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村田兼一写真展『月の魔法』

4年に渡って撮り続けてきた月乃ルナを一冊の本にまとめた。エロスの中に彼女の織り成す魔法で、ユーモアと共に闇の中へと落ちていく感覚に襲われる。(村田兼一)

いつもの場所で撮られた、いつもの写真のようでありつつ、「いつもの」では括れない月乃ルナに特化した撮り方。
カラーコンタクトと金であったり銀であったりするショートボブの髪。
四年間撮り溜めたものからなので、時期に依って月乃ルナの髪色や瞳の色も異なる。

自らの外見を作り込んだ上にも作り込んだ月乃ルナを、更に村田兼一が作り込んで絵にする入れ子構造。
撮影はデジタルであると思われるが、ネガサイズでプリントしたような、枠の滲みと歪み。
テディベアに意思を持たせて能動的に絡ませたカットや、秘部が鍵穴になったカットが面白かった。
(2019.6.22 記)


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