とか良かった。どんどん狂っていく鍬形とかそれこそザ・瀬戸口廉也って感じがしてよかった。
 なんかバンドをテーマにした新作のライターを瀬戸口さんがやってるらしいんですが買おうかな。でも最近のゲームの絵柄ってぜんぜん好きじゃないんだよな~。ドーナドーナぐらいか。

 終ノ空の絵柄、正直今までやってきたエロゲーの中で一番好きかもしれない。僕は好き好き大好き!やさよならを教えて等の00年代初期のゲームのCGが非常に好きなのでそれよりもう少しだけ古い終ノ空のザ・ギャルゲーみたいな絵柄が最高なんですよね。原色バリバリ・衣服ピッチリ・髪の毛ぴよんぴよんで小さい顔にパーツがぎっしりみたいな。嬉しいな。年越しまでたっぷり遊ぼうと思います。

 それではみなさんさようなら。良いお年を。

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