見出し画像

Ryo Ohwada Workshop. Exhibition 2019

tokyoarts galleryへ。
大和田良が主催するワークショップ受講生と、大和田自身の作品を展示した写真展。
カラーとモノクロームで出品されていたが、モノクロームの作品に、より惹かれた。

モノクロームの作品は美麗なプリントが揃っており、それぞれに「自分の色」を出せている。
受講生のプリントのレベルも高いのだけれど、大和田良のそれは矢張り図抜けており、濃密で厳密。

惜しむらくは、受講生の作品は整いすぎてしまっていて、プリントそのものの美しさに写っているものが負けてしまっているきらいがあった事。
お稽古ごとの発表会のような「おとなしさ」。

カラー作品では、石井陽子の撮った奈良の鹿の自由な振る舞いを撮った連作が愉快。
撮っている人以外写っておらず、文字通りの傍若無人。

(2019.6.16 記)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?